高田純 (哲学者)
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高田 純(たかだ まこと、1946年 - )は、哲学者。元・札幌大学外国語学部教授[1]。専門は哲学・環境倫理学・社会思想[2]。
北海道旭川市生まれ[1]。1970年北海道大学文学部哲学科卒業。1975年北海道大学大学院文学研究科(哲学専攻)博士課程単位修得[3]。1999年「実践と相互人格性 : ドイツ観念論における承認論の展開」で文学博士(北海道大学)[4]。帯広畜産大学助教授を経て、1987年札幌大学教授。2017年札幌大学名誉教授。2018年旭川大学教授[3]。2017年に宮田和保の呼びかけで設立されたJR北海道研究会のメンバー[5]。
著書[編集]
単著[編集]
- 『承認と自由――ヘーゲル実践哲学の再構成』(未來社、1994年)
- 『実践と相互人格性――ドイツ観念論における承認論の展開』(北海道大学図書刊行会、1997年)
- 『環境思想を問う』(青木書店[シリーズ「現代批判の哲学」]、2003年)
- 『カント実践哲学とイギリス道徳哲学――カント・ヒューム・スミス』(梓出版社、2012年)
- 『現代に生きるフィヒテ――フィヒテ実践哲学研究』(行路社、2017年)
- 『カント実践哲学と応用倫理学――カント思想のアクチュアル化のために』(行路社、2020年)
共編著[編集]
- 『現代のための哲学 1 人間』(中村行秀、太田直道、石井伸男共著、青木書店、1981年)
- 『哲学のリアリティ――カント・ヘーゲル・マルクス』(岩佐茂、尾関周二、島崎隆、種村完司共著、有斐閣[有斐閣双書]、1986年)
- 『思想探検』(中野徹三、八木橋貢、橋本剛、岩瀬充自共著、窓社、1988年)
- 『ヘーゲル用語事典』(岩佐茂、島崎隆共編、未來社、1991年)
- 『脱原発と工業文明の岐路』(岩佐茂共著、大月書店、2012年)
- 『21世紀に生きる資本論――労働する個人・物質代謝・社会的陶冶』(鈴木敏正、宮田和保共編、ナカニシヤ出版、2020年)
訳書[編集]
- コンスタンチン・I・グリアン『ヘーゲルと危機の時代の哲学』(橋本剛共訳、御茶の水書房、1983年)
- [フィヒテ著]、ラインハルト・ラウト、加藤尚武、隈元忠敬、坂部恵、藤澤賢一郎編『フィヒテ全集 第9巻 道徳論の体系』(忽那敬三、藤澤賢一郎共訳、晢書房、発売:理想社、2000年)
- [フィヒテ著]、ラインハルト・ラウト、加藤尚武、隈元忠敬、坂部恵、藤澤賢一郎編『フィヒテ全集 第3巻 初期哲学論集』(忽那敬三、藤澤賢一郎共訳、晢書房、発売:理想社、2010年)
- ミヒャエル・クヴァンテ『ヘーゲルの行為概念――現代行為論との対話』(後藤弘志、渋谷繁明、竹島尚仁共訳、リベルタス出版、2011年)
- ミヒャエル・クヴァンテ『ドイツ医療倫理学の最前線――人格の生と人間の死』(監訳、盛永審一郎、長島隆、村松聡、後藤弘志訳、リベルタス出版[リベルタス学術叢書]、2014年)
出典[編集]
- ↑ a b カント実践哲学とイギリス道徳哲学―カント・ヒューム・スミス 紀伊國屋書店
- ↑ 21世紀に生きる資本論―労働する個人・物質代謝・社会的陶冶 紀伊國屋書店
- ↑ a b カント実践哲学と応用倫理学―カント思想のアクチュアル化のために 紀伊國屋書店
- ↑ CiNii 博士論文
- ↑ 『地方交通線存続の課題と提言――北海道における鉄道の再生と地域の発展にむけて(PDF)』一般財団法人国鉄労働会館、2018年9月