隅田川シャトル

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
シャトル運用に入るEF65 2092(2022年12月)

隅田川シャトル(すみだがわしゃとる)とは、日本貨物鉄道(JR貨物)が東京貨物ターミナル駅から隅田川駅の間で設定している貨物列車の愛称。隅シャ武蔵野シャトルとも呼ばれる。

東海道貨物線武蔵野線常磐線を経由する。

概要[編集]

東京都品川区の東京貨物ターミナル駅から同荒川区の隅田川駅を結ぶ。1日4往復運行されており[1]、東海道・山陽方面からの貨物コンテナを東北・上越・常磐方面に中継する役割や、武蔵野線内の途中の貨物駅についてのコンテナ発着・発送を担っている[2]

武蔵野線回りで向かうシャトル貨物列車のため、3時間をかけて大きく首都圏を迂回運転する。

列車番号は、72列車73列車74列車75列車76列車77列車78列車79列車奇数番号の列車は東京タ→隅田川間、偶数番号の列車は隅田川→東京間にて運行される。77列車~78列車・73列車~74列車は新鶴見機関区所属のEF210形、75列車~76列車は吹田機関区所属のEF210形、79列車~72列車は吹田機関区所属のEF66形に運用が設定されている[3]

使用車両[編集]

隅田川シャトルを牽引するEF66 126(2023年、吉川美南駅)

コンテナ運用のため、運用がランダムとなるコンテナ貨車の形式掲載は省略する。

現在の使用車両[編集]

2023年ダイヤ改正より登場。新A205・新A208・新A210仕業における77列車~78列車(改正前はEF65形新鶴見機)、新A219・新A220仕業における73列車~74列車(改正前はEF66形吹田機)の2往復において運用が設定されている[4]
こちらも新鶴見機と同じく2023年のダイヤ改正より登場。この改正において吹A129・吹A130仕業に75列車~76列車(改正前はEF66形吹田機)の1往復の運用が設定された[4]
近年までEF65形に代わって急速に運用が拡大していたが、2023年のダイヤ改正では、それまで3往復あった運用が大幅縮小され、吹A7・吹A9仕業における79列車~72列車の1往復だけとなった[4]

過去の使用車両[編集]

長らく同運用で使われていたが、2023年のダイヤ改正で遂に運用が消滅した。改正前の2022年3月でのダイヤは新A62・新A64~新A65仕業にて78列車~77列車の1往復に運用が設定されており、八丁畷駅府中本町駅川崎新町駅などで撮影される鉄道ファンが非常に多かった[5]

脚注[編集]

[ヘルプ]
出典
  1. ■隅田川シャトル■2020年3月改正より半分がEF66牽引に”. way-nifty.com (2020年3月28日). 2023年3月13日確認。
  2. 東京タ-隅田川・シャトル便を捉える”. 旅メモ (2021年6月14日). 2023年3月13日確認。
  3. みやがわ (2023年3月18日). “JR貨物ダイヤ改正(EF65形9仕業削減+リニア残土増便)”. 4号車の5号車寄り. 2023年3月19日確認。
  4. a b c 貨物ちゃんねるより
  5. 新鶴見機関区 EF65形 運用履歴(2023年02月)”. 4号車の5号車寄り (2023年2月). 2023年3月19日確認。
注釈

関連項目[編集]