隅田川シャトル
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隅田川シャトル(すみだがわしゃとる)とは、日本貨物鉄道(JR貨物)が東京貨物ターミナル駅から隅田川駅の間で設定している貨物列車の愛称。隅シャ・武蔵野シャトルとも呼ばれる。
概要[編集]
東京都品川区の東京貨物ターミナル駅から同荒川区の隅田川駅を結ぶ。1日4往復運行されており[1]、東海道・山陽方面からの貨物コンテナを東北・上越・常磐方面に中継する役割や、武蔵野線内の途中の貨物駅についてのコンテナ発着・発送を担っている[2]。
武蔵野線回りで向かうシャトル貨物列車のため、3時間をかけて大きく首都圏を迂回運転する。
列車番号は、72列車・73列車・74列車・75列車・76列車・77列車・78列車・79列車。奇数番号の列車は東京タ→隅田川間、偶数番号の列車は隅田川→東京間にて運行される。77列車~78列車・73列車~74列車は新鶴見機関区所属のEF210形、75列車~76列車は吹田機関区所属のEF210形、79列車~72列車は吹田機関区所属のEF66形に運用が設定されている[3]。
使用車両[編集]
コンテナ運用のため、運用がランダムとなるコンテナ貨車の形式掲載は省略する。
現在の使用車両[編集]
- JR貨物EF210形電気機関車(JR貨物新鶴見機関区所属機)
- 2023年ダイヤ改正より登場。新A205・新A208・新A210仕業における77列車~78列車(改正前はEF65形新鶴見機)、新A219・新A220仕業における73列車~74列車(改正前はEF66形吹田機)の2往復において運用が設定されている[4]。
- JR貨物EF210形電気機関車(JR貨物吹田機関区所属機)
- こちらも新鶴見機と同じく2023年のダイヤ改正より登場。この改正において吹A129・吹A130仕業に75列車~76列車(改正前はEF66形吹田機)の1往復の運用が設定された[4]。
- 国鉄EF66形電気機関車(JR貨物吹田機関区所属機)
- 近年までEF65形に代わって急速に運用が拡大していたが、2023年のダイヤ改正では、それまで3往復あった運用が大幅縮小され、吹A7・吹A9仕業における79列車~72列車の1往復だけとなった[4]。
過去の使用車両[編集]
- 国鉄EF65形電気機関車(JR貨物新鶴見機関区所属機)
- 長らく同運用で使われていたが、2023年のダイヤ改正で遂に運用が消滅した。改正前の2022年3月でのダイヤは新A62・新A64~新A65仕業にて78列車~77列車の1往復に運用が設定されており、八丁畷駅や府中本町駅、川崎新町駅などで撮影される鉄道ファンが非常に多かった[5]。
脚注[編集]
- 出典
- ↑ “■隅田川シャトル■2020年3月改正より半分がEF66牽引に”. way-nifty.com (2020年3月28日). 2023年3月13日確認。
- ↑ “東京タ-隅田川・シャトル便を捉える”. 旅メモ (2021年6月14日). 2023年3月13日確認。
- ↑ みやがわ (2023年3月18日). “JR貨物ダイヤ改正(EF65形9仕業削減+リニア残土増便)”. 4号車の5号車寄り. 2023年3月19日確認。
- ↑ a b c 貨物ちゃんねるより
- ↑ “新鶴見機関区 EF65形 運用履歴(2023年02月)”. 4号車の5号車寄り (2023年2月). 2023年3月19日確認。
- 注釈