貨物ちゃんねる
概要[編集]
JR貨物のみならず、JR全社の機関車・検測車等の運用情報を投稿、共有することのできるウェブサイト。玄武氏という人物によって運営されている。サイト開設年月は不明だが、ウェイバックマシンでは2011年時点では存在していることが分かっている[1]。この手のサイトでは珍しくユーザー同士の交流の場である掲示板機能・雑談機能が備わっており、また老舗サイトとのこともあって鉄道ファンからは絶大な人気を誇っていた。
パソコン環境でサイトにアクセスした際のトップ画面には予讃線の見立海岸を走行するEF65 1041(トシイチ)が映される[2]。
2022年11月ごろよりサイトが一時アクセス不能に陥り鉄道界隈に大きな影響をもたらしたが、翌年2月1日にはこれが解消。メンテナンスが同時に行われて2022年2月4日現在では掲示板機能を除いて復活している。
問題点[編集]
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貨物ちゃんねるは一定の支持を持っているのは確かだが、一方で問題点も少なからず存在する。
まずは特定の環境ではアクセスそのものがし辛いという点である。これはメンテナンス以前に多く見られ、主にWi-Fi環境・パソコン環境で発生。具体的には、サイトのリンクを押しても404 Not Foundが表示されて先に進めず、貨物運用はおろかホーム画面すら除けないという点であった。これはキャッシュの破棄やIPアドレス変更、cookieの設定変更などを行ってもアクセスが不可能なもので、原因は謎に包まれたままである。
また、2023年のメンテナンス前まではHTTPでの通信となっており、一部の端末では警告画面が表示されるというのも悩ましい点であった。その状況下で突如としてサーバーメンテナンス画面が表示されたため、インターネット上の撮り鉄の間では「JR貨物が撮り鉄対策でサイバー攻撃を仕掛けたから、サーバーの弱い『かもちゃん』(貨物ちゃんねるの略称)が鯖落ちしたんだ」などという陰謀論まで飛び出す始末だった。メンテナンス後も依然としてサーバーが不安定な状態が続いており、中にはページを開くと米・FBIの報告用ページに遷移する者も。
沿革[編集]
- 2010年ごろ?:サイト作成
- 2022年(令和4年)11月:トップページに「現在メンテナンス作業中です」とメッセージのみ表示されるようになる。
- これを受けて、首都圏鉄道ポータルコミュニティサイト『4号車の5号車寄り』は代替として新たに「機関車運用状況」というページを開設した。また、これに合わせて鉄道ニュースサイト『2nd-train』も「機関車・車両運用表」を設置した。
- 2023年(令和5年)
- 1月5日:完全にアクセス不能(サーバーダウン状態)になる。Twitterでは「#ありがとう貨物ちゃんねる」がトレンド入り。
- 1月21日:代替サイト『新・貨物ちゃんねる』が急遽オープン[3]。しかしその実態は4号車の5号車寄りの運用情報をウェブスクレイピングして運用を反映しており、翌22日には4号車の5号車寄り運営より苦言が呈された。
- 1月29日:長らく貨物ちゃんねるの代替サイトとして期待されていた『全日本貨物ちゃんねる』が正式オープン[4]。
- 1月31日:協議の末、『新・貨物ちゃんねる』の運営権を4号車の5号車寄りが取得。同日より同サイト管理者による運営がスタート。
- 2月1日:長いメンテナンスを経て突然として復活する。メンテナンス後の運用が面では車番のフォントが変更された。
脚注[編集]
- ↑ 貨物ちゃんねる - ウェイバックマシン (2011年6月19日)
- ↑ “2/21 四国内で走る原色PF貨物を撮る”. FYMの鉄道撮影記録 (2020年2月29日). 2023年2月4日確認。