自己言及的なページ
自己言及的なページ(じこげんきゅうてきなぺーじ、英:Pages that look like the things they're about)とは、ユーモアや風刺をテーマにしているアンサイクロペディアやウソペディアで多用されている記事作成技法、及びその技法によって作られたページである。
概要[編集]
自己言及的なページとは、主に非言語的・視覚的な手法によって、項目の内容を感覚的に表現したページである。英語表現の和訳「その項目のように見えるページ」が、比較的直観的な定義であろう。
由来[編集]
元々は、jawp:Wikipedia:ウィキペディアへの自己言及に見られるように、自己言及的な表現を否定的に見るWikipediaを、アンサイクロペディアがパロディー化したものだと思われる。
評価[編集]
自己言及的なページについては、アンサイクロペディアでは、秀逸な記事にjaucp:あああああああああ!、jaucp:ニヒリズム、jaucp:再帰、jaucp:自己満足、jaucp:要出典などの初期の記事が選出されているものの、後続記事が自己言及的表現を用いている場合の評価は厳しく、N番煎じであること自体をネタにしたり、jaucp:空白やjaucp:白文字のように、ひねりを加えたものを除けば、殆どがN番煎じとしてNRVを貼られることになる。「模倣はオリジナルの価値をも下落させるから」らしいが、そもそも同じ記事を二度三度と見れば飽きて自然と価値が下がることはjaucp:誰も気にしないようである。
ちなみに、英語版ではより積極的に画像を使った短文記事が見られ[1]、評価基準が日本語版とは異なっているようであるが、やはりuncyclopedia:en:Nihilismは2005年のTop10に選ばれるなど、高く評価されているようである[2]。
一方、ウソペディアでは、自己言及的であることを理由に削除されることはないものの、ウソペディア:秀逸な記事の認定方針によると、「自己言及的なページ(自己言及しか武器がないページ)は原則禁止(JAUCPで秀逸認定されていても)。例えば、自己満足は(JAUCPでは秀逸認定されており、ウソペディア版はJAUCP版以上に激しく自己賛美しているが)ダメ。」と記述されており、秀逸な記事になることもできない模様である[3]。
代表例[編集]
アンサイクロペディア[編集]
ウソペディア[編集]
エンペディア[編集]
詳細は「カテゴリ:自己言及的なページ」を参照
DynamicPageListを用いててきとーに表示している。
脚注[編集]
- ↑ uncyclopedia:en:Cigarette buttやuncyclopedia:en:Facepalm、uncyclopedia:en:Cartなど。
- ↑ 英語版のNihilismの表示を消して文章を入れる技法は、ウソペディア版虚無主義の方が僅かに先行して導入されている。他言語版アンサイクロペディアを含めた真の発信源がどこかは不明だが、順序関係として、二番煎じとされるサイトの方が世界的な本家よりも先行しているのは、奇妙なことである。
- ↑ ただし、先編集主義を採用している仕様上、{{先秀逸}}を貼ることは禁止されていないようである。
関連項目[編集]
アンサイクロペディア関連 |