中二病

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
P
ピクシブ百科事典のタグ推し達が中二病を執筆しています。
ニコニコ大百科ではプレミアム会員がお金をかけてまで中二病の記事を執筆しています。

中二病(ちゅうにびょう)は、思春期(特に中学2年生ごろ)に特に顕著に発症することが多いとされる、「過剰な自意識」や「それに基づいた行動」に対する揶揄的または侮蔑的・侮辱的な俗語であるゆえ、厨二病と表記されることもある。「中学生」を子供扱いして「中坊」というところから、中二病の発症者を「厨房」とも表記されることがある。伊集院光 深夜の馬鹿力が発祥だが、のちに伊集院本人は、ネットなどで使われている中二病という言葉の意味が変わってきたことで、「めんどくせぇ」と思い、その言葉自体に触れることはなくなっている。

概要[編集]

機序としては、せん妄(譫妄)と同じである。たとえば「突然意識を失って救急車で病院に運ばれて、気がついたら病室のベッドに寝かされていた」といった場合で、「原因が判らないので、入院してしばらく様子をみましょう」とか言われた場合、入院が長期化した場合には、譫妄症状が起きる確率はかなり高くなる。「自分を取り囲んでいる環境が変化する」というのはそれだけストレス要因としては重大(シリアス)なものである。「譫」は「高熱でうわごとをいう」の意であり、精神的なストレスのために妄想があふれ出てきて自分では止めようがなく、それが行動に出てしまって自分では対処できず「譫妄」となって現れる。
そのとき、自分がよく知っていて親しくつきあっている人物がいて、ロールモデルとして役立ってくれればそれで済む話なのだが、「親は馬鹿だし教師は頼りにならないし学校は逃げ腰でツレはアホばっかりで、自分はパッとしないし馬鹿だから難しいことは考えられない」とかいったら、そりゃあ譫妄のひとつも起こそうというものである。ありきたりな反社に取りこまれて食い物にもカモにも捨て駒にもされなかっただけでも運がよく、ファンタジーという避難場所があっただけなんぼかマシだと思える。 『ボクは算数しか出来なかった』の著作もある小平邦彦は日本人として初めてフィールズ賞を受賞した著名な数学者だが、こういう方は中二病にはなりたくてもなれない。「馬鹿の一つ覚え」というから何か一つくらい取柄はあろうし、「馬鹿と鋏は使いよう」だから「こいつは見込みがある」と見込んでくれる人がいたら中二病にはならない。

“患者”の心理[編集]

中学校の二年生というと、「自分が自分であることには変わらないのに、人間関係も含めて自分を取り囲んでいる環境が否に応もなく大きく変化する」時期である。その意味で一過性であることも多いが、その変化に適応できずに「病気」と呼ばれてしまうのは、周囲の大人が無関心であったことの結果である。「将来が不安だ」と口にはするが、「不安」は原因がないので対処することができない。(恐怖は対象があるので対処する方法がある)
中二病は、目隠しをされて片足で立たされているようなものだ。目を見開いて二本の足で立っていれば、誰かが支えてくれなくても転倒することはない。

種類と特徴[編集]

一言に中二病といっても、色々と種類がある。種類の名前は他のサイト(ニコニコ大百科など)から拝借したり、筆者が自分で考えた適当なものなので深い意味はない。(はっきりいって意味が伝わればなんでもいい)

全ての種類に共通している特徴[編集]

理由なくいじめられていた[編集]

もともと「いじめ」に理由などない。いじめている方(加害者)だって「自分はなぜ対象としてこいつをいじめているのか」は意識化できない。意識化できないからである。むしろ、「自分がコレをいじめの対象として選んだ理由」を探しているのは加害者のほうである。

自分は他人とは違う、特別な人間だ[編集]

フェスティンガー的防衛機構というものは人類が普遍的に持っている心理的な防衛機構である。この防衛機構が働く引き金になるのが「認知的不協和」である。自分が信じていることが実現しなかったときに、実現しなかった理由を探してしまうのが人間である。それが見当外れだったのにうっかり信じてしまうことを「誤帰属」という。 中二病が「他人とは違う自分を演出している」ように見えるのは、不安を恐怖に置きかえて、対処の方法を探すという実験的な行動である。邪眼の持ち主だとか、特殊な才能があるとか、他の人とは違うジャンルに足を突っ込んでいるとかはそれが理由である。

"違いの分かる自分"を気取りたいのだが、照れと痛々しさがあるのですぐ鍍金は剝げる[編集]

  • ブラックコーヒーを飲みたがるが、豆の産地には詳しくない
  • ポケットに手を突っ込んで人生にこなれた(飽きた)雰囲気を出そうとしているが、見るからに場違い
  • 親と適切な距離を置きたいが、適切な距離感が掴めないので気まずくなるだけ
  • メディアやインターネットで仕入れた知識を自分の考えであるかのように語る(『アメリカって汚いよな』など)
  • 上記に付随し、見た・聞いた知識を経験として語る。売上で優劣を付け、人気作品を「人気が出る前から知っていた」などというが、作品自体の読みが浅い
  • 様々なものを批判しはじめる一方、批判だけで具体案はない
  • 異端大好き。オカルト大好き。カルトは怖いしノリが合わないので信者にはならない
  • いわゆる「手垢がついた」言葉が嫌いで、難しい単語、熟語、言い回しを使いたがる
  • ロングコートやマントに憧れ、こっそり大型のナイフを買いたくなる。だけど携帯すると検挙されちゃうので、ヴィクトリノックスのエクセルシオール(旧スーベニア)は買って、うっかり人に見せびらかして教師に没収される
  • 学校が武装集団に占領されて自分1人で戦う事を妄想するが、丸腰の中坊が武装集団が勝てるわけではないと思うくらいの分別があるので、異能とか異世界の武器とかを夢想するほうにシフトする。

エトセトラ...

DQN系[編集]

不良に憧れる。だが所詮芯はいい子なので、怖くて規則を破れない。本物の不良に絡まれるのは死。

不良になりきろうとする[編集]

不良になりきろうとするが、やっぱり規則破りが怖い。所詮芯はいい子だから。

結局不良もどき[編集]

言ってることだけはまあまあ不良だが、他のことはボロが出るため本物の不良とすぐ見分けがつく。 年寄りや子供が困っていたりするとついつい助けちゃって、あげく「お礼にこれを」とかわたされた飴ちゃんや蜜柑をその場で地面に叩きつける …… こともできずに逃げるように走り去ってゆく。顔は赤い。

サブカル系[編集]

商業的には成功しそうにない無名なバンドや物語、音楽のジャンル、映画などにはまる。亜種としてインテリ系がいる。はまったというものは大抵、そんなに興味はない。

はまったもののことなら何時間でも語れると豪語する[編集]

ただし、相手が素人の場合、すぐ話題が尽きる。

亜種・インテリ系[編集]

はまるものがインテリ風。「知ったかぶりをする」奴はすぐバレる(沖縄では「学ぶり」)もいるが、たまに採算無視の「学むに」もいるが、こちらは中二病とは無関係。
とはいっても、インテリが「中二病を拗らせただけ(笑)」とか言っていたりするので、中二病の病理についてはより深い研究が必要であるかもしれない。

真性中二病・邪気眼系[編集]

いわゆるThe 中二病。漫画やアニメ、ライトノベルなどに影響を受け、自分の設定を作る。

???:フフッ、よく来たな。此処からは我が説明しよう。

名前が長いし読み辛い[編集]

幽縺:我が名は魔界の旧支配者である封神(ふうじん)・幽璃 妖封縺(ゆうり ようふうれん)だ。幽縺とでも呼んでくれ。

眼か腕に封印せし邪気眼(的な名前の魔眼)やら魔物やらがめっちゃ疼く。空気を読まない。[編集]

幽縺:...ちょっと待ってくれ。我が右目の邪封魔眼が疼くッ...ぐっ、鎮まれ、今は覚醒するときではないッ... 幽縺:やっと鎮まったか...

設定が壮大で長い。そしてこまかい。[編集]

幽縺:我は昔、神として魔界を治め、旅していたが...(ry(語り終えるのに3時間かかりました)

怪我でもないのに包帯や眼帯をつける[編集]

幽縺:邪封魔眼は眼帯をして封印してあるので、見たものは居ない。

細々とした魔術的な雑貨好き[編集]

幽縺:我の部屋にも沢山の神器がある...これは我が愛剣・ムラマサだ。

The・中二的技名[編集]

幽縺:この十字架は、お前を捕える美しく残酷な檻となる。メギオダウツ・アーティクリゼル!(一晩かけて考えた深い意味はないけど語感がかっこいい技名)

余談[編集]

14歳ぐらいは誰でも中二病[編集]

バスケ部のイケメンでモテるあいつも、好きなかわいい女の子も、家に帰ればきっと、部屋で魔法陣を描いたりその人しか知らないバンドを聞いています。みんな中二病です。

中二病離れ[編集]

ネットで 中二病の情報が手に入るようになり、小6の頃に軽度の中二病が発症するだけで終わったり、「中二病は恥ずかしい」と決別して中二病にならなかったり、中二病離れが進んでいます。かわりに台頭してきたのがGeekです。現役の(「元」は加勢していい)Geekと往年のヲタクの交流戦とかおもしそそうだな。

中には中二病だとわかって自ら中二病になろうとしている人も居ますが...