浪江町
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浪江町(なみえまち)は、日本の福島県浜通り北部にある町。双葉郡(1896年以前は標葉郡)に属する。町内東部の請戸漁港は、福島県の最東端にあたる。
概要[編集]
福島第1原発のある双葉町に隣接している。平成23年(2011年)3月11日の東日本大震災当時の人口は2万1500人であり、大震災での津波などで182名が死亡した。大震災の翌日である3月12日、役場機能を津島支所に移し、町民およそ8000人も津島地区に避難したが、同日午後に福島原発1号機が爆発し、国や県、東電から連絡が無い中、町民は3月15日まで避難を続けた。平成24年(2012年)3月、帰還困難区域に指定され、これにより7市町村にまたがる帰還困難区域の総面積337平方キロのうち、浪江町は180平方キロと53.4パーセントを占めている。国は1市町村に1箇所、特定復興拠点を設けて除染とインフラ整備を進めているが、浪江町は面積が広いことから3箇所指定されている。
平成29年(2017年)3月31日、町の8割を占める帰還困難区域を除いて避難指示が解除され、これにより役場も二本松市から浪江町に帰還したが、平成31年(2019年)2月末時点で居住者はわずか599世帯、910名にとどまっている。