帰還困難区域

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帰還困難区域(きかんこんなんくいき)とは、平成23年(2011年)の東日本大震災による福島第1原発事故が発生後の平成24年(2012年3月の時点で年間放射線量が50ミリシーベルトを超えていた地域のことである。福島第1原発がある大熊町双葉町のほか、浪江町南相馬市葛尾村飯館村富岡町の7市町村にまたがり、総面積は337平方キロである。原則では立ち入り禁止で、境界にはバリケードが設けられている。対象の住民は2万4000人に当たる。一時立ち入りには市町村長が発行する通行証が必要であり、宿泊は不可能である。日本政府は1市町村に1箇所、特定復興拠点(特定復興再生拠点区域)を設けて除染とインフラ整備を進めている。