水戸豊幸樹
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基礎情報 | ||||
四股名 | 水戸豊 | |||
本名 | 本多 諒 | |||
愛称 | コーキ | |||
生年月日 | 1993年4月8日(31歳) | |||
出身 | 東京都練馬区 | |||
身長 | 177cm | |||
体重 | 164kg | |||
所属部屋 | 錦戸部屋 | |||
得意技 | 左四つ、押し、寄り | |||
成績 | ||||
現在の番付 | 引退 | |||
最高位 | 西幕下16枚目 | |||
生涯戦歴 | 151勝121敗22休(43場所) | |||
データ | ||||
初土俵 | 2009年3月場所 | |||
引退 | 2016年5月場所 | |||
備考 | ||||
2016年5月25日現在 |
水戸豊 幸樹(みとゆたか こうき、1993年4月8日 - )は、東京都練馬区出身で、錦戸部屋に所属していた元大相撲力士。本名は本多 諒(ほんだ りょう)。身長177cm、体重164kg。最高位は西幕下16枚目(2014年1月場所)。低く鋭い立合いから左を差して一気に出る相撲が水戸豊の型である。投げや引き技に頼らず前に出る相撲に徹していることが特徴。大島部屋に所属した元幕下旭鶴は父、高田川部屋に所属した鶴乃湖は兄、現役時代同じ錦戸部屋に所属していた呼出鶴太郎、本多(現・若ノ湖)は弟。
来歴[編集]
入門まで[編集]
小学生時代から相撲を始めており2005年には6年生部門でわんぱく横綱に輝いた経験もある。中学卒業前に兄の鶴乃湖(最高位は幕下)を追って高田川部屋への入門を志して訪問の連絡を入れるも「弟が入ってくると馴れ合いになる。相撲に集中したいなら別のところへ行きなさい」と断られる。そこで、憧れの力士である出島[1]の所属する武蔵川部屋(現在の藤島部屋)へ連絡を入れたが先代武蔵川に「もう新弟子決まっちゃったから」とここでも断られる。そんな中であちこちの部屋に入門を志願していた本多の噂を聞いた錦戸が勧誘したことで中学卒業直前の2009年3月場所に錦戸部屋所属力士として初土俵を踏んだ。
入門後[編集]
初土俵から翌2010年5月場所まで本名で土俵に上がり続けたものの、錦戸や兄弟子の風冨山が度々名前を呼び間違えていたことがきっかけで現在の水戸豊幸樹を名乗るようになった。稽古場では怖い風冨山に鍛えられ、私生活では情に厚い錦戸に励まされながら2009年11月場所から2012年9月場所までの3年間に渡り三段目で辛抱し、初土俵から4年近く経過した2012年11月場所に初めての幕下に昇進。2012年3月場所に弟の本多春平が同じ錦戸部屋に入門してから稽古熱心さが増したといい、突き押しの強化のために腕立て伏せと鉄砲を朝夕各200回ずつこなすようになったと伝えられている[2]。新幕下場所の11月場所を5勝2敗で終えると翌場所は東幕下60枚目から東幕下40枚目まで自己最高位を更新。2013年4月頃になると序二段で1年ほど停滞している弟の春平を元気づけるためにさらに稽古量を増やし、2013年5月場所から同年11月場所まで4場所連続で4勝3敗の勝ち越しを果たす。2014年1月場所には西幕下16枚目まで最高位を更新した。しかし、その場所直前の1月3日に兄弟子の風冨山が酒に酔って飲食店の門松を壊す事件で逮捕されてしまう。風冨山は本場所出場に支障が出なかったものの事件の影響で土俵に集中できなかったのか水戸豊は7番相撲で黒星を喫し、3勝4敗の負け越し。2014年11月場所では7番相撲で右膝の前十字靭帯と半月板を損傷し、2015年1月場所と3月場所を連続で全休。復帰した同年5月場所では勝ち越しを果たす。[3]2016年5月場所限りで現役引退。[4]
エピソード[編集]
- 2012年1月30日に床山研修会の練習台となって大銀杏を結ってもらった(当時まだ三段目であった)[5]。
- 2013年1月場所直前に風冨山が逮捕された際は部屋の衆を全員集めて被害に遭った飲食店へ詫びに行こうとしたが、錦戸から「何人も押しかけたら相手を威圧してしまうことになる。風冨山と私の2人が謝罪する。もう夜が明けたから稽古の準備でもしなさい」と止められて落ち着かないまま部屋の衆たちと稽古の準備に取り掛かった。
主な成績[編集]
- 通算成績:151勝121敗22休(43場所)
一月場所 初場所(東京) |
三月場所 春場所(大阪) |
五月場所 夏場所(東京) |
七月場所 名古屋場所(愛知) |
九月場所 秋場所(東京) |
十一月場所 九州場所(福岡) |
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2009年 (平成21年) |
x | (前相撲) | 西序ノ口15枚目 5–2 |
西序二段77枚目 6–1 |
西序二段5枚目 5–2 |
東三段目72枚目 4–3 |
2010年 (平成22年) |
西三段目55枚目 4–3 |
東三段目40枚目 2–5 |
東三段目64枚目 2–5 |
西三段目90枚目 5–2 |
東三段目55枚目 4–3 |
東三段目39枚目 5–2 |
2011年 (平成23年) |
西三段目14枚目 3–4 |
八百長問題 により中止 |
西三段目29枚目 4–3 |
東三段目5枚目 1–6 |
東三段目38枚目 5–2 |
西三段目13枚目 4–3 |
2012年 (平成24年) |
西三段目2枚目 3–4 |
東三段目17枚目 3–4 |
東三段目37枚目 3–4 |
西三段目23枚目 4–3 |
東三段目10枚目 4–3 |
東幕下60枚目 5–2 |
2013年 (平成25年) |
東幕下40枚目 4–3 |
東幕下31枚目 3–3–1 |
西幕下41枚目 4–3 |
西幕下34枚目 4–3 |
東幕下28枚目 4–3 |
東幕下21枚目 4–3 |
2014年 (平成26年) |
西幕下16枚目 3–4 |
東幕下23枚目 4–3 |
東幕下17枚目 2–5 |
西幕下31枚目 5–2 |
東幕下19枚目 4–3 |
東幕下16枚目 3–4 |
2015年 (平成27年) |
東幕下23枚目 休場 0–0–7 |
西三段目3枚目 休場 0–0–7 |
東三段目64枚目 4–3 |
西三段目48枚目 6–1 |
西幕下57枚目 3–4 |
西三段目9枚目 5–2 |
2016年 (平成28年) |
東幕下46枚目 3–4 |
西幕下57枚目 4–3 |
西幕下49枚目 引退 0–0–7 |
x | x | x |
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。 優勝 引退 休場 十両 幕下 三賞:敢=敢闘賞、殊=殊勲賞、技=技能賞 その他:★=金星 番付階級:幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口 幕内序列:横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列) |
改名歴[編集]
- 本多 諒 (ほんだ りょう)2009年3月場所 - 2010年5月場所
- 水戸豊 幸樹(みとゆたか こうき)2010年7月場所 - 2016年5月場所