柳田悠岐
基本情報 | |
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出身地 | 広島県広島市安佐南区 |
生年月日 | 1988年10月9日 |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
守備位置 | 外野手 |
身長 | 188 cm |
体重 | 92 kg |
所属チーム | 福岡ソフトバンクホークス |
柳田 悠岐(やなぎた ゆうき、1988年10月9日 - )は、広島県広島市安佐南区出身[1][2]のプロ野球選手(外野手)。
経歴[編集]
県立広島商業、広島経済大学を経て、2010年にプロ野球ドラフト会議で福岡ソフトバンクホークスから2巡目指名を受けた[3]。2位指名は数名の候補の中から秋山翔吾を指名する方向で固まっていたが、会長の王貞治の鶴の一声で柳田の指名が決まった。入団後すぐの春季キャンプは新人唯一のA組スタート[4]。するとフリー打撃や紅白戦などで結果を出し[5][6]、オープン戦でも安打を放つ[7]など、いきなり大器の片鱗を見せた。
2015年にパ・リーグMVP、NPB史上初のトリプルスリーと首位打者を同時獲得。2015年度ユーキャン新語・流行語大賞受賞者(「トリプルスリー」、山田哲人と共に)。
トリプルスリー[編集]
柳田を語る上で切っても切れないのが3割・30本・30盗塁を同年度に達成するトリプルスリーである。2013年オフからトリプルスリーを目標としており[8][9]、2014年オフには公約Tシャツも制作[10][11]。2015年に公約通りトリプルスリーを達成した。
特に、2015年の「トリプルスリー」は、歴代のトリプルスリー達成者の中でも、「桁違いの活躍」と評価されるほどであった。下記に、歴代のトリプルスリー達成者の当該年の成績と、2015年の柳田の成績を比較した表を示す。
名前 | 達成年 | 所属球団 | 年齢[注 1] | 打率 | 本塁打 | 盗塁 | 打点 | 出塁率 | IsoD | IsoP | OPS | RC27 |
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柳田 | 2015年 | ソフトバンク | 27歳 | .363 | 34 | 32 | 99 | .469 | 0.107 | 0.269 | 1.101 | 11.39 |
簑田浩二 | 1983年 | 阪急 | 31歳 | .312 | 32 | 35 | 92 | .408 | 0.096 | 0.268 | .988 | 8.97 |
秋山幸二 | 1989年 | 西武 | 27歳 | .301 | 31 | 31 | 99 | .391 | 0.090 | 0.262 | .954 | 7.74 |
野村謙二郎 | 1995年 | 広島 | 29歳 | .315 | 32 | 30 | 75 | .380 | 0.065 | 0.245 | .940 | 8.12 |
金本知憲 | 2000年 | 広島 | 32歳 | .315 | 30 | 30 | 90 | .415 | 0.100 | 0.229 | .959 | 8.83 |
松井稼頭央 | 2002年 | 西武 | 27歳 | .332 | 36 | 33 | 87 | .389 | 0.057 | 0.285 | 1.006 | 8.89 |
山田哲人 | 2015年 | ヤクルト | 23歳 | .329 | 38 | 34 | 100 | .416 | 0.088 | 0.282 | 1.027 | 9.56 |
山田 | 2016年 | ヤクルト | 24歳 | .304 | 38 | 30 | 102 | .425 | 0.122 | 0.304 | 1.032 | 9.34 |
このように、2015年の柳田は、打率と選球眼を高次元で備えていたことで、IsoD、OPS、RC27において高い数値を叩き出していたことが伺える[注 2]。特に、RC27は、「トリプルスリー」が日本球界全体で認識され始めた(といわれる)蓑田の記録(1983年)以後では、2015年の柳田が最も高い数値を叩き出していたことになる。
人物・プレースタイル[編集]
しばしば「走攻守三拍子揃った」との評価をされるが、実際は守備はそれほど上手いというわけではない。ゴールデングラブ賞を獲得した2014年、2015年、2017年に、規定の守備イニングに到達したセンターの中で両リーグワーストのUZR(2014年:-15.9[12]、2015年:-6.8[13]、2017年:-11.3[14])を記録している。
ブレーク前から才能を見抜いていたプロ野球選手もおり、2011年12月14日にフジテレビで放映された「すぽると!」内の特集コーナー『プロ野球選手100人が選んだプロ野球選手ベスト5・パワーヒッター部門』にて、選外ながら当時中日ドラゴンズの井端弘和から「2軍で見たんですけど、バックスクリーンに軽々と放り込んでました。パワーはありますよ」と評されて1票を獲得(2011年シーズン1軍にてホームランを1本も打っていない打者では唯一)し、選外では異例の長い時間にわたって扱われた。また2013年の同コーナーでは、柳田はヤクルトのウラディミール・バレンティンに次ぐ9票を獲得し、2位に選ばれるなど外国人に負けないパワーも誇る[15]。
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ↑ ソフトバンクホークス2位指名柳田悠岐外野手 - Web西広島タイムス
- ↑ 行け、ミヤワキ: ドラフト会議。 アーカイブ - 広島テレビ
- ↑ [1] 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト
- ↑ ドラ2柳田 新人では唯一のA組スタート スポニチ Sponichi Aneex、2011年1月29日
- ↑ あるぞ定位置獲り ドラ2柳田“技あり”一発 スポニチ Sponichi Aneex、2011年2月20日
- ↑ “打に続き肩でもアピール 柳田レーザービームで刺した”. スポニチ Sponichi Aneex (2011年2月21日). 2017年12月14日確認。
- ↑ 【ソフトB】ドラ2柳田が積極打法で初H 日刊スポーツ、2011年2月26日
- ↑ [2]
- ↑ [3]
- ↑ [4]
- ↑ [5]
- ↑ 1point02.jp
- ↑ 1point02.jp
- ↑ 1point02.jp
- ↑ [6] 日刊スポーツ2012年11月30日