東出雲町
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東出雲町(ひがしいずもちょう)とは、島根県八束郡にかつては存在した町である。現在は同県松江市に編入合併されて消滅している。
概要[編集]
昭和29年(1954年)4月に揖屋町と出雲郷村(あだかやむら)、意東村が合併されて東出雲町が誕生する。中海の南岸に位置する町で、北に松江市、西に八雲村、南に広瀬町、東に安来市がそれぞれ接していた。
明治時代には湖岸からの平野部を中心にして農業・工業・商業がバランスよく発達し、中心の揖屋町には農機具の大手メーカーとその関連工場、蒲鉾工場などが60社余りも進出して中海地区新産業都市の中心地としてものづくりの基盤を生かした新技術の開発が進められていた。松江市と接する西部では水稲栽培と都市近郊型の農業が盛んに行なわれ、南部の山間地では西条柿をはじめとした果樹栽培が盛んに行なわれた。商業では古くから水産加工食品の行商が中心に発展した。
平成23年(2011年)8月1日、松江市に編入合併されて無念にも東出雲町は消滅した。