杉葉子
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杉 葉子(すぎ ようこ、昭和3年(1928年)10月28日 - 令和元年(2019年)5月15日)は、日本の女優。
経歴[編集]
東京府出身。家族に弟がいる。
昭和22年(1947年)に東宝にニューフェイスとして入社する。2年後に公開された今井正監督の「青い山脈」でラブレターをもらったことで騒動に巻き込まれるヒロインの女学生の役で起用されて一躍脚光を浴びた。以後、「女の顔」「若い娘たち」などの青春映画で人気を集めた。昭和26年(1951年)には成瀬巳喜男監督の文芸作品「めし」でも演技力を示している。
昭和37年(1962年)にアメリカ人と結婚する。そのため、ロサンゼルス東京会副会長などを務めて日本とアメリカの橋渡し役も務めた。また、ロサンゼルスのホテルで渉外マネージャーを務めた。時折帰国しており、昭和48年(1973年)には映画「恍惚の人」でも出演した。祖父が愛媛県西条市の出身であるため、愛媛県に講演や墓参で訪れたりしたこともある。また新居浜市に本部がある日本お手玉の会の顧問に平成11年(1999年)から平成18年(2006年)まで就任し、海外でのお手玉普及に尽力した。
晩年は日本で暮らしていたが、令和元年(2019年)5月15日午前0時35分、結腸癌のため、東京都内で死去した。90歳没。
主な出演[編集]
映画[編集]
- 青い山脈 正篇・続篇(1949年、東宝)
- 女の顔(1949年、東京映画)
- 石中先生行状記(1950年、新東宝)
- 白昼の決闘(1950年、新東宝)
- 妻と女記者(1950年、新東宝)
- 素晴らしき求婚(1950年、東宝)
- 暁の追跡(1950年、新東宝)
- 軍艦すでに煙なし(1950年、新映画)
- 若い娘たち(1951年、東宝)
- 祇園物語 春怨(1951年、東映)
- メスを持つ処女(1951年、東宝)
- 戦後派お化け大会(1951年、新東宝)
- 若人の歌(1951年、東宝)
- めし(1951年、東宝)
- 赤道祭(1951年、東宝)
- 結婚行進曲(1951年、東宝)
- 青春会議(1952年、東宝)
- ラッキーさん(1952年、東宝)
- 息子の花嫁(1952年、東宝)
- 山びこ学校(1952年、八木プロダクション)
- やぐら太鼓(1952年、東宝)
- 金の卵(1952年、東宝)
- 東京の恋人(1952年、東宝)
- 浅草四人姉妹(1952年、新東宝)
- 結婚案内(1952年、東宝)
- 丘は花ざかり(1952年、東宝)
- 夫婦(1953年、東宝)
- 現代処女(1953年、大映)
- プーサン(1953年、東宝)
- 愛情について(1953年、東宝)
- 天晴れ一番手柄 青春銭形平次(1953年、東宝)
- 幸福さん(1953年、東宝)
- 花の中の娘たち(1953年、東宝) - ※初のカラー映画出演
- 誘蛾燈(1953年、東宝)
- 純情社員(1953年、新東宝)
- 山の音(1954年、東宝)
- 若い瞳(1954年、東宝)
- 悪魔が来りて笛を吹く(1954年、東映)
- 女の暦(1954年、新東宝)
- 若者よ!恋をしろ(1954年、東映)
- 君死に給うことなかれ(1954年、東宝)
- 悪の愉しさ(1954年、東映)
- 結婚期(1954年、東宝)
- 月は上りぬ(1955年、日活)
- まごころの花ひらく 女給(1955年、東映)
- 森繁の新入社員(1955年 新東宝)
- 森繁のやりくり社員(1955年 新東宝)
- くちづけ(1955年、東宝)
- 朝霧(1955年、東宝)
- 乳房よ永遠なれ(1955年、日活)
- チエミの初恋チャッチャ娘(1956年、東宝)
- 見事な娘(1956年、東宝)
- 妻の心(1956年、東宝)
- 森繁よ何処へ行く(1956年、東宝)
- 女囚と共に(1956年、東宝)
- ある女の場合(1956年、東宝)
- 目白三平物語 うちの女房(1957年、東宝)
- 早く帰ってコ(1957年、東宝)
- 東京だヨおッ母さん(1957年、東宝)
- わが胸に虹は消えず 第一部・第二部(1957年、東宝)
- 社長三代記(1958年、東宝)
- 続・社長三代記(1958年、東宝)
- 重役の椅子(1958年、東宝)
- 大人には分らない 青春白書(1958年、東宝)
- 東京の休日(1959年、東宝)
- すずかけの散歩道(1959年、東宝)
- 新・女大学(1960年、東宝)
- 自由ヶ丘夫人(1960年、東京映画)
- 九千万の明るい瞳(1961年、生物映画研究会)
- 恍惚の人(1973年、東宝)
- リトルチャンピオン(1981年、松竹)
- ピクチャーブライド(1994年、アメリカ映画)
テレビドラマ[編集]
外部リンク[編集]
- 杉葉子氏 - 文化庁