朝倉義景記
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朝倉義景記(あさくらよしかげき)とは、戦国時代の史料である。
概要[編集]
越前国の戦国大名・朝倉義景を中心に描いた軍記で、別名を『朝倉家記』(あさくらけき)とも言う。全2巻。
成立年代や著者は不明。ただ、一説に成立が天正5年(1577年)で、著者は朝倉氏の旧臣とする説がある。
内容は永禄7年(1565年)5月の永禄の変における足利義輝暗殺から、足利義昭の越前動座、それからの朝倉義景の動向や事績、そして織田信長との戦い(姉川の戦い)を描いている。最後は志賀の陣で義景が信長と和睦するところで終了しており、義景の1代記というわけではない。なお、上下2巻に分かれており、上巻は永禄の変から義昭が美濃国に動座するまで、下巻は信長が義昭を奉じて上洛するところから志賀の陣における和睦までである。