戴 陵(たい りょう、生没年不詳)は、中国の三国時代の魏の武将。
文帝の時代に魏に仕えており、220年に文帝がたびたび狩猟に出かけるのを諫言したため怒りを買って処刑されかけたが、減刑されて助かった[1]。明帝の時代である231年には諸葛亮の北伐で司馬懿に従って費曜と共に上邽を守備した[1]。
『三国志演義』では第99回の229年の第3次北伐で張郃と共に蜀軍を攻めようとするが、敵の待ち伏せにあって危機に陥り張郃に助けられる。第100回では楽綝・張虎と共に諸葛亮に敗れて捕虜となった上に裸にされて身体中に墨を塗られて返されるという侮辱を味わされている。