鶏唐揚

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鶏唐揚(とりからあげ)とは、料理のひとつで、から揚げの一種。
鶏肉のから揚げであるが、食用蛙(田鶏)を用いたものもあり、駝鳥を用いたものもオーストラリアなどでは食べられる。

概要[編集]

一口大に切った鶏肉に衣をつけて油で揚げたものである。フライドチキンは肉にスパイスなどで下味をつけることが多いが、鶏唐揚はあまり下味をつけず(醤油か塩くらいである)、むしろ水分を吸わせることを目的とすることが多い。ケンタッキー・フライドチキンは前もって圧力釜で加熱して中まで火を通すが、鶏唐揚は低温でじっくり揚げてから油から取り出し、しばらく放置してから高温で揚げて衣をカリッとさせて仕上げるという「二度揚げ」という手法が用いられる。
衣に使われる粉は小麦粉(薄力粉)の場合が多いが、薄力粉といえどグルテンを含むため、アレルギーに配慮していわゆる「片栗粉」を使って竜田揚げ風に仕上げることもある。
漬けこみの際に全卵あるいは卵白を使うこともあるため、こちらもアレルギーに配慮するなら除去したほうがよい。ただし、漬けこみの際には数分おきにかき交ぜないと、粘稠度が低いために衣の乗りが悪い。小麦粉と玉子を使っても衣が下に溜まりやすいのは一緒なので、揚げる直前には一度かき交ぜるとよい。なお、味付けとして衣にカレー粉や五香粉などを混ぜることもあり、このあたりは臺灣料理の排骨と共通する。
青菜(サラダ菜が多いが、キャベツの繊切りやサニーレタス、エンダイブなども用いられる。クレソンを添えることもある)の上に載せてレモンを添えて供されることが多い(レモン汁をかけるときは皮を下にして絞る)が、ラーメンカレーライスのトッピングとして供されることも多い。このあたりも排骨に近い。

レシピ[編集]

ネット検索すると容易にわかるが、少なくとも数十種のレシピがある。よって現時点では具体的なレシピは省く。

特産品[編集]

前野良沢の出身地である九州・中津の名物料理あるいはソウルフードとして知られ、WikiPedia には「中津からあげ」という独自項目が立てられている。

その他[編集]

関連項目[編集]

参考文献[編集]

脚注[編集]