宮部城
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宮部城(みやべじょう)は、近江東浅井郡(滋賀県東浅井郡虎姫町宮部)に存在した日本の城である。
概要[編集]
この城は元亀元年(1570年)に姉川の戦いが行なわれた姉川の北およそ1キロの地点に存在する城である[1]。もともとは湯次神社があった場所なのだが、宮部継潤がここを横領して城としたのがその始まりであると伝わる[1]。宮部継潤は浅井長政の家臣として織田信長と戦ったが、元亀3年(1572年)に羽柴秀吉の調略を受けて信長に寝返った[1]。『信長公記』によると小谷城に対する織田信長の前線基地である虎御前山城と横山城との連絡をするために非常に重要な位置に存在した城であったようである。
現在、宮部城跡は人家になっているが、木戸川という小川にその名残を偲ばせている[1]。『東浅井郡志』には「宮部城址図」が付されている[1]。