増田顕人
増田 顕人 | |
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別名 | Kento Masuda, His Highness Count Maestro Don Masuda |
生誕 | 1973年6月29日(51歳) |
出身地 | 日本・千葉県香取市 |
ジャンル | クラシック スムースジャズ ニューエイジ ポップス |
職業 | 作曲家 音楽プロデューサー |
担当楽器 | ピアノ、キーボード、MIDI master keyboard, Logic Pro, Pro Tools. |
活動期間 | 1990年 - |
レーベル | JPMC Records, Kent on Music, Kento Masuda Music, LLC |
事務所 | Gary Vandy Audio Productions Inc. |
共同作業者 | Gary Vandy[1]
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公式サイト | 増田 顕人 公式サイト |
著名使用楽器 | |
河合楽器製作所 KAWAI ピアノ CR-1M ケント・マスダ・シグネチャーモデル[6] |
増田 顕人(ますだ けんと、Masuda Kento、英: Kento Masuda、1973年6月29日 - )は、千葉県香取市出身の作曲家・ピアニスト・音楽プロデューサー。米国ナショナル・アカデミー・オブ・レコーディング・アーツ・アンド・サイエンスの会員[7] 。マルタ騎士団の外交特権を享受する特命全権大使[8]。
来歴[編集]
生い立ち[編集]
ヤマハ音楽教室では作曲も学んだ。
1990年代[編集]
1990年、17歳よりヤマハのミュージシャンとして、国内のイベント会場や結婚式場、海外ではニューヨークのヤマハ支店で演奏活動を行う[9]。 また、テレビゲームメーカー コナミ(現:コナミデジタルエンタテインメント)と楽曲委託契約を締結し、いくつかのテレビゲームのためにサウンドトラックの作曲をした。 1992年、ファーストオリジナルアルバム「Wheel of Fortune」を Welcome Production よりリリース。後、ニューヨークに移り住み、プロデューサー Lee Shapiro (フォー・シーズンズ)とミュージックプロダクションの仕事を始める。 1998年、作曲と歌詞、編曲、演奏を行った自身初のプロデュース作「MYOJYOW」をリリース。 1999年、「MEMORIES」をリリース。 この頃は、アルバム制作と同時にTV/CM 音楽の制作を行うことで、増田は音楽家としての力を付けていった[10]。
2000年代[編集]
2000年、ケント・オン・ミュージック株式会社(英名:Kent on Music, Inc. 、ASCAP会員)を出版社及びレーベルとして設立。 2003年、「HANDS」をT-SQUAREの難波正司とロサンゼルスにて創作[11] 。フランスのMIDEM国際音楽見本市にプロモート後、特にドイツを中心に浸透。ハンブルクのKlassik Radioで単独インタビューを受ける[12]。 2005年、ニューヨークのレーベル、JPMC Recordsと契約。 2006年、グラミー賞ノミネート・プロデューサー、チャールズ・エラーとレーン・ギブソン(Lane Gibson(英語版))両氏と制作録音した「GlobeSounds」をリリース。スタジオには元ヴァモント州知事、マデリーヌ・クニン(Madeleine M. Kunin(英語版))が見学に訪れる[2]。
2010年代[編集]
2010年、全編シンセシスによる「Light Speed+」をリリース。
Yohji Yamamoto(山本耀司)のFemme Autumn Winter 2011-2012 パリ・コレクション・ファッションショー向け音楽を依頼され、楽曲を提供する[13]。その後、Yohji Yamamotoとのコラボレーションによりショートミュージックフィルム「Godsend Rondo」を創作[14]。フィルムの中で増田はYohji Yamamotoのプレタポルテを着こなし、YouTube上での再生回数は10万回を超える他、受賞歴多数[15]。 2012年9月に増田初のピアノソロ作品集「All in the Silence(すべては静寂の中で)」をリリース。本作のピアノブック、及びピアノピースを同時出版。
2013年3月、渋谷のムジカーザ・アコースティック・コンサートホールで「Force in the Silence」ツアーによるパフォーマンスで観客を魅了[16]。増田の演奏は、クラシカルな作風の楽曲により、これまでの彼のキャリアを強調し、あらゆる境界や国境を越えた実生活での多彩な感情を描くことにより、暗黙の思考の共有を音楽により試みた[17]。
2014年4月、「Loved One」を高品質HQCDでのリリース。数多くの賞を受賞しているマルチプロデューサー、ゲイリー・ヴァンディと、通算グラミー賞8冠、200枚以上のゴールド・プラチナディスクの栄冠実績を誇るStudio Centerにて、マイアミでの共作を行った[1][18]。共演者にはポール・メッシーナ (Flashpoint(英語版))、ケヴィン・マーカス・シルベスター (Black Violin(英語版))が迎えられる[19]。
2015年2月6日、カリフォルニア州ロサンゼルスの名門第57回グラミー賞授賞式に出席。増田の最新アルバムから、同年のグラミー賞候補4部門への公式推薦があった[20][21]。
2017年7月5日、ニューヨーク市の国際連合にて Artisan World Festival Peace International Initiative "Music, Performance & Humanitarian" Award を受賞。舞台芸術との継続的な関わりと革新的な音楽貢献に加えて、文化的多様性、文化的保全、世界平和を促進する人道的プロジェクトへのコミットメントに基づくこのグループは、国連経済社会開発特別諮問委員会(UN)の支援を受けている組織であり新世代行動の一部。 [22][23]
2018年、ロシアのリューリク王朝殿下より依頼を受け、クラシカルな行進曲 "Rurikovich March Era of Resurrection" を作曲。2016年には同王朝より伯爵号を叙爵している[24]。
2019年、スウェーデンのポップスター、エルサ・アンドレンと第61回グラミー賞授賞式に出席[25][26]。
同年5月11日、サンシルベストロ教皇騎士団のガラコンサートがセント・レジス・ローマ・グランドホテルにて開催され、ケント・マスダのシグネチャー・モデルであるKAWAIピアノ(CR-1M)を演奏。この大変珍しいピアノは5台限定であり、1億円の価格付けがなされている[27][28][29][30]。
2020年代[編集]
2021年12月21日、増田顕人は数々の賞を受賞したアメリカのゲイリー・ヴァンディとプロデュースした通算11作目のアルバム「KENTOVERSE」をリリース。 ハイレゾリューションオーディオ、可逆圧縮、FLACなど24ビット96kHzのプロセスを利用して優れた音質を実現する。各楽曲の構成は、複雑な音符のブレンド、リズムとトーンのマトリックスで感情を伝えている[25]。この作品にはフリーメイソン神学の Great Architect of the Universe(英語版)をテーマとした交響曲が主に含まれ、Masonic music(英語版)をはじめ西洋音楽史歴代作品の一つとしてする。
スタイル・影響[編集]
増田へのインタビューによると、ヨハン・ゼバスティアン・バッハと、アラン・メンケンの影響を受けているとのこと[9]。
OLIVIA (日本の歌手)と親睦がある。
公式に Gianni Gallucci の靴を履いている[31]。
栄典[編集]
- 2014年 バチカン市国 Monsignor Luigi Francesco Can. Carolina di Sersale により「聖シルベストロ教皇騎士団勲章」を叙勲、「騎士」の称号及び「マエストロ」の敬称を与えられた[32]。
- 2018年 マルタ S.A.S. Prince Don Basilio Cali Rurikovich により「マルタ騎士団勲章」を叙勲、騎士団提督「大十字」の称号を与えられた[33]。
- 2018年 ブラジル ブラジル連邦共和国政府により「教育と統合のメリット勲章」を叙勲、「大十字」の称号を与えられた[34][22][35]。
- 2019年 ロシア H.I.R.H Grand Prince Hans Máximo Cabrera Lochaber Rurikovich により「リューリク朝勲章」を叙爵、「伯爵」の爵位を与えられた[36][37][38]。
ディスコグラフィー[編集]
アルバム[編集]
タイトル | 発売日 | |
1st | Wheel of Fortune | 日本 1992年12月24日 |
2nd | Fouren | アメリカ合衆国日本 1995年2月14日 |
3rd | MYOJYOW | アメリカ合衆国日本 1998年6月19日 |
4th | MEMORIES | アメリカ合衆国 1999年10月26日 |
5th | Music Magic | 日本 2000年10月18日 |
6th | HANDS | アメリカ合衆国日本 2003年8月26日 |
7th | GlobeSounds | アメリカ合衆国日本 スイス 2006年6月13日 |
8th | Light Speed+ | アメリカ合衆国 2010年9月11日 |
9th | All in the Silence | アメリカ合衆国日本 ドイツ 2012年9月26日 |
10th | Loved One | アメリカ合衆国日本 2014年4月16日 |
11th | KENTOVERSE | アメリカ合衆国 2021年12月21日 |
音楽映画[編集]
タイトル | 発売日 | |
1st | Godsend Rondo | アメリカ合衆国 2011年11月11日 |
楽譜[編集]
タイトル | 発売日 | |
1st | Hands : solo piano (2003)[39] | アメリカ合衆国 2003年 |
2nd | All in the Silence (2012)[40] | アメリカ合衆国 2012年9月26日 |
受賞・ノミネート[編集]
Year | Award | Nominated Work | Category | Result |
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2010 | International Songwriting Competition [41] | "Tree" | Instrumental | 受賞 |
2012 | International Songwriting Competition [42][43] | "Externalnet" | Instrumental | ノミネート |
"Tree" | Instrumental | 受賞 | ||
2013 | International Songwriting Competition [43] | "Tree" | Instrumental | ノミネート |
2014 | International Songwriting Competition [42][43] | "Oath Path" | Instrumental | 受賞 |
"Addicted" | Instrumental | ノミネート | ||
"Tree" | Instrumental | ノミネート | ||
2015 | Hollywood Music in Media Awards[44] | "Tree" | World | ノミネート |
2015 | Global Music Awards[45] | "Addicted" | Composition | 受賞 |
"Loved One" | Album | 受賞 | ||
2016 | American Songwriting Awards[46] | "Oath Path" | Instrumental | ノミネート |
"Tree" | World | ノミネート | ||
2016 | Hollywood Music in Media Awards[47] | "Addicted" | Jazz | ノミネート |
2016 | Akademia Music Awards[48] | "Loved One" | Instrumental | 受賞 |
2017 | Accolade Global Film Competition[49] | "Godsend Rondo" | Arts / Cultural / Performance / Plays | 受賞 |
2017 | Best Shorts Competition[50] | "Godsend Rondo" | Arts / Cultural / Performance / Plays | 受賞 |
2017 | Los Angeles Film Awards[51] | "Godsend Rondo" | Music Video | 受賞 |
2017 | Festigious International Film Festival[52] | "Godsend Rondo" | Music Video | 受賞 |
2017 | Top Shorts Film Festival[53] | "Godsend Rondo" | Music Video | 受賞 |
2017 | New York Film Awards[54] | "Godsend Rondo" | Music Video | 受賞 |
2017 | Hollywood Music in Media Awards[55] | “Little Tokyo Poetry” | Instrumental | ノミネート |
2017 | Actors Awards Los Angeles[56] | "Godsend Rondo" | Music Video | 受賞 |
脚注[編集]
- ↑ a b “Gary Vandy Audio Production, Inc.”. Gary Vandy Audio Production, Inc.. 2016年4月8日確認。
- ↑ a b “Charles Eller Studios News”. Charles Eller Studios. 2013年6月20日確認。
- ↑ “Lane Gibson Recording Studio.”. lanegibson.com. 2022年1月29日確認。
- ↑ “Campfire”. CAMPFIRE. 2016年3月29日確認。
- ↑ “Cubby Music.”. Jim Gray. 2020-012-08確認。
- ↑ “Digital Journal Article”. Digital Journal. 2021年3月12日確認。
- ↑ “Top 40 Charts News "Loved One"”. Top40-Charts. 2014年5月10日確認。
- ↑ “Gran Priorato del Giappone” (イタリア語). Sovereign Order OSJ of Malta. 2021年9月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月28日確認。
- ↑ a b “JaME Interview with Kento Masuda”. JaME Entertainment. 2013年6月20日確認。
- ↑ “JaME Kento Masuda Biography”. JaME Entertainment. 2013年6月20日確認。
- ↑ “Ameba News”. Ameba. 2021年12月26日確認。
- ↑ “Monthly Journal of the German-Japanese Society Berlin”. DJG Berlin. 2013年6月20日確認。
- ↑ “Yohji Yamamoto Show Paris, ELLE”. ELLE Japan. 2013年6月20日確認。
- ↑ “Festigious Interview”. Top Shorts Film Awards. 2017年6月4日確認。
- ↑ “Internet Movie Database”. Internet Movie Database. 2017年3月9日確認。
- ↑ “BARKS Global Music Explorer”. BARKS. 2013年6月20日確認。
- ↑ “PBLCTY, Inc. The Source & Social Network for Everything Celebrity”. PBLCTY, Inc.. 2013年6月20日確認。
- ↑ “Miami News & Notes 2014”. Mix Magazine. 2014年5月18日確認。
- ↑ “Top 40 Charts News "Loved One"”. Top40-Charts. 2014年5月18日確認。
- ↑ “MasterCard Red Carpet”. MasterCard. 2015年2月27日確認。
- ↑ “Grammy Weekend Party”. contactmusic. 2015年2月27日確認。
- ↑ a b c “Honours”. kentomasuda.com. 2016年12月2日確認。
- ↑ “"Music, Performance & Humanitarian" Award”. AFI World Peace Initiative. 2017年9月20日確認。
- ↑ “Kivo Daily Article”. Kivo Daily. 2019年6月6日確認。
- ↑ a b “Medium Article”. Medium. 2019年6月6日確認。
- ↑ “Getty Images”. Getty Images. 2019年6月6日確認。
- ↑ “New Theory Article”. New Theory. 2019年6月6日確認。
- ↑ “Cavalieri San Silvestro Article”. Cavalieri San Silvestro. 2019年6月6日確認。
- ↑ “Carmela Costanzo Article”. Carmela Costanzo. 2019年6月6日確認。
- ↑ “SeekerstimeArticle”. Seekerstime. 2021年3月12日確認。
- ↑ “Gianni Gallucci Interview”. La Conceria. 2017年7月3日確認。
- ↑ “MASUDA Kento” (イタリア語). cavalierisansilvestro.it. Associazione Cavalieri di S. Silvestro. 2022年2月20日確認。
- ↑ “Gran Priorato del Giappone” (イタリア語). Sovereign Order OSJ of Malta. 2021年9月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月28日確認。
- ↑ “Condecorações”. http://www.sbei.org.br. 2018年8月26日確認。
- ↑ “Medium Article”. Medium. 2019年6月6日確認。
- ↑ “The noble of the house”. rurikovichdynasty.com. 2022年2月21日確認。
- ↑ “The noble of the house”. rurikovichdynasty.com. 2022年2月21日確認。
- ↑ “The noble of the house”. rurikovichdynasty.com. 2022年2月21日確認。
- ↑ “Hands : solo piano”. OCLC. 2017年7月3日確認。
- ↑ “Kento Masuda Sheet Music”. Sheet Music Plus.com. 2013年6月20日確認。
- ↑ “International Songwriting Competition, Winners 2010”. Songwriting Competition. 2013年6月20日確認。
- ↑ a b “International Songwriting Competition, Winners 2012”. Songwriting Competition. 2013年6月20日確認。
- ↑ a b c “International Songwriting Competition, semi finalists 2012”. Songwriting Competition. 2013年6月20日確認。
- ↑ “Hollywood Music in Media Awards Nominees”. Hollywood Music in Media Awards. 2015年6月7日確認。
- ↑ “Global Music Awards Winners”. Global Music Awards. 2015年10月9日確認。
- ↑ “American Songwriting Awards”. American Songwriting Awards. 2016年7月16日確認。
- ↑ “Hollywood Music in Media Awards Nominees”. Hollywood Music in Media Awards. 2016年7月16日確認。
- ↑ “Akademia Music Awards Winner”. Akademia Music Awards. 2016年7月18日確認。
- ↑ “Accolade Global Film Competition”. Accolade Global Film Competition. 2017年3月9日確認。
- ↑ “Best Shorts Competition”. Best Shorts Competition. 2017年4月6日確認。
- ↑ “Los Angeles Film Awards Winners”. Los Angeles Film Awards. 2017年5月9日確認。
- ↑ “Festigious International Film Festival Winners”. Festigious International Film Festival. 2017年5月9日確認。
- ↑ “Top Shorts Film Awards Winners”. Top Shorts Film Awards. 2017年6月4日確認。
- ↑ “New York Film Awards Winners”. New York Film Awards. 2017年8月17日確認。
- ↑ “Hollywood Music in Media Awards 2017”. Hollywood Music in Media Awards. 2017年11月24日確認。
- ↑ “Actors Awards Los Angeles Winners”. Actors Awards Los Angeles. 2017年11月24日確認。