地球の最期

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地球の最期(ちきゅうのさいご)とは、太陽の活動が増大して地球を飲み込み、あるいは、他のと衝突して消滅することである。

概要[編集]

太陽光度は1億年で10%増大しており、これが引き金となって将来暴走温暖化地球の気温が上昇し、が消滅して生物が生存できなくなり、さらに大気も消滅してしまう。さらに太陽が赤色巨星となって水星金星を飲み込み、最後は地球をも飲み込む。これに要する時間は2021年から45億年後から70億年後である。

予想される出来事[編集]

地球はこれまで、巨大隕石や彗星の衝突、至近距離での超新星爆発磁界の移動、火山の噴火等を経験したが、地球の存在そのものが危機的に陥ることはなかった。これからも同じようなことが数千万年単位で起き、地球の環境は大きく変わるが、数億年単位で起きる出来事については予想でしかない。別の恒星太陽系に近づき、地球が太陽系から弾き飛ばされるか、その恒星を中心に公転する可能性も否定できないが、そのような天体は現在のところ観測されていない。

地磁気の変動[編集]

磁界は毎年0.2%西側へ移動している(西方偏位)。また、過去100年の観測で毎年0.05%減少していることがわかっている。地磁気は時には逆転する。原因は分からないが、ダイナモ理論のとおりに地球の回転によって地球内部に電流が流れているならば、なにかのきっかけで電流の向きが変わり、磁場が逆転する可能性がある。最近では77万年前に逆転した。

内核の成長[編集]

固体である内核が大きくなり、液体である外核が小さくなっていることもわかっている。これによってダイナモ理論による地磁気が消滅する可能性がある。このため、宇宙線が直接地球に到達することになる。

生物への影響[編集]

原生代から新生代に至るまで、気候変動による大絶滅が繰り返され、今後も同様なことが起きる可能性はある。新生代に限っても幾度かの大絶滅があり、さらに人為的な生物への影響もある。人類がこの先仮に滅亡した場合、その後に起きる生物への影響は計り知れない。生物が大絶滅するたびに新しい生物が誕生するが、この先、数億年後にどのような生物が登場するのかもわからない。地球の気温の上昇とともに、それに対応できない生物は絶滅し、適応できる新しい種類が出てくる可能性はある。それでも気温の上昇から二酸化炭素が岩石に取り込まれることにより植物光合成が不可能になって植物の絶滅による酸素不足から、多細胞生物の絶滅、それに続く単細胞生物の絶滅により、地球上から生命は消滅する。

太陽の成長[編集]

太陽は1億年で太陽光度を10%向上させる。太陽の水素核融合によってヘリウムとなり、赤色巨星となった太陽は水星、金星を飲み込んでいく。地球は大気がなくなり、岩石は溶解してマグマオーシャンとなる。さらに太陽は巨大化して地球を飲み込み、地球は消滅する。ただし、地球は太陽に飲み込まれないとする研究者もいるが、どちらにしても生物が生存できなくなる環境であることは疑いがない。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 渡嘉敷哲ほか『新ひとりで学べる11地学ⅠB』清水書院2003年8月20日第16刷発行