国際社会主義青年同盟

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国際社会主義青年同盟(こくさいしゃかいしゅぎせいねんどうめい、:International Union of Socialist Youth、IUSY)は、世界各国の社会民主主義政党・組織の青年部で構成する青年政治組織。社会主義青年インターナショナルとも訳される[1]

概要[編集]

2020年現在、105ヶ国から正会員124とオブザーバー会員23の計147の組織が加盟している[2]社会主義インターナショナル(SI)の関連組織であり[1]、2020年現在の現在の公式ウェブサイトではSIを社会主義女性インターナショナル(SIW)、進歩同盟(PA)、Young European Socialists(YES)、欧州社会党(PES)、社会民主進歩同盟(S&D)などと並ぶパートナー組織の一つとしている[3]。1993年に国際連合経済社会理事会(ECOSOC)の協議資格の地位を有する非政府組織(NGO)に認定された[4]

歴史[編集]

1907年8月にドイツ第二インターナショナルの青年組織として社会主義青年インターナショナル(Socialist Youth International、SYI)が結成されたのが始まり。1914年に第一次世界大戦が勃発した際、各国の社会民主主義政党が自国の戦争を公然と支持したにもかかわらず、SYIは戦争と軍国主義に反対する立場を貫いたとされる。1919年に第三インターナショナル(コミンテルン)が結成されると、各国の運動は共産主義社会主義社会民主主義の3つに分裂したが、1923年に社会主義と社会民主主義の潮流でSYIが再結成された。第二次世界大戦後の1946年9月にパリで開催された大会で国際社会主義青年同盟(International Union of Socialist Youth)として再結成された[5]

日本[編集]

日本からは日本社会党青少年局と民社党全国青年部が加盟していた。日本社会党は1996年に社会民主党に改称した。民社党全国青年部は1994年の解党後に「民社ゆーす二〇〇一」、2001年3月に「民社ゆーす」、同年10月に「民社ユース」と改称したが、2003年に解散した。同年10月に結成された「社会主義青年フォーラム」がIUSYの加盟権を継承したが、2008年3月に解散した。したがって日本からは2008年以後、社会民主党のみがIUSYに加盟している。なお社会党系の青年組織である日本社会主義青年同盟(社青同)はIUSYではなく、旧社会主義国の青年組織を中心とする世界民主青年連盟(WFDY)に加盟している。社青同の1960年の結成時から1973年までの綱領には「世界民主青年連盟、国際社会主義青年同盟との連帯を強化」すると書かれている[6]

出典[編集]

  1. a b IUSY(社会主義青年インター)世界大会 社民党が提案した「脱原発決議」採択」『社会新報』2012年5月9日号
  2. Member Organisations International Union Of Socialist Youth
  3. Partners International Union Of Socialist Youth
  4. List of non-governmental organizations in consultative status with the Economic and Social Council as of 1 September 2011”. Economic and Social Council, United Nations. 2020年6月15日確認。
  5. Our History International Union Of Socialist Youth
  6. 社青同綱領-結成時 労働者運動資料室

外部リンク[編集]