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国鉄マニ36形客車
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国鉄マニ36形客車 (こくてつまに36かたきやくしや)は、かつて日本国有鉄道が所有していた客車である。
概要[編集]
1966年から1977年まで改造された。新造車はなく、鉄道省スハ32系客車、鉄道省オハ35系客車、鋼体化客車、国鉄スハ43系客車といった様々な形式の旧型客車から改造された全室荷物車である。荷物輸送が逼迫し、荷物車が不足したときに登場した。屋根構造、窓割りも様々で、台車はTR23、TR23E、TR34である。塗色は茶色2号である。
マニ37[編集]
ほぼ同じ車体構造を持ち、パレット輸送に特化したマニ37も登場した。やはり様々な形式から改造された全室荷物車である。床はキャスターの付いたパレットが載せられるよう、平面となっている。塗色は青15号である。
履歴[編集]
車番(配置区) | 履歴 | 旧番号(配置区) | 改造年月日(工場) | 改造内容 | 廃車年月日(最終配置) |
---|---|---|---|---|---|
オエ61 601(岡山) | スロ60 116→マニ37 2 | マニ37 202(下関) | 1980年8月10日(高砂) | 原型 | 1987年2月7日(岡山) |
オエ61 602(広島) | スロネ30 2003 | マニ37 102(下関) | 1981年1月23日(幡生) | 3位窓1埋・前位妻面埋 | 1987年1月8日(広島) |
オエ61 603(竜華) | スハ32 647 | マニ37 2153(向日町) | 1982年1月18日(高砂) | 原型・前位出入台埋 | 1987年2月7日(竜華) |
運用[編集]
旅客列車、荷物列車に連結された。いずれも昭和61年11月1日日本国有鉄道ダイヤ改正による荷物輸送の終焉により運用を失い、東日本旅客鉄道に引き継がれた2両を除き廃車となった。