国鉄キユニ11形気動車

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国鉄キユニ11形気動車 (こくてつきは11かたきどうしゃ)は、日本国有鉄道国鉄キハ11形気動車から改造した気動車である。

概要[編集]

気動車では数少ない両運転台の郵便荷物合造車である。前位側に荷重3トンの郵便室、後位側には荷重5トンの荷物室を設置し、この間には事務室を設けた。客用扉は全て封鎖し、郵便室には幅1000mmの側引戸、荷物室には幅1800mmの両開き扉を設けた。ほぼ同時期に改造によって登場した国鉄クモユニ74形電車とほぼ同じ車体構造である。

国鉄キユニ11形気動車履歴
型式番号 改造種車番号 改造年月日 改造工場 落成配置 最終配置 廃車年月日 備考
キユニ11 1 キハ11 30 1965年9月18日 小倉 千葉 岡山 1980年1月18日
キユニ11 2 キハ11 44 1965年9月11日 小倉 千葉 豊岡 1980年8月1日
キユニ11 3 キハ11 107 1968年3月15日 幡生 広島 広島 1981年10月12日

運用[編集]

千葉気動車区に配置された1、2は1972年7月15日内房線外房線直流電化後も動かなかったが、1974年10月27日総武本線成田線鹿島線直流電化によって国鉄クモユニ74形電車に置き換えられた。

廃車[編集]

国鉄キユニ26形気動車国鉄キユニ28形気動車への置き換えによって廃車された。

参考文献[編集]