員弁町
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員弁町(いなべちょう)とは、三重県員弁郡にかつて存在していた町である。現在はいなべ市に編入されて消滅している。
概要[編集]
昭和16年(1941年)2月に笠田村・大泉村・大泉原村の3村が合体して町制を施行したことにより、員弁町が誕生した。この町は三重県の北部に位置し、東員町の北西に続いていた。
町域北東部は養老山地西麓の扇状地で、南西部には大安町との町境沿いを南東に流れる員弁川の河谷平野が存在し、ここを近鉄北勢線と北伊勢道路が北西から南東に走っており、この町は交通の便に非常に恵まれていた。主要産業は農業であり、稲作や麦作を中心に養鶏・酪農などが行なわれている。桑名市・四日市市への通勤者も多く、これら両都市のペットタウンと化していた。
見どころとしては江戸時代後期に建立された刻限日影石で、これは三重県の有形民俗文化財に指定されている。他に岡一号古墳などの史跡、員弁大池や員弁シンボルタワーなどがある。
平成15年(2003年)12月1日、北勢町・大安町・藤原町と合併していなべ市が発足したことにより、員弁町は廃止された。