吉岡城 (信濃国)

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吉岡城(よしおかじょう)とは、現在の長野県下伊那郡下條村陽犀7094-1にかつて存在した日本である。

概要[編集]

下條康氏によって室町時代後期に築城された城である。下條氏武田信玄に仕えた際、当時の当主である下條信氏が信玄の妹婿になったことが縁で隆盛し、秋山虎泰に従って伊那先方衆として大いに武威を振るった。

しかし信玄の死後、甲斐武田氏は急速に衰退し、天正10年(1582年)には遂に織田信長による武田征伐が開始される。信氏は抗戦したが、弟の下條氏長が裏切ったため落城し、信氏は間もなく病死した。

その信長も本能寺の変で死去し、天正壬午の乱が開始されると、信氏の次男である下條頼安徳川家康の支援を得て吉岡城を奪回する。しかし、下條氏は間もなく改易されて吉岡城は廃城となった。現在は本丸跡が吉岡城址公園として整備され、空堀などの遺構を確認することができる。

アクセス[編集]