古城の朝鮮ウメ

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
Wikipedia-logo.pngウィキペディアの生真面目ユーザーたちが古城の朝鮮ウメの項目をおカタく解説しています。

古城の朝鮮ウメ(ふるじろのちょうせんウメ)とは、宮城県仙台市若林区古城2丁目の宮城刑務所構内に生育している国指定の天然記念物である。

概要[編集]

宮城刑務所構内に存在する臥龍梅である。

天正18年(1590年)の小田原征伐豊臣秀吉に服従した伊達政宗は、2年後から開始された朝鮮出兵への参加を余儀なくされ、3000の兵を率いて上洛し、文禄2年(1593年)から朝鮮に渡海し、蔚山城などで戦って文禄3年(1594年)に帰国した。この際、政宗は朝鮮にあった梅を日本に持ち帰ったと言われている。

宮城刑務所の敷地は政宗の時代は国分氏が居城にしていた古城の跡で、慶長5年(1600年)の関ヶ原の戦いの際に会津上杉景勝と対立した際には、ここを出城に使用した。政宗は晩年になるとここに自らの隠居所である若林城を築城し、自らが持ち帰った梅の木を見ることを楽しんだと言われている。

樹容は根回りが1.7メートル、樹高がおよそ9メートル、枝張りは東西17メートル、南北22メートル余り、花は遅咲きで白一重の大輪である。昭和17年(1942年)に国の天然記念物に指定された。

アクセス[編集]

外部リンク[編集]