加藤俊彦
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加藤 俊彦(かとう としひこ、1916年 - 2005年[1])は、マルクス経済学者。東京大学名誉教授。専攻は金融論・金融史[2]。宇野学派[3]。
香港生まれ[2]。1939年東京帝国大学経済学部卒業[1]。土屋喬雄のゼミに所属[4]。1942-1948年東京帝国大学経済学部(嘱託)。1947年東京高等師範学校教授。1949年東京大学社会科学研究所助教授、1957年教授。1968年4月-11月東京大学社会科学研究所所長。1977年東京大学名誉教授[1]。
著書[編集]
単著[編集]
- 『新日本史講座〔資本主義時代 下〕金融資本』(中央公論社、1950年)
- 再版『新日本史講座11〔資本主義時代2〕金融資本』(中央公論社、1954年)
- 『本邦銀行史論』(東京大学出版会[東京大學社會科學研究所研究叢書]、1957年)
- 『銀行合同史』(全国地方銀行協会[銀行叢書]、1960年)
- 『日本の銀行家――大銀行の性格とその指導者』(中央公論社[中公新書]、1970年)
共著[編集]
- 『日本における資本主義の発達(上・下・年表)』(楫西光速、大島清、大内力共著、東大協同組合出版部、1950-53年)
- 『経済問題の基礎知識』(楫西光速、大島清、大内力共著、暁教育図書[現代教養講座]、1952年)
- 『日本資本主義の成立(I・II)――双書日本における資本主義の発達(1-2)』(楫西光速、大島清、大内力共著、東京大学出版会[東大新書]、1954-56年)
- 『日本資本主義の発展(I-III)――双書日本における資本主義の発達(3-5)』(楫西光速、大島清、大内力共著、東京大学出版会[東大新書]、1957-59年)
- 『日本における資本主義の発達(全)』(楫西光速、大島清、大内力共著、東京大学出版会、1958年)
- 『金融論』(大島清、斎藤晴造、玉野井昌夫共著、東京大学出版会、1960年)
- 『日本資本主義の没落(I-VIII)――双書日本における資本主義の発達(6-13)』(楫西光速、大島清、大内力共著、東京大学出版会[東大新書]、1960-69年)
- 『日本の大蔵大臣』(遠藤湘吉、高橋誠共著、日本評論社、1964年)
- 『スクール図解百科事典12 日本の産業Ⅱ』(著者代表、講談社、1967年)
- 『人物・日本資本主義(I-IV)』(大島清、大内力共著、東京大学出版会[UP選書]、1972-83年)
編著[編集]
- 『玉川こども百科93 お金の話』(編、誠文堂新光社、1960年)
- 『国立銀行の研究』(大内力共編著、勁草書房[東京大學社會科學研究所研究叢書]、1963年)
- 『証券経済講座 第3巻 証券市場と金融機関』(編、東洋経済新報社、1968年)
- 『世界経済と日本経済』(大内力、三潴信邦共編、東京大学出版会、1973年)
- 『日本金融論の史的研究』(編、東京大学出版会、1983年)
- 『両大戦間の横浜正金銀行』(山口和雄共編著、日本経営史研究所、1988年)
訳書[編集]
関連文献[編集]
- 加藤俊彦・武田隆夫教授還暦記念遠藤湘吉教授追悼論文集編集委員会編『現代資本主義と財政・金融――加藤俊彦・武田隆夫教授還暦記念遠藤湘吉教授追悼』(東京大学出版会、1976年)