函館湯の川温泉
ナビゲーションに移動
検索に移動
函館湯の川温泉(はこだてゆのかわおんせん)とは、北海道函館市湯川町に存在する温泉である。
概要[編集]
湯の川温泉は室町時代の第8代征夷大将軍である足利義政の時代である享徳2年(1453年)に木こりがわき湯を見つけて腕の痛みを癒し、そのお礼に薬師如来を祀ったのが起源とされている。江戸時代になると北海道は松前藩の支配下に置かれるが、後に松前藩の第4代藩主(蠣崎氏の代から数えると第9代当主)となる松前高広が承応2年(1653年)、当時は幼名の先勝丸を名乗っていた時、重病に倒れていたので母親の清涼院(蠣崎友広の娘)が夢のお告げでこの湯の存在を知り、先勝丸を湯治させたところ病気は程なく全快し、承応3年(1654年)に藩はお礼として薬師堂を再建した。これが現在まで続く湯の川温泉の始まりとされている。明治維新の際の函館戦争においては旧江戸幕府海軍副総裁である榎本武揚が250名の傷病兵を療養させたことでも知られる。
このように歴史ある湯の川温泉は当地の人々から「神から授かりし物」と言われ、湯倉神社発祥の故事に「頭を上げる前に、頭を下げることを教わった」と言われている。
また歴史だけではなく、函館空港から自動車でわずか5分の距離にあるという立地条件の良さから、1泊2日の歓楽型温泉として利用されることが多い。この温泉の湧出量は1日7000トン以上と豊富で、源泉温度は平均65度以上、函館山の夜景や根崎海岸、特別史跡である五稜郭、トラピスチヌ修道院、ハリストス教会、函館市営熱帯植物園、石川啄木ゆかりの啄木小公園など観光名所にも多く恵まれ、保養温泉・休養温泉としての性格も併せ持っている。
アクセス[編集]
泉質・効能[編集]
問い合わせ[編集]
- 0138 - 57 - 8988(湯の川温泉旅館協同組合)