LibreOffice

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LibreOfficeのロゴ

LibreOfficeは、オープンソースのオフィススイートであり、Microsoft Officeとの互換性を持つ一連のアプリケーションを提供します。このソフトウェアスイートは、テキスト文書、スプレッドシート、プレゼンテーション、データベース、図表などの作成と編集に使用されます。

LibreOfficeは、オープンソースのオフィススイートとして、幅広い機能と高い互換性を備えています。無料で利用できるため、個人や企業、教育機関などで広く採用されています。オープンソースコミュニティによる開発とサポートにより、LibreOfficeは進化し続け、多くのユーザーにとって重要なツールとなっています。

歴史[編集]

LibreOfficeは、かつてオープンソースのオフィススイートであったOpenOffice.orgプロジェクトから派生しました。2010年にLibreOfficeプロジェクトがOpenOffice.orgのコードベースをフォークし、独自に開発を進めることとなりました。このフォークにより、LibreOfficeはオープンソースコミュニティによって開発・維持され、世界中のユーザーに利用されるようになりました。

機能[編集]

LibreOfficeには、以下のような主要なコンポーネントが含まれています。

  • Writer:ワープロソフトウェアであり、文書の作成、編集、書式設定を行うことができます。
  • Calc:スプレッドシートソフトウェアであり、データの分析、計算、グラフ作成などを行うことができます。
  • Impress:プレゼンテーションソフトウェアであり、スライドショーの作成と編集が可能です。
  • Base:データベースフロントエンドであり、データの作成、編集、クエリの実行、フォームの作成などを行うことができます。
  • Draw:図面作成ツールであり、図形やダイアグラムの作成、編集、簡単な画像編集が可能です。

ファイルフォーマットの互換性[編集]

LibreOfficeは、Microsoft Officeのファイルフォーマットとの高い互換性を持っています。したがって、Microsoft Word、Excel、PowerPointなどで作成されたドキュメントをLibreOfficeで開くことができます。また、LibreOfficeのドキュメントもMicrosoft Officeで開くことができます。

さらに、LibreOfficeは多くの他のファイルフォーマットにも対応しています。たとえば、OpenDocumentフォーマット(.odt、.ods、.odpなど)は、LibreOfficeのネイティブファイルフォーマットとして使用されます。

オープンソースコミュニティ[編集]

LibreOfficeは、広範なオープンソースコミュニティによって開発されています。このコミュニティには、プログラマー、開発者、デザイナー、テスターなどが含まれており、ソフトウェアの品質向上や新機能の開発に積極的に取り組んでいます。また、ユーザーコミュニティも非常に活発であり、フィードバックやサポートを提供することでLibreOfficeの進化に貢献しています。

インストールと利用[編集]

LibreOfficeは、Windows、Mac、Linuxなどのさまざまなオペレーティングシステムで利用することができます。公式ウェブサイトからインストールパッケージをダウンロードし、簡単な手順に従ってインストールすることができます。インストール後、LibreOfficeのアプリケーションを起動し、文書の作成や編集を始めることができます。

サポートとアップデート[編集]

LibreOfficeは、オープンソースソフトウェアであるため、無料で利用することができます。また、LibreOfficeの公式ウェブサイトやコミュニティフォーラムなどで、ユーザーサポートやドキュメンテーションを入手することができます。さらに、定期的なアップデートや改良版のリリースが行われており、最新の機能やセキュリティパッチを受け取ることができます。