ミツクリエナガチョウチンアンコウ

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
ミツクリエナガチョウチンアンコウ
分類
ドメイン真核生物
動物界
脊椎動物門
条鰭綱
アンコウ目
亜目チョウチンアンコウ亜目
ミツクリエナガチョウチンアンコウ科
ミツクリエナガチョウチンアンコウ
名称
学名Cryptopsaras couesii
Gill, 1883
和名ミツクリエナガチョウチンアンコウ (箕作柄長提灯鮟鱇)
英名Triplewart seadevil
保全状況
IUCNレッドリスト低危険種

ミツクリエナガチョウチンアンコウとは、ミツクリエナガチョウチンアンコウ科に属する深海魚の一種である。

概要[編集]

オスよりメスのほうが大きくなる。オスの最大体長は7.3cmで、メスの最大体長は44.0 cmである。

生態[編集]

世界中の熱帯・亜熱帯の500~1250 mに生息する。北海道から駿河湾土佐湾久米島下甑島口之島西方から記録がある。

人間との関係[編集]

名称[編集]

属名は「隠れた」「秘密」を意味する『Crypto』と「漁師」を意味する『psaras』を組み合わせたもので、イリシウムがエスカの中に埋もれていることを表している。種小名は鳥類学者のエリオット・クーズへの献名である。

田中茂穂らが本種のシノニムとされるParaceratias mitsukuriiに「ミツクリエナガチョウチンアンコウ」と命名した[1]。標準和名の『ミツクリ』とP. mitsukurii種小名は、箕作佳吉博士への献名である。

かつては、最も長い和名を持つ魚類だったが、1982年ウケグチノホソミオナガノオキナハギが命名されたため、2番目になり、1982年にCaulophryne jordaniに「ジョルダンヒレナガチョウチンアンコウ」という名前がついた。

2022年には、Caulophryne polynemaに「フサフサヒレナガチョウチンアンコウ」、Anguilla australis schmidtiに「ニュージーランドショートフィンウナギ」と命名され、5番目に最長となった。

出典[編集]

関連項目[編集]