ハルーワスウィート
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ハルーワスウィート | |
---|---|
欧字表記 | Halwa Sweet |
品種 | サラブレッド |
性別 | 牝 |
毛色 | 栗毛 |
生誕 | 2001年3月12日(23歳) |
父 | Machiavellian |
母 | ハルーワソング |
母の父 | Nureyev |
生国 | 日本(北海道早来町) |
生産 | ノーザンファーム |
馬主 | 吉田和美 |
調教師 | 友道康夫(栗東) |
競走成績 | |
生涯成績 | 22戦5勝 |
獲得賞金 | 5911万5000円 |
ハルーワスウィート(Halwa Sweet)は、日本の競走馬。馬名の意味は、母馬の名前の一部「ハルーワ(アラブ系のお菓子)」に「甘い」の英語。
引退後は繁殖牝馬となり、2013年・2014年のヴィクトリアマイル優勝馬ヴィルシーナ、2016年の秋華賞、2017年のドバイターフ優勝馬ヴィブロス、2017年のジャパンカップ優勝馬シュヴァルグランを輩出している。
競走馬時代[編集]
ハルーワスウィートは、先天的に尾骨がなく、尻尾がない馬だった。友道調教師は免許を取得したばかりで開業を目前控えていた頃、仔馬時代のハルーワスウィートを目にした。生産者である吉田勝己の推薦と、身体つきが魅力的と感じた友道調教師は、尻尾がないものの同馬を厩舎開業最初の預託馬として引き受けた。友道調教師によれば、競走馬は疾走時に尻尾でバランスを取りながらカーブを曲がると考えられるが、尻尾が最初からないハルーワスウィートにはそうした感覚が備わっていないと考えられた[1]。
現役時代は22戦に出走。下級条件戦で5勝をあげた。2007年3月11日に中京競馬場で行われた4歳以上1600万下条件戦での7着を最後に引退し、ノーザンファームで繁殖入りした。
尻尾がない特徴的な姿からファンがおり、後に同馬の産駒の馬主となる佐々木主浩もその一人だった[1]。
繁殖時代[編集]
繁殖入り後の最初の交配相手はダンスインザダークに決まった。ダンスインザダークとの初仔がセリ市に上場されると、佐々木は同馬の初仔を絶対に落札する、と言って購入した[1]。2番仔であるヴィルシーナの購入時、同時に3番仔以降の産駒をセールを経ずとも購入する権利を手に入れた佐々木は、以降も同馬の産駒を全て購入している。
繁殖成績[編集]
- 現役馬の成績は2023年1月17日現在。
生年 | 馬名 | 性 | 毛色 | 父 | 馬主 | 厩舎 | 戦績 | 備考 | 出典 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
初仔 | 2008年 | ファルスター | 牡 | 鹿毛 | ダンスインザダーク | 佐々木主浩 | 栗東・友道康夫 | 24戦3勝 | (引退) | [2] |
2番仔 | 2009年 | ヴィルシーナ | 牝 | 青毛 | ディープインパクト | 21戦5勝 ヴィクトリアマイル(GI 2013年、2014年)、クイーンカップ(GIII 2012年) |
繁殖牝馬 | [3] | ||
3番仔 | 2010年 | ランギロア | 牡 | 栗毛 | アグネスタキオン | 8戦3勝 | (引退) | [4] | ||
4番仔 | 2012年 | シュヴァルグラン | 牡 | 栗毛 | ハーツクライ | 33戦7勝 ジャパンカップ(GI 2017年)、阪神大賞典(GII 2016年)、アルゼンチン共和国杯(GII 2016年) |
種牡馬 | [5] | ||
5番仔 | 2013年 | ヴィブロス | 牝 | 青毛 | ディープインパクト | 17戦4勝 秋華賞(GI 2016年)、ドバイターフ(GI 2017年) |
繁殖牝馬 | [6] | ||
6番仔 | 2019年 | イヴィステラ | 牝 | 鹿毛 | ハーツクライ | 4戦0勝 | (現役) | [7] | ||
7番仔 | 2020年 | グランヴィノス | 牡 | 青鹿毛 | キタサンブラック | 2戦1勝 | (現役) | [8] | ||
8番仔 | 2021年 | エヴァンスウィート | 牝 | 栗毛 | スワーヴリチャード | (デビュー前) | [9] |
血統表[編集]
ハルーワスウィートの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ミスタープロスペクター系 |
[§ 2] | ||
父 Machiavellian 1987 黒鹿毛 |
父の父 Mr. Prospector1970 鹿毛 |
Raise a Native | Native Dancer | |
Raise You | ||||
Gold Digger | Nashua | |||
Sequence | ||||
父の母 Coup de Folie1982 黒鹿毛 |
Halo | Hail to Reason | ||
Cosmah | ||||
Raise the Standard | Hoist the Flag | |||
Natalma | ||||
母 ハルーワソング 1996 栗毛 |
Nureyev 1977 鹿毛 アメリカ |
Northern Dancer | Nearctic | |
Natalma | ||||
Special | Forli | |||
Thong | ||||
母の母 Morn of Song1988鹿毛 アメリカ |
Blushing Groom | Red God | ||
Runaway Bride | ||||
Glorious Song | Halo | |||
Ballade | ||||
母系(F-No.) | (FN:12-c) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Halo 3×4、Native Dancer S4×S5×M5、Natalma S4×M4、Nasrullah S5×M5、Almahmoud S5×S5×M5 | [§ 4] | ||
出典 |
- 半弟にフレールジャック(2011年ラジオNIKKEI賞)とマーティンボロ(2014年中日新聞杯。新潟記念)。
- そのほかの近親についてはグローリアスソング#主な牝系図を参照。
出典[編集]
- ↑ a b c 『週刊競馬ブック』2013年6月1・2日号(第51巻22号)、ケイバブック・刊、「藤村和彦のインタビューROOM・友道康夫調教師」
- ↑ “ファルスター”. netkeiba.com. 2019年3月12日確認。
- ↑ “ヴィルシーナ”. netkeiba.com. 2019年3月12日確認。
- ↑ “ランギロア”. netkeiba.com. 2019年3月12日確認。
- ↑ “シュヴァルグラン”. netkeiba.com. 2019年3月12日確認。
- ↑ “ヴィブロス”. netkeiba.com. 2019年3月12日確認。
- ↑ “イヴィステラ|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2022年1月20日確認。
- ↑ “グランヴィノス”. www.jbis.or.jp. 2022年10月10日確認。
- ↑ “_________|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2021年9月9日確認。
- ↑ a b c d “ハルーワスウィートの血統詳細”. netkeiba.com. 2019年1月19日確認。