ニホンアマガエル

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
新潟県で撮影されたニホンアマガエル
Wikipedia-logo.pngウィキペディアの生真面目ユーザーたちがニホンアマガエルの項目をおカタく解説しています。

ニホンアマガエル(日本雨蛙,Hyla japonica)とは、無尾目アマガエル科アマガエル属に分類されるカエルの一種である。

見た目[編集]

大きさは、3~4cmほど。

体色は、近くの物の色により、緑になったり、茶色や灰白色になったりする。稀にアルビノの白い個体や黄色い色素が無くなった青い個体が見つかる。

背面に大きな黒紋がある場合が多い。顔に目を通る長細い黒紋がある。顔の黒紋は本種とよく似る、シュレーゲルアオガエルには無い。

手足には、吸盤があり、その吸盤で木に登る。

生態[編集]

分布[編集]

日本済州島朝鮮半島ロシア沿海州サハリン中国北部に生息する。

日本国内では、北海道本州四国九州国後島佐渡島隠岐壱岐対馬大隅諸島で見られる。八丈島に移入された。本種は沖縄県には分布していないが、近縁種のハロウエルアマガエルがいる。

遺伝子的に西日本から九州、韓国・中国・沿海州に生息するグループと東・北日本・樺太、国後島に分布するグループに分かれる。

鳴き声[編集]

アマガエルは、湿度が高い時と繁殖期に鳴く。雨が降る前に鳴くため、「雨蛙」という名前がついた。

オスの咽喉に声嚢があり、それで鳴く。

繁殖[編集]

5~7月頃が繁殖期である。

オスは鳴囊を、膨らませ鳴く。抱接すると水面を移動しながら産卵する。

卵塊は小さく、200~500個の卵が含まれる。