ニホンアマガエル

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ニホンアマガエル
分類
ドメイン 真核生物
動物界
脊椎動物門
両生綱
無尾目
アマガエル科
アマガエル属
ニホンアマガエル
名称
学名 Dryophytes japonica
(Günther, 1859)
和名 ニホンアマガエル
英名 Japanese tree frog
保全状況
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ニホンアマガエルとは、無尾目アマガエル科アマガエル属に分類されるカエルの一種である。

形状[編集]

大きさは、3~4cmほど。対馬の個体は本土のものより大きくなる。

体色は、近くの物の色によって、緑になったり、茶色や灰白色になったりする。稀にアルビノの白い個体や黄色い色素が無くなった青い個体が見つかる。

背面に大きな黒紋がある場合が多い。顔に目を通る長細い黒紋がある。顔の黒紋は本種とよく似る、シュレーゲルアオガエルには無い。

手足には、吸盤があり、その吸盤で木に登る。後ろ足後側に黒や白の模様は無い[1]

生態[編集]

分布[編集]

日本済州島朝鮮半島ロシア沿海州樺太中国北部に生息する。

日本国内では、京都府大阪府以南の本州四国九州隠岐壱岐対馬大隅諸島で見られる。八丈島に移入された。本種は沖縄県には分布していないが、近縁種のハロウエルアマガエルがいる。

大阪府北部(箕面市豊能町能勢町)にはヒガシニホンアマガエルとの雑種が生息する。

鳴き声[編集]

アマガエルは、湿度が高い時と繁殖期に鳴く。雨が降る前に鳴くため、「雨蛙」という名前がついた。

オスの咽喉に声嚢があり、それで他のオスと重ならない様に鳴く。

繁殖[編集]

5~7月頃が繁殖期である。

オスは鳴囊を、膨らませ鳴く。抱接すると水面を移動しながら産卵する。

卵塊は小さく、200~500個の卵が含まれる。

分類[編集]

2016年の研究で遺伝子的に南北に別れる2つの集団がいることが判明した。

2025年2月20日、東日本のニホンアマガエルが‘‘Dryophytes leopardus’’ (和名:ヒガシニホンアマガエル)として新種記載された[1]

出典[編集]