チョウチンアンコウ

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チョウチンアンコウ
分類
アンコウ目
上科チョウチンアンコウ上科
チョウチンアンコウ科
チョウチンアンコウ属
チョウチンアンコウ
名称
学名Himantolophus sagamius
(Tanaka, 1918)
和名チョウチンアンコウ (提灯鮟鱇)
英名Pacific footballfish
保全状況

チョウチンアンコウとは、アンコウ目チョウチンアンコウ科の深海魚である。

形状[編集]

体長は30.8〜34.0cm。

背鰭棘数は5で、胸鰭棘数17本、臀鰭棘数4本、尾鰭棘数9本。

体は短く、前方は球形で、後方は短い。

有棘突起はよく発達し,上方に向かうが、鼻と顎の乳頭はあまり発達しない。

歯は、4〜5列ほど並び、下顎のものもは上顎の歯の方が大きい。

生態[編集]

太平洋の水深613~1200mに生息し、日本では北海道から本州で見られ、海外ではクリル半島カリフォルニアからペルーで確認されている[1]

分類と名称[編集]

田中茂穂が発表した「日本産魚類図説」内で新種として記載され、「サガミチョウチンアンコウ」との和名が提唱された[2]種小名は「相模産の」の意味で、模式産地に由来する。

現在使われている「チョウチンアンコウ」という和名は本種以外にもH. groenlandicusに用いられていることも多い。本頁においては本村 (2023)に従いH. sagamiusとしている[3]

別称として「ホンチョウチンアンコウ」というものある。

人との関係[編集]

リュウグウノツカイと共に深海魚を代表する魚である。

江ノ島水族館では、7日間の飼育に成功している。

出典[編集]

  1. Froese, Rainer; Pauly, Daniel (eds.) (2006). "Himantolophus sagamius" in FishBase. 2006年4月のバージョン。
  2. 田中茂穂 『日本産魚類図説』。
  3. 本村浩之.2023.日本産魚類全種目録.これまでに記録された日本産魚類全種の現在の標準和名と学名.Online ver. 21.