サイボーグ
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サイボーグ(英:cyborg)とは、ノーバート・ウィーナーが提唱した「サイバネティクス(制禦工学)」と「オーガン(組織。「オルガン」「オルガスムス」と同根)」の合成語。端的にいうと、生体と機械の融合体であり、「バイオニック」とも呼称される。
概要[編集]
機械と生命体の両方の特性を持つ特異な存在。本ページを読んだCRT-Dを埋めこまれた拡張型心筋症患者は「そうか、私は『特異な存在』だったのか(笑)」と思うだろうな。日本国内には数千人はいるはずなのだが。
細胞などの生体組織が含まれているのが特徴で、生体組織を含まない機械の場合はサイボーグの定義から外れる。つーか、脳が機能してりゃサイボーグだろうがよ。
SFの世界ではよくある設定で、それなりに活躍したりするが、現実の世界では筋電義手など、障害を克服するために使われる事が多い。
機械をただ装着しているだけではサイボーグとは呼ばれない。神経的な接続が大抵は存在する。
代表的なサイボーグ[編集]
実在のサイボーグ[編集]
- サイボーグ犬「The kollie」
架空のサイボーグ[編集]
- サイボーグ009
- 一号から九号までの九人がいる。
- バイオニック・ジェミー
- 米TVドラマ「『600万ドルの男』」から派生した作品。「地上最強の美女バイオニック・ジェミー」として日本でも放映された。
元・プロテニスプレイヤーのジェミー・ソマーズが事故によって両脚・右腕・右耳の機能を失ったため、サイボーグ化して社会復帰するという設定。劇中に「なんだって! 君はサイボーグなのか?!」と言われたのに対し、「あたしたちはバイオニックって言ってるわ」としれっと答える場面がある。
相棒に愛称「マックス」(正式なコードネームは「マクシミリオン」。バイオニック技術の研究のための試作犬であり、多大な費用がつぎ込まれているため)というサイボーグ犬がいる。日本語の吹替えの声優は田島令子。
- ロボコップ
- 殉職した警官をサイボーグ化。頭部を思考回路として流用しているため、食事を必要とするという設定。
- オビ=ワン・ケノービとの戦いに敗れて全身火傷という瀕死の重傷を負うも、サイボーグ化により死を免れ、その後も高い影響力を行使するという、類まれな設定。
- サイボーグ忍者
詳細は「グレイ・フォックス」を参照
- ターミネーター:ニュー・フェイトの「グレース」
- ターミネーターシリーズでは珍しいサイボーグ。未来から来た強化人間という設定。戦闘用マシンのような強さと人間のメンタルを持ち合わせた。
- 義体化
詳細は「義体化」を参照
- 『攻殻機動隊』シリーズに登場するサイボーグ技術で、脳以外の身体は機械に置き換え可能な模様。
- 義体
- 『GUNSLINGER GIRL』シリーズに登場する。
- クロちゃん
- 『サイボーグクロちゃん』に登場するキャラクター。元は黒猫だったが、ドクター剛により改造された結果サイボーグとなる。
- 相田桃子
- 『桃色・本気モード!』に登場するキャラクター。交通事故に遭った際、両親が「どんなことをしてもいいから桃子の命を救ってほしい」と手術を頼んだ結果、サイボーグとなった。
類似品[編集]
脚注[編集]
- ↑ “ロシアが極秘実験していた犬の頭とロボットをつなぎ合わせたサイボーグ犬「The kollie」”. カラパイア (2011年3月9日). 2019年11月10日確認。
- ↑ “「ターミネーター」カーネル、襲来”. ITmedia (2016年1月2日). 2019年11月10日確認。