サイバネティクス

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サイバネティクスは日本語では「制禦工学」、直訳すると「舵取り工学」である。

概要[編集]

サイボーグは「サイバネティック」+「オーガニズム(組織)」の略語であるので、『ナイトライダー』のナイト2000もサイボーグではある。ただし「サイボーグ」というと「機器を埋め込まれた生体」の意もあるので、「バイオニック」の語も用いられる。

表記について[編集]

「制し、禦す」ので「制禦」だが、「禦」が漢字制限に引っかかるため「制御」とも記述される。
「禦す」ならば「禦される」対象があるわけで、「人間が人間を禦すことは許されない」みたいな言葉狩りの対象とされている。[1]

人間生活との関わり・利用[編集]

CRT-Dという機器があり、小さな石鹸くらいのサイズのケースの中に電池とコンピュータと通信機が入っている。心臓の拍動をセンサーで検知し、右心室と左心室の収縮のタイミングがずれた時は、それを調整する。または、旋回性細動という完全性心不全を検知したときは、電気ショックを与えて再鼓動させる。
自働航法装置や巡航ミサイルなどもサイバネティクスの成果といえる。近年の食堂では、ロボットが料理を運んでくるのは珍しくないが、この制禦もそうだし、工業用ロボットなども同様である。

参考文献[編集]

  • ノーバート・ウィーナー著/池原止戈夫、彌永昌吉、室賀三郎、戸田巌訳『サイバネティクス ― 動物と機械における制御と通信』

脚注[編集]

  1. その結果として、「『禦者』が出てこなくて『御者』しか出てこない」とかいうややこしいことになる。言葉狩りも参照のこと。

関連作品[編集]

  • サイボーグ009
  • ナイトライダー
  • バイオニック・ジェミー