エリザベス2世
エリザベス2世(エリザベスにせい、Elizabeth the Second、1926年4月21日 - 2022年9月8日)は、イギリスのウィンザー朝第4代女王(在位: 1952年2月6日 - 2022年9月8日 )。全名はエリザベス・アレクサンドラ・メアリー。カナダなど英連邦の元首も兼ねていた。英国教会の最高権威者でもある。
略歴[編集]
父はジョージ6世。母はエリザベス妃(スコットランド貴族第14代ストラスモア=キングホーン伯爵クロード・ボーズ=ライアン末娘)の第1子・長女としてロンドンで生まれる。
1947年にエディンバラ公爵フィリップと結婚し、この間に3男1女(チャールズ、アン、アンドルー、エドワード)をもうけた。1952年に父王・ジョージ6世が崩御したため、25歳で即位した。このとき、エリザベスは夫とともにケニアに滞在中に訃報に接したが、木を足場にした「ツリートップ・ホテル」に泊まっていたことから、「王女として木に登り、女王として降りてきた」と語られた。
1975年に英国君主として初めて日本に訪問し、日本の皇室とも親交が深かった。
2007年に英国史上、最高齢の君主となり、2015年には在位期間が歴代君主で最長となった。
2011年、かつて植民地として支配した隣国のアイルランドを訪問した。
2020年に新型コロナウイルスが流行した際には、「良い時代が来る」と述べて国民に結束を促すなど、異例の演説を行なった。2022年2月には女王本人も感染した。
2021年に夫のエディンバラ公爵フィリップが死去した。2022年2月、在位70年(プラチナ・ジュビリー)を迎えて6月に祝賀行事が行われた。エリザベス2世は高齢のため、夏の静養先であるスコットランドのバルモラル城に移り、9月6日には城内で新首相となったリズ・トラスを任命した。
9月8日、王室はエリザベス2世の健康状態を懸念し、女王が医師の管理下に置かれたことを発表する。同日、女王は滞在先で96歳で崩御した。死因は不明。王室によると「安らかに息を引き取った」という。
王位は長男で継承順位1位のチャールズ3世が継承した。
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