とれいゆつばさ
とれいゆつばさとは、かつて奥羽本線の福島~新庄間で運転されていた観光列車である。 2022年3月をもって引退した。[1]
概要[編集]
足湯が車内についているのが特徴。 新幹線より観光列車としての意味合いが強くのってたのしい列車の1つ。
福島駅では新幹線の車両が在来線ホームに停車している不思議な光景を見ることができる。
福島駅在来線ホーム発着でも山形新幹線は仙台近郊区間に含まれてないので仙台地区の大回り乗車でとれいゆつばさに乗ることはできない。
引退が告知された後は予約が困難になり、特に元グリーン車の乗り得車両かつ23席しかない11号車は10時打ちをしないと切符が取れないほどの予約率となった[2]。お座敷は10時打ちは不要だが初日に売り切れることもある。
臨時列車や旅行商品として東北新幹線に乗り入れ上野駅一部東京駅まで乗り入れることがある。
上り列車は北山形駅で新庄駅を17分後に出た後続のつばさ150号に追い抜かれる。このときとれいゆつばさ2号でしか見れない在来線区間で新幹線同士の追い抜きが行われる激レア光景が見られる。
終末期はとれいゆつばさと新庄駅でもう1つの当駅を発着する陸羽東線経由の臨時列車、快速湯けむりを乗り継ぐツアーの旅行商品も発売された。
車両[編集]
新幹線E3系電車を使用している。11号車は秋田新幹線の「こまち」時代はグリーン車だった座席、12号車~15号車がお座敷座席となっている。 どちらも普通車指定席の料金で利用できる。
えきねっとや駅のマルスでは11号車はとれいゆつばさ(普通)、12~15号車はとれいゆつばさ(お座敷)で同じ列車なのに二階建て新幹線のMaxのように別々の列車として発売される。
お座敷も予約できるのは12、13号車のみで14号車は旅行商品専用、15号車はラウンジとなっている。
足湯[編集]
16号車に設置。 入る方法は15号車のカウンターでチケットを買う。450円とやや高めだが引退直前ということ、列車に乗りながら足湯に入れるのはここしかないことから、引退が発表されたあとは始発駅発車時に売り切れることが多かった。
ポイント通過時や団体列車での東北新幹線乗り入れ時に275km運転でも足湯は溢れないが、列車が急停車すると溢れる模様。[4]
停車駅[編集]
福島駅-米沢駅-高畠駅-赤湯駅-かみのやま温泉駅-山形駅-天童駅-さくらんぼ東根駅-村山駅-大石田駅-新庄駅
関連項目[編集]
脚注[編集]
- ↑ https://www.jreast.co.jp/press/2021/sendai/20211019_s01.pdf
- ↑ 1月22日の上りは12月22日10時53分に空席照会したら元グリーン車は埋まってた
- ↑ https://twitter.com/asahi_rail/status/1506453698402471937?s=21
- ↑ さくらんぼ東根駅付近で急停車したときに足湯が溢れたとTwitterに掲載されてた。