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i-FILTER

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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I-FILTER
開発元 デジタルアーツ
初版 2000年9月
ライセンス プロプライエタリ/クローズドソース
対応OS Windows,Android,iOS
種別 検閲ソフトウェア
「フィルタリング」ソフトウェア
公式サイト https://www.daj.jp/cs/
テンプレートを表示

i-FILTERとは、検閲ソフトウェアである。[1]「フィルタリング」ソフトウェアともされる。[2]

アクセスを禁止されたときに出てくる画面

概要[編集]

有害サイトの検閲以外にも、学習に関係のない非有害サイトへのアクセスを検閲の対象とする機能を搭載しており、[注 1][3]PC用としては初めて日本PTA全国協議会の推薦を受けたソフトウェアである。[2]発売元であるデジタルアーツ社によると「家庭向けフィルタリングソフトのシェアではNo.1、また同社のフィルタリングソフトは2012年8月現在で日本全国25,000校に導入されている」とのことである。 [2]

主な機能[編集]

ウェブサイトの検閲[編集]

仕組みとしては、デジタルアーツ本社のデータベースにあるカテゴライズされたサイトのURLにアクセスした際に、そのカテゴリが検閲対象のカテゴリである場合は、アクセスを禁止する。
カテゴリは68に分類されている。[3]
未知の改ざんサイトや立てたばっかりのサイトも、i-FILTERの利用者がアクセスすると即座にデータベースに登録、内容によってはアクセスが禁止される。

検索結果の検閲[編集]

検索エンジンでの検索結果のリンク先が検閲対象である場合、アクセスが禁止される。[3]

アプリケーションの検閲[編集]

登録されたアプリケーションの使用をを禁止する。[3]

利用状況の監視[編集]

iフィルターにはスパイウェア機能も含まれており、インターネットの利用状況やアプリケーションの使用履歴を監視できる。[3]

アクセスが禁止されるサイト[編集]

エロサイトやグロサイトなどの有害サイトは当然ながら検閲の対象だが、それ以外に学校側が見せたくない非有害サイトがあれば追加で検閲を行うことが可能。主に、

などへのアクセスが禁止される。[3] 具体的に例を挙げると、ブログとしてアクセスが禁止される例として、日常や飼育記録を載せてるサイト以外にも、なぜかアンサイクロペディアEnpediaへのアクセスが禁止される。 掲示板としては5ちゃんねる以外にも、一部サイトの掲示板のサイトをそのページだけピンポイントでアクセスを禁止している。プロキシ情報としては、VPNのサイトが後述の理由でアクセスが禁止される。検閲の対象ではないWikiとしては、ウィキペディアや誹謗中傷が絶えないサイトであるユアペディアやansaikuropediaドメインのアンサイクロペディア、Mirahezeをホストサーバーに使用しているWikiなどがある。

また、BingDuckDuckGoなどGoogle以外の検索エンジンで検索結果の検閲を回避するのを防ぐためにこれらのサイトもブロックされることがある。つまり、検索エンジンとして、プライバシー侵害ソフトウェアである[4]Google 検索の使用を強いられるということである。

対策[編集]

全体[編集]

VPNの使用[編集]

実は、VPNで接続すれば回避できるが、iフィルターにはスパイウェア機能も含まれており、運用者(学校など)は、ログや使用履歴を監視することができる。[3]要するに、ばれてしまって指導されてしまうことになる。

Android版[編集]

セーフモードの使用[編集]

セーフモードで起動し、iフィルターをアンインストールすれば、セーフモードでは、サードパーティのアプリケーションが無効化されるため、iフィルターを回避・削除することができる可能性がある。

  1. 「再起動」を長押しする。
  2. 「セーフモードに変更」と表示されたら、「OK」を押す。

回避するだけの場合は、上の手順のみを行う。削除する場合は、上の手順に加え、以下の手順も行う。

  1. 再起動されたら、iフィルターをアンインストールする。

通常モードに戻りたい場合は以下の手順を行う。

  1. 再起動して、セーフモードを無効化する。

リカバリモード経由での初期化[編集]

リカバリモードで起動して、そこから初期化すれば、元の環境もろともiフィルターを削除あるいは無力化することができる。

Windows版[編集]

Live CDの使用[編集]

  • よみもの:PCのOSをLinux Mintに置き換える方法の方法で、Live CDのまま使い続けるか(電源を切るとデータは失われる)、デュアルブートを行うか(PCのディスク内にOSが2つある状態となり、電源を切ってもデータは失われない。BIOSのブートメニューから起動するOSを選択可能)により、iフィルターを回避することができる。元の環境は残り続ける。(デュアルブートの場合、元の環境で使えるディスク容量は減る)
  • 「ディスクを消去してLinux Mintをインストール」を選択すれば、元の環境もろともiフィルターを削除することができる。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. 学習に関係のある非有害サイトへのアクセスが誤って禁止されることもある

出典[編集]

  1. Proprietary Censorship - GNU Project”. 2025年3月12日確認。 - 類似のソフトウェアであるGoogle Family Linkが検閲ソフトウェアとされているため。
  2. 以下の位置に戻る: a b c iフィルター - DigitalArts”. 2025年3月12日確認。
  3. 以下の位置に戻る: a b c d e f g iフィルター月額版のマニュアル - DigitalArts”. 2025年3月12日確認。
  4. Google Search - Spyware Watchdog”. 2025年3月12日確認。

関連項目[編集]

Wikipedia-logo.pngウィキペディアの生真面目ユーザーたちがi-フィルターの項目をおカタく解説しています。
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ソフトウェア メモ帳 (Windows) - Windows Media Player - ワードパッド - 僕が死んだら… - Minetest - Windows 3D ピンボール - I-FILTER
プラットフォーム Dynabook ss portege 3300ct - WILLCOM 03 - Windows Phone
参考 カテゴリ:Windows
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