ABCフレッシュアップベースボール
ABCフレッシュアップベースボール | |
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ジャンル | プロ野球中継 |
放送方式 | 生放送 |
放送期間 | 1961年(昭和36年)4月23日 - 継続中 (現在のタイトルになったのは2007年4月から) |
放送時間 | 毎日基本17:55から試合終了まで |
放送局 | 朝日放送(ABC)→ 朝日放送ラジオ(ABCラジオ) |
ネットワーク | 火・水・木曜:JRN 月・金曜:NRN 土・日曜:JRN(デーゲーム、一部のカードはNRN扱い)/NRN(ナイター) |
テーマ曲 | 松本晃彦「FIRE DANCE」(2011年ナイターシーズン開始以降) |
公式サイト | 公式サイト |
特記事項: 月曜には阪神戦のある日のみ放送。 火・水・木曜は阪神戦(ならびに阪神戦中止時の関西開催試合)のみ放送。 土曜・日曜には阪神戦デーゲーム中継実施日である場合、夏の高校野球期間を除いてナイター中継休止。 土曜デーゲームは2010年度から2016年度までワイド番組内包(フロート番組)の扱い。 | |
『ABCフレッシュアップベースボール』(エービーシーフレッシュアップベースボール)は、朝日放送ラジオ(ABCラジオ)が放送しているプロ野球中継番組である。主に、日本プロ野球(NPB)の阪神タイガースをはじめとした近畿地方に本拠地を置くプロ野球チーム主催試合を中継する。
全国高等学校野球選手権大会期間中のオリックス・ソフトバンクの主催試合時の扱い[編集]
阪神のホームゲーム以外の関西圏開催試合(オリックスのホームゲームなど)については、ABCで放送する場合もしくは全国ネットの場合はABCがアナウンサーを派遣するが、ビジター地元局のみ放送の場合は相手側の放送局に人員協力を受けることが多い。ABCおよび相手局の都合によってはリポーターなしの場合もある。なお、対戦相手が西武・ロッテの場合は日程の関係で当該カードのみ開催となった場合を除いて原則ネット局がないため、基本的にABCのアナウンサーが素材用録音を行うが、どうしても要員が確保できない場合は在京キー局(TBS R・LF・QR)が派遣することがある他、在京キー局・ABCのいずれも担当できない場合はABCと同じくクロスネット局のMBSがRCC・TBC発のデーゲームや週末ナイターに準じてJRN・NRN共用扱いで配信することもある(特に予備順位が屋内球場より後位である等予備から昇格する可能性が低い場合)。実例として2013年8月10日(土曜)の「オリックス vs 西武」はQRの高橋将市アナウンサーが素材用実況を担当した(前日の『文化放送ライオンズナイター』でも実況を担当していた)。
2009年以降の夏の甲子園期間(場合によっては前後を含む)における、阪神戦以外の関西開催試合での出演者は以下の通り(ただしネット局が発生しない試合を除く)。また、対西武戦の平日の文化放送(〜2017年)ならびに日曜日のNACK5、対楽天戦のRakuten.FM TOHOKUのように、平時から自社の出演者による放送を行っている局については記載しない。
以下、対戦相手欄に(ソ)の記載がある試合はソフトバンク主催の『鷹の祭典 in大阪』。その他の試合はオリックス主催試合である。
放送日時 | 対戦相手 | ネット局 | 解説者 | 実況 | リポーター | 備考 |
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2009年8月14日 | ソフトバンク | KBC | 伊藤文隆 | 沖繁義(KBC) | 小林徹夫(KBC) | |
2009年8月15日 | RKB | 岡田彰布 | 桜井浩二(RKB) | 石田一洋(RKB) | 阪神戦がデーゲーム、当該試合がナイターのためABCでも放送(全国ネットカードは横浜対広島) | |
2009年8月16日 | 湯舟敏郎 | 石田一洋(RKB) | 桜井浩二(RKB) | |||
2010年8月17日 | 楽天 | TBC | 飯野雅人(TBC) | 枝松順一 | 通常TBCは裏送りによるビジター中継を行なっていないが、特例として自社制作扱いで放送(当時Rakuten.FM TOHOKUは未開局) | |
2011年8月2日 | ソフトバンク | RKB | 矢野燿大 | 桜井浩二(RKB) | 石田一洋(RKB) | 2日のみ九州JRNブロックネット(ネット局:NBC佐賀、NBC長崎、RKK、OBS) 第93回大会は8月6日開幕 |
2011年8月3日 | 中田良弘 | 石田一洋(RKB) | 桜井浩二(RKB) | |||
2011年8月4日 | 湯舟敏郎 | 桜井浩二(RKB) | 石田一洋(RKB) | |||
2012年8月17日 | KBC | 佐々木誠(KBC) | 小林徹夫(KBC) | なし | この年は高校野球中継にKBC沖繁義が派遣されていたが、高校野球中継優先のため出演しなかった | |
2012年8月18日 | ||||||
2012年8月19日 | RKB | 濱中治 | 田中友英(RKB) | 茅野正昌(RKB) | ||
2013年8月23日 | 日本ハム | STV | 楠淳生 | 平岩康佑 | STVの要員の都合ならびに、既に1日あたりの試合数の少ない時期に入りABC側の人員にも余裕が出たため、通常通りABCからの裏送りで放送。なお前日に第95回大会は終了している | |
2013年8月24日 | HBC | 新谷博(HBC) | 卓田和広(HBC) | 川畑恒一(HBC) | HBCはこの前後の2週間を「ハッピーウィーク」と位置づけた。その一環として8月はビジター戦も全試合自社制作している(本来MBSが担当する23日分も自社制作) 技術協力をABCとMBSのどちらが担当したかは不明(ビジター側の乗り込みの場合は、受け入れ側の都合もあり必ずしもネット受け時の組み合わせとは限らないため)。 ただしHBCがJRN扱いのため、MBSがNRN向け録音実況は行っている(STVは放送なし)。 | |
2013年8月25日 | 岩本勉(HBC) | 川畑恒一(HBC) | 卓田和広(HBC) | |||
2014年8月15日 | ソフトバンク | KBC | 佐々木誠(KBC) | 沖繁義(KBC) | なし | この年は高校野球中継にKBC近藤鉄太郎が派遣されていたが、高校野球中継優先のため、8月18日を含めて出演しなかった |
2014年8月16日 | ||||||
2014年8月17日 | RKB | 岸川勝也(RKB) | 茅野正昌(RKB) | 宮脇憲一(RKB) | 翌18日に大阪開催のソフトバンク主催試合があるため、本来MBSが受け持つ当該試合も含め、RKBの出演者のみで放送。 ※技術協力をMBSとABCのどちらが担当したかは不明であるが、KBCはこの日のみMBSからの裏送りで放送。 | |
2014年8月18日 | (ソ)西武 | KBC | 佐々木誠(KBC) | 小林徹夫(KBC) | なし | 『鷹の祭典2014in大阪』。KBCの他、RKB、QRが自社制作している。 |
2015年8月18日 | ソフトバンク | RKB | 島田誠(RKB) | 宮脇憲一(RKB) | 田中友英(RKB) | 2015年8月18日、2016年8月9日は九州JRNブロックネット(ネット局:NBC佐賀、NBC長崎、RKK、OBS) |
2015年8月19日 | 田中友英(RKB) | 宮脇憲一(RKB) | ||||
2015年8月20日 | 宮脇憲一(RKB) | 田中友英(RKB) | ||||
2016年8月9日 | 関本賢太郎 | |||||
2016年8月10日 | 中田良弘 | 田中友英(RKB) | 宮脇憲一(RKB) | |||
2016年8月11日 | 有田修三 | 宮脇憲一(RKB) | 田中友英(RKB) | |||
2016年8月18日 | (ソ)西武 | 岸川勝也(RKB) | 茅野正昌(RKB) | 『鷹の祭典2016in大阪』。QRも通常通りABC技術協力で自社制作するが、2014年は自社制作を行ったKBCはMBSからの裏送りとなった。 | ||
2017年8月14日 | (ソ)日本ハム | KBC | 藤原満(KBC) | 近藤鉄太郎(KBC) | 居内陽平(KBC) | 『鷹の祭典2017in大阪』。STVラジオとの2局ネット。RKBも自社制作し、HBCとの2局ネット。 この年は高校野球中継に小林徹夫が派遣されていたが、未出演 |
2017年8月22日 | 日本ハム | HBC | 建山義紀(HBC) | 山内要一(HBC) | 渕上紘行(HBC) | 神戸開催 STVラジオはMBSからの裏送りで放送 |
2017年8月23日 | 渕上紘行(HBC) | 山内要一(HBC) |
新型コロナウイルスへの感染拡大に伴う対応[編集]
(高校野球期間中の対応は前述と一部重複する)
2020年[編集]
新型コロナウイルス感染拡大の影響でNPBレギュラーシーズンの開幕が何度も延期されているため、開幕前日の6月18日(木曜日)までは、平日のナイトゲーム中継基本枠(18:00 - 21:00)に以下の自社制作番組を編成していた。
- 3月31日(火曜日) - 4月10日(金曜日)
- 18:00 - 21:00『伊藤史隆のプレイボールまで待てない』(『伊藤史隆のラジオノオト』からの派生番組)
- 4月14日(火曜日) - 5月8日(金曜日)
- 18:00 - 19:00『ラジオで虎バン!』(高野純一がパーソナリティを担当)
- 当初は濱中と今成亮太が2週間交代で高野のパートナーを務めていたが、NPBレギュラーシーズン開幕の延期が相次いだことから、放送期間の中盤以降は、濱中・岡田・真弓・湯舟・赤星を除く(放送時点での)当番組の解説者がパートナーを順次担当した。
- 毎回のオープニング直後には、ABCが保管している当番組(自社制作による1960年代から2019年までの阪神戦中継)の実況(阪急出身の福本の出演日のみ阪急戦・近鉄出身の有田の出演日のみ近鉄戦中継)アーカイブ音源から、1試合分のダイジェストシーンを「感動アゲイン」と称して再生。中盤(18:30以降)に放送される「タイガースウラ選手名鑑」でも、阪神戦中継のアーカイブ音源から、名鑑の対象者に関する実況音源を活用している。
- 19:00 - 21:00『NEXTをさがせ!』
- 18:00 - 19:00『ラジオで虎バン!』(高野純一がパーソナリティを担当)
- 5月12日(火曜日)以降
- 18:00 - 19:00『ラジオで虎バン!』(6月18日=木曜日まで放送)
- 19:00 - 21:00
- 火 - 木曜日『伊藤史隆のラジオノオトはじめました』(6月18日まで放送)
- 金曜日『金曜7時は☆テンダラーじゃナイト!』(6月12日まで放送)
日本高等学校野球連盟ではこの年に、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、春の第92回選抜高等学校野球大会と夏の第102回全国高等学校野球選手権大会を相次いで中止。その一方で、「2020年甲子園高校野球交流試合」(第92回選抜高等学校野球大会への出場が決まっていた32校による招待試合)を、阪神の夏季ロード(選手権本大会の開催を予定していた)期間中(8月10 - 12日および15 - 17日)に甲子園球場で実施。朝日放送グループでは、例年の全国高等学校野球選手権本大会と同じく、テレビ・ラジオとも全16試合(1日につき3試合以内で)中継した[1]。当番組の中継で実況・ベンチリポーターを定期的に務めるABCのスポーツアナウンサー(2020年度は総勢9名)[注 1] は、例年の選手権本大会中継と同じく、全員が甲子園高校野球交流試合の中継で実況を担当。地方大会への代替措置として都道府県・地区高等学校野球連盟単位で開催されている独自大会期間中の7・8月には、独自大会への「出前実況」(出場校の3年生部員の家族からリクエストを受け付けたうえでABCのスポーツアナウンサーを派遣させる)企画も実施した。
一方のNPBでは、レギュラーシーズンを6月19日に無観客で開幕したが、試合数を前年(2019年)の143試合から120試合に削減。例年当番組で中継しているセ・パ交流戦、オールスターゲーム、阪神が進出する場合に中継するクライマックス・セが中止された(クライマックス・パはレギュラーシーズン優勝チームと2位チームによる対戦に限定)。さらに、例年は10月下旬から始まる日本シリーズも、開幕日が11月21日(土曜日)に設定された。このような事情から、当番組の中継・放送体制や実況・リポーターの配置を、例年から若干変えている。
- NPBは、レギュラーシーズンの開幕日再設定に伴って、開幕直前(6月2日 - 14日)に一・二軍の練習試合を組んだ。ABCラジオでは、甲子園球場や京セラドーム大阪で催される阪神の一軍練習試合から、一部の試合を以下のように中継している[2]。
- 6月5日(金曜日):阪神対ソフトバンクのナイトゲーム(甲子園、実況:高野、解説:関本)
- 6月12日(金曜日):オリックス対阪神のナイトゲーム(京セラドーム、実況:高野、解説:岡田)
- いずれも試合開始時間が18:00に設定されたことから、『ラジオで虎バン! 阪神戦生中継スペシャル』として、『ラジオで虎バン!』の放送枠内(試合序盤の1時間限定)で実況生中継。5日のみ、『金曜7時は☆テンダラーじゃナイト!』内でも、大の阪神ファンであるテンダラーとのクロストーク方式で、19:20頃から数分間にわたって生中継を挿入していた。
- メインカードの阪神戦については、レギュラーシーズンの開幕カードとして新たに設定された巨人との3連戦(東京ドーム:6月19 - 21日)をはじめ、7月5日までの5カード(15試合)を関西以外の地方でビジターゲームとして実施(実際には対広島戦1試合の中止によって14試合を中継)。関西地方での開幕カードは、7月7 - 9日の対巨人3連戦(甲子園)で、9日までの18試合は無観客での開催を予定していた(実際には雨天中止の3試合を除いて15試合を開催)。当番組では、上記期間のビジター全試合を、TBSなどの技術協力を受けながら自社制作で中継。実況・ベンチリポート要員として3連戦につき2人のアナウンサーを1組扱いで派遣したため、他のレギュラー番組との兼ね合いで派遣が困難であった中邨は後述するオリックス戦の裏送り向け中継のみ実況、小西はオリックス戦裏送り中継のリポーターのみ担当したほか、佐藤の担当は7月7日のオリックス戦(ベンチリポート)以降に持ち越された。
- オリックス戦については、レギュラーシーズンの開幕カード(6月19 - 21日)を、京セラドームでの楽天3連戦に設定。以降は、7月7日 - 9日の対日本ハム3連戦で京セラドームを使用するまでの4カードを、関西以外の地方でビジターゲームとして開催。ABCでは上記の開幕カードを、TBCへの裏送り限定で3試合とも中継した。
- HBCへの裏送り限定で対日本ハム戦の中継を予定していた7月7日・8日には、当番組で本番カードに設定していた阪神対巨人戦(前述)の雨天中止に伴って、当番組でも対日本ハム戦の中継を放送した(予備カードからの昇格扱い)[注 2]。
- NPBレギュラーシーズンの延期に伴う公式戦の日程組み替えに伴って、7月10日からの3日間は、阪神対DeNA戦(甲子園)と巨人対ヤクルト戦(ほっともっとフィールド神戸)が18:00開始のナイトゲームとして編成された(10日の巨人戦は雨天中止)。ABCでは3日間とも阪神戦を自社向けに中継する一方で、12日(日曜日)の巨人対ヤクルト戦中継をNRNナイターの本番カード向けに別途制作(実況:山下、解説:中田)[注 3]。当日のNRNナイター放送局はABCのみで、事実上阪神戦の予備カードとして扱われていたが、実際には阪神戦が開催されたため巨人戦の中継が見送られた。
- 8月1日(土曜日)の阪神対DeNA戦(甲子園=当日のセ・リーグ唯一のナイトゲーム)中継は、NRNナイターの本番カードとして扱われていたため、山口放送(土曜日のNRNナイターをレギュラーで放送する唯一のラジオ局)との2局ネットで放送した(実況:北條、解説:中西、両チームのベンチリポート:福井)、
- 山口放送では試合途中の18:20からネットを開始。実際にはABCとの2局ネットにもかかわらず、実況担当の北條は、NRNナイターとしての体裁上「ABCラジオの制作で全国の皆様にお送りしています」というアナウンスを入れていた。後述する8月15・16日の阪神対広島戦でも同様に対応。
- 8月1日(土曜日)の阪神対DeNA戦(甲子園=当日のセ・リーグ唯一のナイトゲーム)中継は、NRNナイターの本番カードとして扱われていたため、山口放送(土曜日のNRNナイターをレギュラーで放送する唯一のラジオ局)との2局ネットで放送した(実況:北條、解説:中西、両チームのベンチリポート:福井)、
- 8月上 - 中旬(甲子園高校野球交流試合期間の前後)には、以下の体制でセ・リーグのナイトゲーム中継をメインカードとして編成。オリックスは11日 - 16日にPayPayドームでソフトバンクとの6連戦に臨むため、この期間にはオリックス戦の中継の制作に関与しなかった。
- 7日(金曜日) - 9日(日曜日):広島対阪神戦(マツダ)
- 10日(月曜日・山の日)[注 6] - 12日(水曜日):DeNA対阪神戦(横浜)
- 3試合とも、TBSラジオが裏送り扱いでABC向けに中継を制作[注 7]。
- 10日は「2020年甲子園高校野球交流試合」の第1日・「令和2年大阪府高等学校野球大会」(第102回全国高等学校野球選手権大阪大会の代替大会)の最終日でもあったことから、ABCラジオでは甲子園交流試合2試合の中継(9:54 - 14:50)→大阪府高校野球大会の中継(14:50 - 17:55、いずれも自社制作)→DeNA対阪神戦中継(17:55以降)の順に放送した。
- 13日(木曜日):巨人対ヤクルト戦(東京ドーム)
- 阪神の公式戦が最初から組まれていないため、RF制作分の中継をネット受け。
- 14日(金曜日) - 16日(日曜日):阪神対広島戦(京セラドーム)
- 3試合とも、ABCの自社制作で中継。RCCでもネット受けを実施した。
- 15日(土曜日)には、NRNナイターとしてKRYでも放送。16日(日曜日)には、ナイトゲームとして開催される巨人対中日戦(東京ドーム)をLF・QRとも中継しないため、中日の地元局であるSFでも阪神対広島戦のネット受けを実施した。
- 18日(火曜日) - 20日(木曜日):巨人対阪神戦(東京ドーム)
- 3試合とも、RF制作分の中継をネット受け(18・19日は甲子園交流試合の予備日→実際には17日で全日程を終了)。
- この期間に京セラドームで開催されるオリックス対西武ナイトゲームでは、QRへの裏送り向けに中継の制作を担当した。
- 21日(金曜日) - 23日(日曜日):ヤクルト対阪神戦(神宮)
- 21日にはLF、NRNナイターのネット担当日である22・23日にはQR制作の中継を裏送りで放送。
なお、ABCでは、当番組に関与していない澤田有也佳アナウンサーが新型コロナウイルスへ感染していることが8月1日に確認。澤田が7月下旬に出演していたレギュラー番組(『おはよう朝日です』平日版と伊藤が初代のメインキャスターを務めた『キャスト』)の関係者にPCR検査を順次受診させることに伴って、同月5日(水曜日)には、伊藤が『キャスト』のメインキャスター(PCR検査を受診する関係で休演する上田剛彦の代理)にいったん復帰した。上田などの陰性がPCR検査で完全に確認されるまでの暫定措置で、当初は水・金曜日の代演を予定していた[3]。しかし、実際には上田などの陰性が翌6日(木曜日)に確認されたため、7日(金曜日)の『キャスト』から上田がメインキャスターに復帰。結局、伊藤の代演は5日だけで事実上終了した[注 8]。
2021年[編集]
新型コロナウイルスへの感染拡大に歯止めが掛からない状況で、NPBではレギュラーシーズンの143試合制を2年振りに復活させることを前提に、3月26日(金曜日)からシーズンを開幕。セ・パ交流戦、オールスターゲーム、クライマックス・セの開催に加えて、クライマックス・パも、レギュラーシーズンの3位チームまで含めた2ステージ制を再開した。また、野球競技を含む2020東京オリンピックが7月21日 - 8月9日に開催されることに伴って、開催前後の期間(7月17日 - 8月12日)にはレギュラーシーズンを中断。日本シリーズの開催期間を前年と同じく11月下旬(20日以降)に設定してたため、クライマックス・シリーズは11月の第1週(6日)以降に開催された。
その一方で、NPBは、2021年レギュラーシーズン開幕日から4月17日までの期間に関東圏の一部(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)の球場で予定しているナイトゲームの開始時間(例年は基本として18:00)を、新型コロナウイルスへの感染拡大防止策の一環で17時台後半(17:30または17:45)へ繰り上げることを開幕直前の3月22日に決定した。当番組のメインカードである阪神戦については、当該期間中のビジターゲームでヤクルトとの開幕戦(神宮=開始時間を17:30に繰り上げ)と4月9日(いずれも金曜日)の対横浜戦(横浜=17:45に繰り上げ)が該当したため、後述する前座番組の短縮と引き換えに当該試合の中継枠を拡大した。
さらに、巨人も東京ドームで4月20日(火曜日)から主催する阪神との3連戦で、3試合とも開始時間を17:45に繰り上げることを決定。新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく蔓延防止等重点措置が同月9日から東京都内、16日から神奈川県・愛知県内へ5月11日まで適用されていることに伴って、4月27日(火曜日)・28日(水曜日)の中日対阪神2連戦(バンテリンドーム ナゴヤ)および、5月7日(金曜日)のDeNA対阪神戦(横浜)でも、18:00に設定されていた試合開始時間が17:45に繰り上げられた(東京都内には4月25日から5月31日まで緊急事態宣言を発出[注 9])。このような事情から、4月中と5月7日には、後述する前座番組の放送枠を短縮(当番組の放送枠を拡大)することで試合開始からの完全生中継に対応している。
なお、関東圏の球場で開催される阪神ビジターゲームでは、例年より早く在京局制作中継の放送を開始。ヤクルトとの開幕3連戦(3月26 - 28日)こそ自社制作で中継したものの、4月には阪神側のベンチリポーターすら派遣せず、金曜日の対DeNA戦ではLF制作分のNRN予備中継の裏送り[注 10]、土・日曜日の対DeNA戦ではTBSが裏送り向けに制作する中継[注 11]、火 - 木曜日の対巨人戦ではRF制作分の中継(CRKと並列放送)を充てていた。
また、5月4日(火曜日・みどりの日)と5日(水曜日・こどもの日)にデーゲームとして神宮球場で組まれた対ヤクルト戦では、QRが制作する中継を裏送り方式で放送[注 12]。14日(金曜日)からの対巨人3連戦(東京ドーム)では、同日のナイトゲームをLFが制作するNRNナイター向け中継のネット受け、15日(土曜日)のナイトゲームをQRが裏送り向けに制作するNRNナイター(KRYとの2局ネット)、16日(日曜日)のデーゲームをRF制作分中継の裏送りで賄った。
関東以外の地方の球場で組まれている阪神と広島の対戦では、開幕第2カードであった3月30日(火曜日)からの3連戦(いずれも阪神のビジターゲーム)を、広島市内のマツダスタジアムから自社制作で中継した。5月2日(日曜日)の阪神ホームゲーム[注 13] では、甲子園球場のある兵庫県内への緊急事態宣言発出(発出期間は東京都内と同じ)に伴って無観客での開催に変更されたが、当番組では自社制作による中継をRCC・SFとの3局ネットで放送[注 14]。SFがNRNのシングルネット局であるにもかかわらず、他球場の試合速報ではJRN仕様のチャイムが使われた。
2019年以来2年振りに開催されたセ・パ交流戦の期間中は、阪神が関与する全18試合から15試合を自社制作で中継。5月28日(金曜日) からの対西武3連戦(メットライフドーム)のみ、NRN基幹局が制作する中継で賄った[注 15]。残りのビジターゲーム(札幌ドームでの対日本ハム3連戦・楽天生命パーク宮城での対楽天3連戦[注 16])については、「ABCラジオ リスナー大感謝まつり交流戦スペシャル」の期間(6月7 - 13日)と重なることから、ABCのスタッフが現地に乗り込んで中継している[注 17]。また、「リスナー大感謝まつり」期間中の6試合では、希望するリスナーから抽選で毎試合1名を対象に「阪神の得点数×1万円(+阪神が勝利した場合には勝利ボーナス10万円)」分の現金プレゼント企画を実施。解説者が中継内で3回にわたって発表する文字をつなげた「キーワード」をハガキか電子メールに記すことを条件に、メールでは中継当日の24:00、ハガキでは翌日の消印分までリスナーからの応募を受け付けていた。実際には阪神が上記の全試合で勝利したばかりか、大量得点を相次いで挙げた[注 18] ため、プレゼントの総額は「近年のラジオ番組としては異例の高額」とされる95万円にまで達した(阪神は交流戦を勝ち越した末にセ・リーグ球団の最上位=全体2位で交流戦を終了)。
なお、東京オリンピックの開催が想定(後に開催)された期間の前後(7月15日 - 8月13日)には、NPBがレギュラーシーズンを中断。当番組では、交流戦終了(リーグ戦再開)から休止期間までに組まれている阪神戦のうち、7月2日(金曜日)からの対広島3連戦(マツダスタジアム、2日のみナイトゲーム、3・4日はデーゲーム)をRCC制作分中継[注 19] のネット受け、7月6日(火曜日)からの対ヤクルト3連戦(神宮)をQR制作分中継の裏送りで賄った。オールスターゲームについては、7月16日(金曜日)の第1戦(メットライフドーム)でLF制作分、17日(土曜日)の第2戦(楽天生命パーク)でTBC制作分の中継(NRN向けの裏送り分)をネット受けで放送した。15日(木曜日)に松山坊っちゃんスタジアムで開催されたフレッシュオールスターゲームについては、例年どおりLF制作分中継をMBSがネット受けしたため、ABCでは自社制作による『ラジオで虎バン!スペシャル』を18:00 - 21:00に編成した。
また、NPBではレギュラーシーズンの中断期間中に、「エキシビションマッチ」と称する練習試合(有観客での非公式戦)を実施。阪神は甲子園球場で6試合を主催したほか、京セラドーム大阪でオリックス主催の3連戦に臨んでいた。ただし、ABCではエキシビションマッチを一切中継せず[注 20]。平日のナイトゲーム中継基本放送枠(18:00 - 21:00)で自社制作の特別番組(過去のレギュラー番組の復活版など)を日替わりで放送した。日本の民放ラジオ全局は東京オリンピックの開催期間中(7月23日 - 8月8日)にオリンピック関連の事前収録番組(民放ラジオ統一番組)を1日に3回(午前帯:「東京2020オリンピックリポート」、夕方・夜間帯:「東京2020オリンピックハイライト」)のペースで10分間放送することを決めていたため、オリンピック期間中の火 - 金曜日には、「東京2020オリンピックハイライト」の夕方分を17:50 - 18:00、夜間分を20:50 - 21:00に単独番組として編成した。
NPBレギュラーシーズン中断期間終盤の8月10日(火曜日)から第103回全国高等学校野球選手権大会が開催されたことに伴って、ABCラジオでは大会の中継を2年振りに再開。平日のナイトゲーム基本中継枠内の特別番組(前述)は、この日からレギュラーシーズン再開前日(12日=木曜日)まで、当番組のスタジオバージョン(『ABCフレッシュアップベースボールスペシャル』)として編成された。そのため、上記の3日間で第103回大会の試合が17:55までに終了しなかった場合には、展開にかかわらず当該試合の中継を17:52で打ち切っている[注 21](ナイトゲームの中継日に準じた措置)。阪神のレギュラーシーズン再開後の最初のカード(13日=金曜日からの対広島3連戦)と、大会期間の終盤に組まれていた阪神の主催試合(24日=火曜日からの対DeNA3連戦[注 22])は、いずれもナイトゲームとして京セラドームで開催されるため、大会の試合中継と並行しながら自社制作で中継。横浜スタジアムが2020東京オリンピックの野球競技に使われた関係で、DeNAが東京ドームで初めて主催した対阪神戦(17日=火曜日からの3連戦)では、TBSラジオが裏送り向けに制作した中継を充てた。阪神にとって次のカードである中日との3連戦(ナゴヤドーム)については、21日(土曜日)の第2戦と22日(日曜日)の第3戦がデーゲームとして組まれたため、両日ともCBC制作分の中継を高校野球中継の雨傘番組に設定(実際には両日とも高校野球を中継)。その一方で、RCCがNRNナイター向けに制作する広島対ヤクルト戦(マツダスタジアム)中継を、両日ともナイトゲームの中継枠で編成した。ただし、22日の開催予定分では中継の開始後に雨天中止が決まったため、雨傘番組の『SET UP!!』(文化放送制作)が放送されている。さらに、27日(金曜日)から29日(日曜日)までは広島対阪神戦(マツダ)の中継を自社向け、オリックス対ソフトバンク戦(京セラドーム大阪)の中継をKBC(27・28日)/RKB(29日)への裏送り向けに制作。もっとも、高校野球で開会式を皮切りに試合の雨天順延が相次いだため、ABCラジオでは28日(準決勝2試合の開催日)と29日(決勝の開催日)に高校野球中継も上記2カードの中継も自社で制作した。
9月には阪神のビジターゲームが11試合組まれていたが、いずれの試合もビジター地元局の制作による中継で賄っている。
- 9月10日(金曜日)・11日(土曜日)の対広島戦(マツダスタジアム):いずれもRCC制作分の中継をネット受け(10日はナイトゲーム、11日は13:30開始のデーゲーム=SFを加えた3局ネットで中継、MBSでは2試合とも自社制作による中継を放送)
- 9月12日(日曜日)の対DeNA戦(横浜)/14日(火曜日)・15日(水曜日)の対ヤクルト戦(神宮):QR制作分の裏送り向け中継を充当
- 9月21日(火曜日)からの対中日3連戦(ナゴヤドーム):いずれもCBC制作分の中継をネット受け(21日と22日は18:00開始のナイトゲーム・秋分の日に当たる23日は13:55開始のデーゲーム)
- 9月24日(金曜日)からの対巨人3連戦(東京ドーム):24日のナイトゲームはLF制作分中継のネット受け、25・26日のデーゲームはRF制作分の裏送り向け中継で対応。
その一方で、スポーツ担当離脱後の1977年4月から『おはようパーソナリティ道上洋三です』(平日早朝の生ワイド番組)に出演してきた道上が、脳梗塞の発症によって9月11日(土曜日)から急遽入院。道上の退院や番組復帰の時期を見通せないことから、翌週(13日)以降の同番組では、朝日放送テレビから(スポーツアナウンサーの中邨・伊藤・横山を含めて)中堅・ベテラン級の現職アナウンサーが日替わりでパーソナリティ代理を務めていた。9月28日(月曜日)から放送を再開した『ABCミュージックパラダイス』(福井が月曜日・北條が火曜日のパーソナリティをレギュラーで担当)でも、水曜日のレギュラーパーソナリティに起用された現役大学生のリコ(ヤユヨ)が学業との兼ね合いで出演開始の時期を10月20日まで遅らせたことを背景に、小縣が10月13日(水曜分)放送分のパーソナリティを1回限定で担当。このような事情から、レギュラーシーズンの終盤で阪神・オリックスともリーグ優勝の可能性を残しているにもかかわらず、スポーツアナウンサーがスポーツ関連以外のラジオ番組へ駆り出される事態が相次いでいた(ナイターオフ編成に入る10月第1週以降の当番組の対応については後述)。
2022年[編集]
日本国内で新型コロナウイルス感染症の流行が過去2年ほどには広まっていない状況で、NPBが3月中旬からレギュラーシーズンをスタート。一軍の公式戦が開幕した3月25日(金曜日)の時点ではオールスターゲーム前後以外の中断期間を設けておらず、10月8日からクライマックス・シリーズ、同月22日(いずれも土曜日)から日本シリーズの開催を予定している。
阪神のビジターゲームについては、セ・パ交流戦の最終カードとして京セラドーム大阪を使用したオリックスとの3連戦を含めて、以下のように対応している。
- マツダスタジアムでの対広島戦
- 3月29日(火曜日)からの3連戦(開幕第2カード):いずれもナイトゲームで、RCCの技術協力によって中継を自社で制作。
- 6月21日(火曜日)からの3連戦(セ・パ交流戦全日程終了後最初のビジターカード):いずれもナイトゲームで、RCCが制作する中継を2局ネットで放送[注 24]。放送に際しては、ABCの自社制作による阪神主催分とは逆に、本番カード限定でNRNにラインを切り替えた(他球場速報もNRNのチャイムを使用)[注 25]。
- 7月18日(月曜日・海の日)からの3連戦:いずれもナイトゲームで、6月21日 - 23日と同様にRCC制作分中継での相互ネットを予定していた(MBSは乗り込み自社制作で対応)。実際には、18日開催分のみ雨天中止で、19・20日開催分ではABCが本番カード限定でNRNに切り替えた。
- 18日のマツダスタジアム界隈は大雨で、放送開始の時点(17:55)では当該試合の開始時間を遅らせる措置が講じられていたが、当初開始を予定していた18:00に中止が確定。ABCでは『ミラクル・サイクル・ライフ』(本来は月曜日の18時台前半に通年で放送されているTBSラジオ制作の収録番組)の遅れネットを臨時に返上していたほか、自社で収録しているスポンサー付きレギュラー番組(本来は19時台に放送している『桂りょうばの落語トラベル』『楠淳生のLET'S GOアスリート』)を休止する措置を講じていたことから、RCC制作分の中継を18:16まで続けた後に、小早川(スタジオMC)の単独進行による『ABCフレッシュアップベースボールスペシャル』を本社スタジオから21:00まで放送した。
- その一方で、ABCでは19日(火曜日)からのオリックス対日本ハム3連戦(京セラドーム大阪でのナイトゲーム)中継をHBC向けに制作。同日と翌20日(水曜日)は裏送りのみだったが、阪神戦が最初から組まれていない21日(木曜日)のみ、実況:山下、解説:濱中、ベンチリポート:伊藤史隆という陣容の中継を自社でも放送した[注 26]。
- 8月5日(金曜日)からの3連戦:いずれもナイトゲームで、RCC制作分中継の2局ネットで対応。
- 9月23日(金曜日=秋分の日)のナイトゲーム:RCCからの技術協力を受けながら、乗り込み方式によって自社で中継を制作。この試合が中止・不成立(ノーゲーム)によって翌24日(土曜日)の予備日に開催された場合にも、上記の体制で中継の自社制作を予定していた。
- 東京ドームでの対巨人戦
- 4月1日(金曜日)からの3連戦:1日はナイトゲーム、2日・3日はデーゲームで、3試合とも自社で中継を制作(RFが技術協力)。
- 4月29日(金曜日)からの3連戦:29日のナイトゲームは、LFがNRNナイター向けに制作した中継を同時ネット。30日・5月1日のデーゲームでは、自社で中継を制作した(RFが技術協力)。
- 8月2日(火曜日)からの3連戦:いずれもナイトゲームで、RF制作分の中継を同時ネット。
- 8月19日(金曜日)からの3連戦:19日にはナイトゲーム、20・21日には14:00開始のデーゲームとして編成。19日には、LFがNRNナイター向けに制作した中継の同時ネット、20日・21日にはRF制作分中継の裏送りで賄った。
- 上記の日程は第104回全国高等学校野球選手権大会の終盤と重複しているが、この大会では22日(月曜日)に決勝を開催することを前提に、17日(水曜日)・19日・21日を休養日に設定していた。
- 20日には、高校野球の準決勝(全2試合)を午前9時(9:00)から甲子園球場で開催。第2試合(近江対下関国際戦)が15:13に決着したことを受けて、高校野球の中継を15:32で切り上げた後に、15:34から巨人対阪神戦の中継(実況:槇嶋範彦、解説:岡島秀樹、リポーター:真鍋杏奈)に切り替えた。切り替えたタイミングは5回表の途中(阪神の攻撃中)で、試合が17:10で終了したため、17:25まで中継を放送。スタジオMC(土曜デーゲーム担当の中野涼子と週末ナイトゲーム担当の小早川)によるスタジオパートをはさんで、QRがNRNナイター向けに制作したDeNA対広島戦(横浜)中継を17:55から放送した(18:00以降はRCC・18:20以降はKRYでも同時ネット)。ちなみに、阪神は中継への飛び乗り前(4回表の終了まで)に全得点(5点)を挙げていたため、スタジオパートでは飛び乗り前の実況同録音源から決勝打(3回表に佐藤輝明が放った2点本塁打)のシーンを再生している。
- 21日に高校野球で雨天順延分の試合を組み込まれた場合には、20日と同様に、午後帯で巨人対阪神戦より高校野球の中継を優先することを想定していた。もっとも、高校野球の日程が同日(準決勝)まで当初の予定通りに消化されたことに伴って、21日に巨人対阪神戦の中継(実況:ギャオス内藤、解説:石黒新平、リポーター:斎藤一平)を14:00から放送することが確定。実際には17:31で試合が決着したため、17:46まで中継を放送した後に、スタジオパートをはさんで17:55から20日と同じ体制でDeNA対広島戦のNRNナイター向け中継に充てた。なお、21日には日曜デーゲーム中継のMC(しもぐち☆雅充)・ナイトゲーム中継のMC(小早川)とも休演していたため、両方の中継と中継間のスタジオパートの進行を一丸志帆が一手に担っていた。
- 上記の日程は第104回全国高等学校野球選手権大会の終盤と重複しているが、この大会では22日(月曜日)に決勝を開催することを前提に、17日(水曜日)・19日・21日を休養日に設定していた。
- 9月17日(土曜日)のナイトゲーム(この年のレギュラーシーズンにおけるカード最終戦)
- QRがNRNナイター扱いで制作した中継で対応(18:20以降はKRYの2局ネット)。試合前の時点でセ・リーグの3位だった阪神は、5位の巨人に逆転負けを喫したことによって、レギュラーシーズンのリーグ戦を7試合残しながら17年連続でリーグ優勝を逃すことが確定した。その一方で、ABCでは、同じ時間帯に京セラドーム大阪で催されたオリックス対ソフトバンクのナイトゲーム中継(実況:伊藤、解説:中田、リポーター:中邨)をRKBへの裏送り向けに制作。
- バンテリンドーム ナゴヤでの対中日戦
- 4月12日(火曜日)からの3連戦:いずれもナイトゲームで、CBCラジオ制作分の中継を2局ネットで放送。
- 5月6日(金曜日)からの3連戦/7月1日(金曜日)からの3連戦
- 金曜日のナイトゲームではSF制作分、土・日曜日のデーゲームではCBC制作分中継の2局ネットで対応。
- 8月26日(金曜日)からの3連戦:26日のナイトゲームではSF制作分、27・28日のデーゲームではCBC制作分中継の2局ネットで賄った。
- 横浜スタジアムでの対DeNA戦
- 4月19日(火曜日)からの3連戦/6月28日(火曜日)からの3連戦:いずれもナイトゲームで、TBSラジオ制作分の中継を裏送り方式で放送。
- 5月13日(金曜日)からの3連戦(実際には2試合を開催):14日・15日のデーゲームは、TBS制作分中継の裏送りで対応。13日には、LF制作分中継の裏送りを予定していたナイトゲームの雨天中止に伴って、同局がNRNナイター向けに制作していた巨人対中日戦(東京ドーム)の中継(予備第1カード)を本番カードに昇格させた。
- 8月9日(火曜日)からの3連戦:9日・10日(水曜日)開催分はナイトゲーム、祝日(山の日)であった11日(木曜日)は17:00開始の薄暮試合で、いずれもTBSラジオ制作分中継の裏送りで対応。
- 9月9日(金曜日)からの2連戦:9日開催分のナイトゲームではLF制作分、10日開催分のデーゲームではTBSラジオ制作分中継の裏送りで対応。
- 神宮球場での対ヤクルト戦
- 4月22日(金曜日)からの3連戦:いずれもナイトゲームで、22日にはLF制作分中継の裏送りで対応した。23日開催分はNRNナイターの本番指定カードで、QRが裏送り向けに制作した中継を、KRYラジオとの2局ネットで放送。24日の中継は関西ローカル放送ながら、QRがNRNナイター扱いで制作していたため、試合の開始前には同局のアナウンサーがスポーツニュース担当で出演していた。
- 5月17日(金曜日)からの3連戦:いずれもナイトゲームで、QR制作分の中継を裏送り方式で放送[注 28]。
- 7月8日(金曜日)からの3連戦(実際には9日・10日の開催を取り消し):8日はナイトゲームで、LF制作分中継の裏送りで対応した[注 29]。9日(土曜日)以降の対応については後述。
- 8月16日(火曜日)からの3連戦:いずれもナイトゲームで、QR制作分の中継を裏送り方式で放送。同局では、この期間に組まれている西武対ソフトバンク3連戦(ベルーナドーム)でも、KBCとの2局ネットが基調の中継と、RKB向けの裏送りが基調の中継[注 30]を別々に制作している。
- 9月27日(火曜日)・28日(水曜日):いずれもナイトゲームで、乗り込み方式・QRからの技術協力によって自社で中継を制作。放送上のタイトルは『ABCフレッシュアップベースボールスペシャル』で、2試合とも福井が実況を担当した[4]。
- この年は前述したように、NPBがレギュラーシーズンのスケジュールを2019年までと同様の期間に編成。ABCラジオから9月の中継スケジュールが発表された8月下旬の時点では、上記2試合の中継を取り止める可能性も伝えられていたが、9月中旬には阪神・ヤクルトの成績などにかかわらず中継を編成する方針に変更された。実際にはヤクルトの2年連続セ・リーグ優勝が24日(土曜日)に決まった一方で、阪神が26日の時点でクライマックスシリーズ進出(レギュラーシーズン3位確定)の可能性を残していたが、27日からの2連戦ではいずれも阪神が勝利。
- 阪神では、2019年から一軍の監督を務めていた矢野燿大が、この年限りで監督を退任することを春季キャンプの前日(1月31日)に発表。9月27日には、「2008年までの監督だった岡田彰布が、2023年シーズンから矢野の後任として15年振りに阪神へ復帰することが濃厚」との報道が一部で流れた。岡田は翌28日の中継で解説を担当することがあらかじめ決まっていたが、中継では上記の報道や監督人事に一切言及せず、当初の予定に沿って試合の解説に徹した[4]。
- ZOZOマリンスタジアムでの対ロッテ3連戦(5月27 - 29日)
- 福岡PayPayドームでの対ソフトバンク3連戦(6月7 - 9日のナイトゲーム)
- 小縣をメインキャラクターに起用したABCラジオの「阪神タイガース徹底応援キャンペーン」期間(実際には関西地区における聴取率調査週間)の前半に当たることを背景に、KBCからの技術協力によって、3試合とも自社制作で中継[注 37]。
- 京セラドーム大阪での対オリックス3連戦(6月10 - 12日)
- 「阪神タイガース徹底応援キャンペーン」期間の後半に組まれていて、12日(日曜日)のみデーゲーム、10日・11日にはナイトゲームで開催。いずれも中継を自社で制作しているが、11日(土曜日)開催分のみNRNナイターの指定カードで、試合の途中(18:22 ー 21:26)にKRYとの2局ネットを実施していた。残り2日は関西ローカル向けの中継で、10日は『おはようパーソナリティ小縣裕介です』が放送されない金曜日であったことから、小縣が1週間前(3日の対日本ハム戦)のラジオ中継に続いて濱中とのコンビで実況を担当。
- 「阪神タイガース徹底応援キャンペーン」では、ソフトバンクとの3連戦・オリックスとの3連戦(合計6試合)を対象に、前年に続いて「阪神の得点数×1万円(+阪神が勝利した場合には勝利ボーナス10万円)」分の現金プレゼント企画を実施[注 38]。対象カードでの阪神の戦績は4勝2敗で、8・9日の対ソフトバンク戦で完封負けを喫しながらも、オリックス戦での3連勝によってプレゼント対象の現金総額は60万円にまで達した[注 39]。結局、この期間の阪神戦ラジオ中継では、在阪他局を圧倒するほど高い聴取率を記録している[5]。
- この年には、セ・パ両リーグとも6月17日(金曜日)からリーグ戦を再開することを前提に、NPBが13日(月曜日)から16日(木曜日)までの4日間を交流戦の予備日に設定していた。もっとも、阪神・オリックスとも12日の直接対決(前述)によって交流戦の全日程を消化できることが9日までに確定したため[注 40]、ABCラジオでは13日に通常編成で対応。14日(火曜日)以降の3日間は、ナイトゲーム中継の基本放送枠(17:55 - 21:00)に以下の特別番組(いずれも自社制作によるスタジオからの生放送番組)を充てている(◎印の人物は放送の時点で朝日放送テレビのアナウンサー)。
- 「阪神タイガース徹底応援キャンペーン」期間の後半に組まれていて、12日(日曜日)のみデーゲーム、10日・11日にはナイトゲームで開催。いずれも中継を自社で制作しているが、11日(土曜日)開催分のみNRNナイターの指定カードで、試合の途中(18:22 ー 21:26)にKRYとの2局ネットを実施していた。残り2日は関西ローカル向けの中継で、10日は『おはようパーソナリティ小縣裕介です』が放送されない金曜日であったことから、小縣が1週間前(3日の対日本ハム戦)のラジオ中継に続いて濱中とのコンビで実況を担当。
オールスターゲームについては、同月25日(火曜日)の第1戦(福岡PayPayドーム)でRKB制作・翌26日(水曜日)の第2戦(松山坊っちゃんスタジアム)でQR制作の非NRN向け中継をネット受けで放送している。
なお。この年には当番組で本番カードとしての中継を予定していた阪神戦が、相手球団の(一軍の選手・コーチを含む)チーム関係者における新型コロナウイルスの大量感染(クラスターの発生)によって以下のように開催を取り消される事例が相次いでいる。
- レギュラーシーズン開幕直後の4月上旬には、DeNAの選手やチーム関係者が新型コロナウイルスに相次いで感染。5日(火曜日)・6日(水曜日)の対阪神戦(甲子園)に出場・帯同していた選手・コーチからも複数名の感染が確認されたため、7日(木曜日)の同カードおよび、8日(金曜日)から予定されていたヤクルトとの3連戦(横浜)の開催が急遽取り消された[7]。このため、当番組の中継にも以下の影響が及んでいる。
- 5日(火曜日)と6日(水曜日)に関西ローカルで放送していた阪神対DeNA戦中継については、7日にも予定していたが、RKBがHBC・CBCとの3局ネットを前提に制作していたソフトバンク対オリックス戦(福岡ヤフオク!ドーム)中継のネット受けに切り替えた。
- 7日に阪神対DeNA戦が開催された場合には、中邨が「シニアアナウンサー」への移行後初めて、(テレビを含めた)阪神戦の中継で実況を担当することが決まっていた。4月には25日(火曜日)の阪神対中日ナイトゲーム(甲子園)中継(CBCとの2局ネット分)でも実況を予定していたが、試合の雨天中止に伴って中継も消滅。以降はオリックス戦の裏送り向け中継や、広島対阪神戦(5月11日=甲子園)のBS朝日向け中継で実況を担当していたものの、移行後初の阪神戦ラジオ実況は同月24日の対楽天戦中継(前述)にまで持ち越された。
- 10日(日曜日)の阪神対広島戦(甲子園でのデーゲーム)中継では、RCCとの2局ネットを予定していたが、上記の決定を受けてSFとの3局ネットに変更された(他球場の速報チャイムは2021年度と同じ理由でJRN仕様を採用)。SFでは8日からDeNA対中日3連戦(同日のみLF裏送りナイトゲーム、9・10日はQR裏送りデーゲームで)の中継を予定していたが、8日にはLFがNRNナイター向けに制作していた巨人対ヤクルト戦(東京ドーム)中継、9日にはMBSラジオが制作した阪神対広島戦デーゲーム中継のネット受けに変更している[注 41]。
- 5日(火曜日)と6日(水曜日)に関西ローカルで放送していた阪神対DeNA戦中継については、7日にも予定していたが、RKBがHBC・CBCとの3局ネットを前提に制作していたソフトバンク対オリックス戦(福岡ヤフオク!ドーム)中継のネット受けに切り替えた。
- 7月9日(土曜日)・10日(日曜日)には、8日(金曜日)に続いてヤクルト対阪神のナイトゲームが神宮球場で組まれていたため、当番組では9日・10日とも「NRNナイターの本番指定カード」としてQRが裏送り向けに制作する中継(9日はKRYラジオとの2局ネット)の放送を予定していた。しかし、ヤクルトから(一軍監督の高津臣吾・一軍投手コーチの石井弘寿・8日開催分のナイトゲームに出場していた選手の一部を含む)14名の感染が9日に判明したため、当日に予定されていたナイトゲームの開催を急遽取り消し[8]。この試合の中継を放送する予定だったABCとKRYでは、第1予備カードに設定していたABC制作のオリックス対ロッテ戦(ほっともっとフィールド神戸)中継を、本番カード扱いで放送する措置を講じた(予備カードには当初第2予備カードであったKBC制作・福岡PayPayドームのソフトバンク対日本ハム戦中継を設定)[注 42]。さらにヤクルトでは、一軍のコーチ陣と(8日のナイトゲームに出場していた)選手から新たに6名の感染が10日の午前中に判明したことを受けて、当日のナイトゲームの開催も取り消す措置を講じた[9]。
- 9日に当番組で17:55から急遽放送されたオリックス対ロッテ戦中継では、実況を伊藤史隆、解説を中田、両チームのベンチリポートをフリーアナウンサーの寺田が担当。2021年の8月からオリックス戦の裏送り向け・自社(朝日放送ラジオ)での予備待機向け中継限定で出演してきた寺田が、「(局名無しの)寺田健人アナウンサー」として自社向けのプロ野球中継に初めて出演した。
- 10日は第26回参議院議員通常選挙の執行(投・開票)日で、近畿広域圏のAM・ワイドFM兼営民放ラジオ局では、ABCとMBSが自社制作による選挙特別番組(ABCは『ウラのウラまで選挙です』・MBSは『厳選!選挙ジャーナル』)を生放送(ラジオ大阪では定時ニュースを含めて選挙関連の番組を編成せず)。ヤクルト対阪神戦が開催された場合には、ABC・MBSとも上記番組の前に中継を放送することを予定していたが、LF制作分中継の裏送りで賄うMBSでは、試合の展開にかかわらず21:00で放送を終了することを決めていた(『厳選!選挙ジャーナル』を21:00から3時間にわたって放送することに伴う措置)。一方のABCでは、「NRNナイターの本番カードへの指定」という事情から完全中継を実施した後に、事前収録でスポンサーの付いた数本のレギュラー番組をはさんで、24:00(翌11日の0:00)以降に『ウラのウラまで選挙です』の生放送(1時間)へ移行する体制を講じていた。当日組まれていたNPBのナイトゲームはヤクルト対阪神戦だけだったが、上記の事情から開催が取り消されたため、ABCでは雨傘番組として設定していた『SET UP!!』(パーソナリティ:砂山圭太郎<QRアナウンサー>)を同局からの裏送りで21:00まで生放送。『ウラのウラまで選挙です』は24:00から放送された。
この年は、阪神が8月下旬(夏季長期ロード明け)の時点で公式戦をセ・リーグで最も早く消化。その一方で、パ・リーグでは、日本ハム以外の5球団が史上稀に見るほどの僅差で優勝争いを展開している。当番組ではこのような事情を踏まえて、レギュラーシーズンの終盤に当たる9月で、阪神戦が最初から組まれていない日に以下のカードの中継を放送した。
- 8日(木曜日):巨人対DeNAのナイトゲーム(東京ドーム=RF制作分の中継を2局ネット方式で放送)
- 15日(木曜日):オリックス対日本ハムのナイトゲーム(京セラドーム大阪)
- 自社制作の中継でHBCにもネット(実況:福井、解説:濱中、リポーター:寺田)
- 16日(金曜日):DeNA対広島のナイトゲーム(横浜=LF制作分の中継を放送)
- ABCでは前日に続いてオリックス対日本ハム戦の中継(実況:寺田、解説:湯舟、リポーター:伊藤)を制作していたが、自社では放送せずSTV向けの裏送りに特化。
- 22日(木曜日):オリックス対ロッテのナイトゲーム(京セラドーム大阪=自社制作で中継)
- 当番組の本番カードでは初めて、寺田が実況を担当(解説:湯舟、リポーター:福井)。当初は自社向けだけの放送を予定していたが、QRとの2局ネットに急遽変更された[注 43]。試合時間は3時間41分(18:01開始)で、当番組が21:56まで中継を放送したのに対して、QRでは試合途中の21:28でネットを終了。
また、阪神球団では糸井嘉男外野手が9月13日に現役引退を表明したことを受けて、同月21日(水曜日)の対広島戦(甲子園)を「糸井嘉男選手引退試合」に設定。当番組では、阪神選手の引退試合における近年の通例に沿って、糸井の引退試合を試合後の引退セレモニーまで中継した。
- この試合は7月5日の雨天中止分を予備日に組み込んだもので、「追加日程」としてセ・リーグから発表された時点では、レギュラーシーズンにおける阪神のホーム最終戦にもなっていた。しかし、9月19日(月曜日・敬老の日)に組まれていたヤクルトとのデーゲームが令和4年台風第14号接近の影響で前日(ヤクルト戦をナイトゲームで開催していた18日)に中止が決まったため、セ・リーグではこの試合を10月2日(日曜日)のデーゲーム(14:00開始)に振り替えることを「追加日程」として決定した。このような日程の追加によって、振り替え後の試合が阪神および矢野燿大監督のレギュラーシーズン最終戦になったことから、当番組では実況:山下、解説:福本、リポーター:大野という陣容で試合後の最終戦セレモニー(ファンに向けた矢野監督の挨拶)まで中継した。
- ABCラジオではこの試合を、RCCとの2局ネットで中継(実況:山下、解説:下柳、リポーター:高野)[注 44]。試合は18:01に始まったものの、延長11回までもつれ込んだ末に22:39で終了したため、引退セレモニーは当初の想定より遅く22:58頃から催された。この試合では広島が勝利したため、RCCでは上本崇司(フル出場で外野の全ポジションを守りながら11回表に決勝打を放った広島内野手)へのヒーローインタビューまで放送した後に、22:51でネットを終了。引退セレモニーについては、関西ローカル向けに23:26(糸井による場内一周の直前)まで中継した。結局、試合時間が4時間38分だったこともあって、当番組の放送時間は(オープニング・エンディングパートやCMを含めて)5時間35分に及んだ。
- 9月19日に阪神対ヤクルト戦が開催された場合には、当番組で13:55 - 17:00を基準に、試合終了まで中継をすることを予定。月曜日の当該時間帯における生ワイド番組のうち、本来は12:00 - 15:00に放送される『上沼恵美子のこころ晴天』では13:55までの短縮放送、本来は15:00 - 17:25に放送される『ウラのウラまで浦川です』では(17:00または中継終了の直後から)17:25までの短縮放送か(試合が17:20までに決着しない場合に)休止で対応することを想定していた。しかし、試合の中止が18日に決まったため、いずれの番組も本来の時間帯で放送している。
- ちなみに、9月19日には京セラドーム大阪でオリックス対ソフトバンクのデーゲーム(パ・リーグの首位攻防戦)が組まれていた。この試合については、屋内球場を使用することなどから、台風第14号の接近が見込まれていたにもかかわらず当初の予定どおりに13:00から開始。ABCはKBCへの裏送り向けに実況:寺田、解説:中田、リポーター:大野という陣容で中継を制作していたものの、当番組では阪神戦中継の予備カードに設定していなかった。オリックスは18日のデーゲーム終了時点で首位のソフトバンクへ1ゲーム差の2位に付けていたが、翌19日の首位攻防戦については、阪神戦の中止が決まってからも自社での放送に至らなかった[注 45](試合は延長10回の末にオリックスがサヨナラ勝利)。
- 9月19日に阪神対ヤクルト戦が開催された場合には、当番組で13:55 - 17:00を基準に、試合終了まで中継をすることを予定。月曜日の当該時間帯における生ワイド番組のうち、本来は12:00 - 15:00に放送される『上沼恵美子のこころ晴天』では13:55までの短縮放送、本来は15:00 - 17:25に放送される『ウラのウラまで浦川です』では(17:00または中継終了の直後から)17:25までの短縮放送か(試合が17:20までに決着しない場合に)休止で対応することを想定していた。しかし、試合の中止が18日に決まったため、いずれの番組も本来の時間帯で放送している。
- ABCラジオではこの試合を、RCCとの2局ネットで中継(実況:山下、解説:下柳、リポーター:高野)[注 44]。試合は18:01に始まったものの、延長11回までもつれ込んだ末に22:39で終了したため、引退セレモニーは当初の想定より遅く22:58頃から催された。この試合では広島が勝利したため、RCCでは上本崇司(フル出場で外野の全ポジションを守りながら11回表に決勝打を放った広島内野手)へのヒーローインタビューまで放送した後に、22:51でネットを終了。引退セレモニーについては、関西ローカル向けに23:26(糸井による場内一周の直前)まで中継した。結局、試合時間が4時間38分だったこともあって、当番組の放送時間は(オープニング・エンディングパートやCMを含めて)5時間35分に及んだ。
- この年は、中日外野手の福留孝介(2013 - 2020年に阪神へ在籍)も9月8日に現役引退を表明。当番組では、福留が帯同していた同月12日の阪神対中日ナイトゲーム(甲子園)をCBCとの2局ネットで中継した際に、実況担当の北條が試合終了(6対2で阪神が勝利)からヒーローインタビューの間に組まれた福留の引退セレモニー(阪神球団主催分)の模様も伝えている。
リスナープレゼント[編集]
- 以前はナイタークイズも実施していたが、現在は「リスナーが選ぶタイガース月間MVP」と題した表彰制度が行われている。毎月リスナーがその月に活躍した阪神タイガースの選手を1人選んで葉書で投票する。募集受付は原則的にはその月の第1火曜日から下旬前半ごろまでで締切日の必着。また、投票できるのは毎日1人1枚だけだが、毎日同じ選手、また違う選手に投票してもかまわない。2006年から毎月異なるキーワードも記入する。募集は5回裏の攻撃終了後、キーワードは試合終了後に告知。
- 投票葉書の最も多かった選手に対しその月のタイガース月間MVPとして表彰し、またその選手に投票されたリスナーの中から抽選をして5人にその選手出身地の名産品が贈られる(2009年までは賞金で、2007年までは1名に30万円、2008年・2009年は3人に5万円の賞金が授与されていた)。原則として月間MVPに選ばれた選手と賞金の当選発表は翌月第1火曜日のナイター中継内で実施される。
- 2011年度は東日本大震災被災地支援キャンペーンとして、応募はがき総数の金額を換金してABCが負担。シーズン終了後に被災地の復興義援金として贈呈する。
- また、7回裏(阪神戦ビジターの場合は7回表)攻撃終了後、阪神甲子園球場のTOSHIBAシート(2007年までは中央ボックス席)、ナイター前座番組「武田和歌子の野球にぴたっと。」では同じくアイビーシート(2007年まではイエローシート)へのご招待(各試合につき3組6名)の募集も行っている。
- 以上の各プレゼントの募集は2009年まで葉書のみ有効だったが、2010年から電子メールでも受け付けられるようになった(2011年の月間MVP表彰の投票は前述の震災支援キャンペーンのため葉書のみ)。ファクスは現在受け付けていない。
- 2012年以降のスペシャルウィーク期間中の阪神戦中継では、対象試合ごとに、阪神が挙げた総得点数と同じ人数のリスナーへ1万円ずつ進呈するパターン(阪神の得点×1万円方式)が定着している。また、2013年の4・6月のスペシャルウィーク期間には、次のような企画を実施した。
- 当日のファクス・メール応募者から1万円(各日3人)
- 期間中のはがき応募者から甲子園公式戦のロイヤルスィート席(1組4人×2=2組8人)招待
- 2014年6月のスペシャルウィーク期間中には、「ABCフレッシュアップベースボール祭」と称して、同年の解説者全員(11名)のサインを入れた特製のマグカップをリスナー向けのキーワードプレゼントに加えた。この期間中の中継では、解説者が試合の展開に応じて、日替わりでキーワードを発表。リスナーは、キーワードを葉書や電子メールへ記入することを条件に、前述の1万円プレゼントかマグカッププレゼントへ応募できるようになっていた。また、「radiko」プレミアムが運用を開始してから初めてのスペシャルウィークだったため、(他局との相互ネット分を含めた)中継では関西以外の地方のリスナーからの応募も勧めていた。
- 2015年6月のスペシャルウィークは「ABCフレッシュアップベースボール・虎バン主義祭り」と銘打って、
- 第1週(2-5日)では、当日放送の阪神戦中継に出演する解説者が厳選した商品を、「武田和歌子の野球にぴたっと」内で以下のようなリスナープレゼントとして発表した。その直後から当日の7回裏終了までにリスナーから電子メールやファックスで応募を受け付けた(中継対象の阪神戦がコールド・ノーゲームの場合には別途条件を設定)。当該試合が成立した場合には、前述した解説者が抽選したうえで、当選者を該当するリスナー(1日につき1名)への電話によって発表した。
- 6月2日 「吉田賞」 フランスの高級シャンパーニュ[10]
- 6月3日 「矢野賞」 豆からひける全自動コーヒーメーカー
- 6月4日 「桧山賞」 有馬温泉高級旅館日帰りコースご招待(以上ロッテ戦)
- 6月5日→6月8日→取りやめ 「下柳賞」 内容未発表(日本ハム戦)[14]
- 6月6・7日は当日はがきで応募した者の中から抽選で2組8人(1組4人まで)を、7月20日の阪神対巨人・後期開幕戦のバックネット裏・ロイヤルスィート席招待を実施(この2日間は週末のデーゲームのためJRNラインのものであるが、HBC[15]も同様のスペシャルウィークを開催するため、自社乗り込み[16]の別内容となっている。なお、6月16日の放送分はJRN全国ネットとなり、HBCを含む各JRN系列局もABC製作の内容をそのまま放送[17])
- 2週目(9-14日=ソフトバンク戦、オリックス戦)は前述の1万円×阪神の得点数の人数のプレゼントを開催(前半9-11日のソフトバンク戦はKBC協力の自社放送[18]で、RKBは別内容である)
- 2016年6月6日-19日の「虎バン主義祭り」は
- ビジター6連戦となった第1週は、前半のロッテ戦では皇室献上の高級房総びわ、後半の日本ハム戦で北海道の美味食材詰め合わせセットを贈呈した。応募ははがきのみ。
- 甲子園6連戦の第2週は前年と同じく、当日の実況を担当する解説者のチョイスした豪華賞品を贈呈する。前年度とは異なりワイド番組内包の土・日にもプレゼントが行われる(土・日はデーゲーム中継コーナーの冒頭での発表)。なお、6月17日はKBCラジオ、18・19日はRKBラジオ向けもABCと同じ内容の番組を放送する[19]。この点を配慮し、左記3日間はプレゼントをABCのリスナーから1人、在福局のリスナーから1人の計2人を当選者とし、ABC側の当選者に限り当日の解説者が電話をするという体裁をとった。
- 2017年6月のスペシャルウィークでは、「ABCフレッシュアップベースボール史上最大の作戦」と称して、他の自社制作生ワイド番組を巻き込んだ賞金・賞品総額推定110万円以上の「鼻歌クイズ」キャンペーンを展開。対象期間(12 - 19日)に阪神が関与した交流戦中継へ出演する解説者に著名な楽曲の一節を鼻歌で披露させたうえで、その音源を担当日に放送されるすべての生ワイド番組の放送中に流しながら、リスナーに曲名を当てさせる趣向になっていた。
- 当番組の中継(交流戦が最初から予定されていない12日は「ガチ虎!」)では、放送中のどこかで解説者本人から大ヒントを発表。このヒントに沿って曲名を記した電子メールを送信したリスナーから抽選で、1日当たり現金3万円を5人(7日間合計35人、総額105万円)に進呈。翌日の中継(18日分は「ガチ虎!」にて)内で当選者を発表した。さらに、期間中に応募したリスナー全員から100人に、参加賞として「高級和牛ステーキ肉300g」が贈呈された。
- TBCとの相互ネット方式で中継した阪神対楽天3連戦(6月16日 - 18日)のうち、17日(土曜日)のデーゲーム中継では、スペシャルプレゼントを用意。番組中に発表されるキーワードをハガキに書いて応募したリスナーを対象に、甲子園球場で催された7月1日の「阪神対ヤクルト」(または7月17日の「阪神対広島」)に2組(1組につき最大4人まで参加可能)ずつ(合計4組)同球場のロイヤルスイートへ招待した。招待者にはロイヤルスイートに同席した解説者から直々に解説を聞ける特典が与えられたが、当該中継では、TBCが競馬中継で中断していた時間帯にキーワードが発表された[22]。
- 2018年6月のスペシャルウィークでは、当番組単独のリスナープレゼント企画が2年振りに復活。当初から期間中(12 - 17日)に予定されている阪神の交流戦(6試合)が北海道(札幌ドーム)・仙台(楽天生命パーク)でのビジターゲーム(各3試合)に当たることから、「交流戦 虎バン主義祭り」と称して、中継先の球場や周辺地域にちなんだプレゼントを中継カードごとに用意した。さらに、期間中の中継で毎日発表されるキーワードをすべて記入したハガキで応募したリスナーを対象に、当番組の解説者全員(12人)の直筆サインを入れた阪神ホームゲーム仕様のレプリカユニフォームを抽選で進呈する。
- 6月12 - 14日(札幌ドームの対日本ハム3連戦を自社制作で中継):夕張メロン
- 6月15 - 17日(楽天生命パークの対楽天3連戦を自社制作で中継):仙台牛
- 当初は12日からの実施を計画していたが、6月9日に甲子園球場で予定されていた阪神対ロッテ戦が雨天中止によって予備日(11日=月曜日)に組み込まれたため、中止の決定後に11日からの繰り上げ実施を決定。11日の中継に向けて、同球場名物のカレー(レトルトパック)をプレゼントに手配していた。しかし、11日の中継開始直後に雨天中止(スペシャルウィーク期間後の19日=火曜日への再振り替え)が決まったが、カレープレゼントはそのまま実施された(中継自体は18:30で打ち切り、以後は月曜日の定時番組を放送)。またユニフォームのプレゼントについては当初の計画に沿って12日から実施。
脚注[編集]
注釈[編集]
- ↑ 伊藤史隆、中邨雄二、小縣裕介、山下剛、高野純一、北條瑛祐、福井治人、小西陸斗、佐藤修平(テレビ中継で実況デビュー)。
- ↑ MBSラジオでは両日とも、阪神対巨人戦を自社およびNRNナイター向け、オリックス対日本ハム戦をSTVラジオ向けの裏送りで中継する予定を立てていて、予備カードの設定でもセ・リーグの試合を優先していた。阪神対巨人戦の中止に伴って、MBSではオリックス戦の裏送り中継と並行しながら、中日対ヤクルト戦(ナゴヤドーム)中継(SFの制作で第1予備カードからNRN本番カードに昇格)を自社向けに放送。中日対ヤクルト戦ではCBCも中継を制作していたが、ABCが自社制作のオリックス戦中継のみを予備カードに設定していたため、CBC制作分の中継はCRKで放送された。
- ↑ 土・日曜のNRNナイター担当局でありながら、自社には2013年から日曜分、2019年から土曜分のレギュラー放送を取りやめている文化放送が、新型コロナウイルスへの感染リスクなどを考慮してスタッフの派遣を見送る代わりに、NRNナイター向け巨人戦中継の制作業務をABCに委託。7月11日(土曜日)には、KBCが制作するソフトバンク対楽天戦(PayPayドーム)中継がNRNナイターの本番カードになったため、報道素材の収録のみで対応した。10日(金曜日)に巨人戦が予定通り開催された場合には、平日のNRNナイター担当局であるLFがアナウンサーを派遣するとともに、ABCの技術協力によって中継を制作する予定だった(11日にはMBSの技術協力で関東ローカル向けに中継)。
- ↑ 甲子園高校野球交流試合の中継をインターネット向けに限定しているMBSでは、広島対阪神のナイトゲーム全試合を自社制作で中継。LFでは、ヤクルト対DeNA3連戦(神宮)を自社向けの予備待機カードに設定する。
- ↑ 8・9日開催分はデーゲームにつき対象外(報道用の素材収録を行ったかは不明。テレビでは9日のみBS朝日向けに中継を制作)。
- ↑ 月曜日にナイトゲームが組まれる場合には、原則としてABCがNRN、MBSがJRNを優先している。このため、ABCで当該カードを中継する場合には、基本としてLF制作分の裏送りか自社制作の中継を放送する。ただし、10日が祝日であること、月・火・水曜の3連戦であることに加え、月曜はネットワークの縛りが緩いこと、MBSがDeNA主催の阪神戦については曜日にかかわらずLFとのネットを優先したことが重なり、11日以降(火・水曜開催)に合わせてMBSがLF、ABCがTBSからの裏送りで対応した。なお通常月曜ナイターの他球場速報のチャイムはNRN用を使うが、8月10日放送分は火 - 木曜と同じJRN(TBSラジオ・RF・ABC・RKB・RCC仕様)のものを使った。また、同様の事例となった9月30日は金曜だったことと、本番と予備でネットワークが逆転することに配慮して、TBSラジオがNRNのチャイムを使うという異例の対応となった。
- ↑ MBSでは3試合ともLF制作分の中継(10・12日は裏送り、11日はNRN本番扱い)で対応したが、10日には西山秀二(MBS・RF解説者)、11日は佐々木主浩(LF解説者)、12日には谷繁元信(LF・SF・MBS解説者)が出演。
- ↑ 伊藤は代演の翌日(8月6日)に、代演前から決まっていた阪神対巨人ナイトゲーム(甲子園)ラジオ中継の実況を担当。7日に代演する場合でも、8日(土曜日)・9日(日曜日)には、ABCラジオで甲子園高校野球交流試合開幕直前番組『高校野球スペシャル 届け!この夏の想い』(いずれも15:00 - 17:00)の司会を務めることが決まっていた。なお、交流試合では開会式と開幕試合のラジオ実況を担当。14日(土曜日)には、午前中に甲子園球場で第1試合のテレビ中継を実況した後に、夕方から京セラドームで阪神対広島戦ラジオ中継のベンチリポーターを務めていた。
- ↑ 蔓延防止等重点措置の適用当初は、5月3日(月曜日・憲法記念日)のヤクルト対阪神戦(神宮)でも、試合開始時間が当初予定の18:00から17:30に繰り上げられていた。しかし、緊急事態宣言の発出に伴って、当該カードは宣言の解除後まで延期されている。なお、ABCでは試合時間の繰り上げが決まった当初、LFが予備カード扱いで制作する中継を裏送り方式で放送することを計画。『ウラのウラまで浦川です』を17:00までの25分短縮版、後枠に通年で編成されている『とびだせ!夕刊探検隊』(事前収録・朝日新聞大阪本社単独提供の通年番組)の放送枠(通常は17:25 - 17:55)を25分繰り上げ(17:00 - 17:30)、『Monday! SPORTS - JAM』を野球中継終了後(早終了時は20:30)から21:15までの短縮版で対応することも予定していたが、前述の事情で延期が決まったため、通常の番組編成に戻している。
- ↑ MBSでは、2017年以来4年振りにTBS制作分中継の裏送りで対応。
- ↑ MBSでは、土曜日にLF制作分の裏送り向け中継を放送。日曜日には、午後に競馬中継を優先しているため、LFで放送する報道素材向けの実況収録のみ担当した。
- ↑ 解説者は、QRと契約している西武OBの松沼兄弟(4日は兄の松沼博久・5日は弟の松沼雅之)。MBSでは、両日とも自社制作で中継している。
- ↑ 前日(1日)の対広島デーゲーム(甲子園)は、RCCがABC制作分、SFがMBS制作分の中継の2局ネットで対応していた。この試合も無観客で開催されたが、激しい風雨に見舞われたため、3回裏の終了後に審判団がノーゲームを宣告。
- ↑ SFがネット受けを実施したのは、中日がSFでの中継に制限が掛かる東京ドームで巨人との対戦を予定していたことによる(実際には緊急事態宣言の発出に伴って宣言解除後まで延期)。ちなみに、MBSでは競馬中継を優先する編成につき、報道素材向け実況音源の収録のみ実施。
- ↑ 28日のナイトゲームではLF制作分、29日のナイトゲームと30日のデーゲームではQR制作分の裏送り向け中継を放送(29日はNRNナイター扱いで18:20以降にKRYとの2局ネットを実施)。28日・29日には試合開始時刻が17:45に設定されたため、ABCでは当該時間帯に自社制作で放送しているレギュラー番組の放送時間を短縮したうえで、17:40から中継枠を編成した。
- ↑ TBCが確保している実況ブースから1ヶ所を借用するとともに、同局からの技術協力を受けながら中継。
- ↑ MBSでは、5月29日・30日の対西武戦(29日は『文化放送ライオンズナイター』・30日は『ニッポン放送ショウアップナイター』のネット受けを充当)と、編成上中継を放送できない(31日の対西武戦など)日曜日のデーゲーム3試合を除く13試合を自社制作で中継した。対日本ハム戦と対楽天戦では、ABCと同様の聴取率調査週間企画として、開催球場への乗り込み方式で中継を制作。
- ↑ 6月8日(火曜日)日本ハム2 - 3阪神(現金13万円)、9日(水曜日)日本ハム3 - 10阪神(現金20万円)、10日(木曜日)日本ハム2 - 4阪神(現金14万円)、11日(金曜日)楽天2 - 3阪神(現金13万円)、12日(土曜日)楽天1 - 9阪神(現金19万円)、13日(日曜日)楽天5 - 6阪神(現金16万円)。
- ↑ RCCの放送対象地域である広島地区では、例年より遅く、6月28日(月曜日) - 7月4日を聴取率調査週間に設定。
- ↑ 逆にMBSでは、阪神が甲子園球場で主催する6試合(ロッテとの3連戦・西武との3連戦)および、京セラドーム大阪で8月3日・4日・6日に開催のオリックス対阪神戦(いずれもナイトゲーム)を自社制作で中継。
- ↑ 実際には8月11日(水曜日=大会第2日)に、第4試合・愛工大名電対東北学院戦(実況:楠)を4回の途中で打ち切ったうえで、当番組のスタジオバージョンとして『なにわスワンキーズの男どアホウラジオ』(『伊藤史隆のラジオノオト』からのスピンオフ番組)を当初の予定どおり17:55から生放送。
- ↑ 8月25日(水曜日)には、ABCテレビでもサンテレビとのトップ&リレー方式で中継。さらに、テレビ・ラジオとも、高校野球3回戦の4試合を中継した。
- ↑ MBSでは、自社制作による中継を試合途中の17:59から放送。
- ↑ ABCでは21日と22日(水曜日)に、オリックス対ソフトバンクのナイトゲーム(京セラドーム大阪)中継を、自社とQRの第1予備カード(予備待機)扱いで制作する体制を講じていた。ただし、実際にはABC・QRの本番カード(QRの本番カードはZOZOマリンスタジアムのロッテ対西武戦)が2日とも開催されたため、両局では本番カードの中継を優先。オリックス対ソフトバンク戦については、ABCが上記の事情から報道素材向け実況音源の収録に切り替えた一方で、ソフトバンクの地元局であるRKBとKBCでは、京セラドームへの乗り込み方式で北部九州ローカル向けに別途中継を制作した。ABCでは両日とも、自社向けの予備待機と並行しながら、RKB制作分の中継に技術協力。21日放送分では寺田、22日放送分では伊藤史隆を両チームのベンチリポーターとして派遣している。NRNではこのカードを他の屋内球場でのナイトゲーム(東京ドームでの巨人対DeNA戦とバンテリンドーム ナゴヤでの中日対ヤクルト戦)より下位の第3予備カードとして扱ったため、MBSでは中継を制作せず、KBC制作分の中継を充てた。なお、パ・リーグのナイトゲームが最初から組まれていない23日(木曜日)には、RCC・MBSがNRNからLF制作分の巨人対DeNA戦(前述)、非NRN扱いのABCではCBC制作分の中日対ヤクルト戦(前述)中継を第1予備カードに設定。ABCが中日戦を予備カードに充てたのは、RFが同日の巨人戦で中継を制作しないことにもよるが、実際には広島対阪神戦を中継した。
- ↑ NRNにおける予備カードの設定順位が屋内開催の巨人対DeNA戦(東京ドーム)より下位の第2予備(第1予備は同じく屋内開催の中日対ヤクルト戦〈バンテリンドーム ナゴヤ。SF制作〉)であることと、本来は火 - 木曜日にNRNでネットを組むMBSが3連戦とも自社で中継を制作することによる措置(事実上、通常の金曜日パターンをこのカードに限定して火-木曜日に適用する形である。但し予備カードは通常パターンと同じ)。ちなみに、テレビでは22日(水曜日)に、RCCとMBSがローカル向けの中継を別々に制作。
- ↑ 逆にMBSでは、STV向けに中継を制作したほか、7月21日のみ自社でも中継を放送。
- ↑ 高校野球のうち、少なくとも第4試合が中止の場合には、DeNA対阪神戦の中継を17:00から(17:55までは『フレッシュアップベースボールスペシャル』扱いで)放送することを予定していた。ちなみにNPBでは、ロッテ対ソフトバンク戦(ZOZOマリン)を17:00開始の薄暮試合、広島対ヤクルト戦(マツダ)を当日唯一のナイトゲーム(18:00開始)として編成。前者ではQR(RKBへの裏送り向け)とLF(KBCへの裏送り向け)、後者ではRCCがNRNナイター向けに中継を制作していた。しかし、当番組ではいずれの試合もDeNA対阪神戦中継の予備カードに設定しなかったため、このカードが中止の場合にも田淵の進行による『フレッシュアップベースボールスペシャル』をスタジオから放送することを決めていた。なお、MBSラジオでも編成上の事情でDeNA対阪神戦中継(LFがNRNナイターの予備待機を兼ねて裏送り向けに制作)を17:45から放送していたが、試合終了後の20:02から広島対ヤクルト戦中継(前述)の飛び乗りネットによって21:00までの基本中継枠を消化した。
- ↑ 他球場速報ではJRNのチャイムを使用した。18日放送分では、スポーツ担当へ4年振りに復帰したばかりの斉藤一美(QR)が、復帰後初めて非NRN扱いの裏送り中継で実況した。逆にABCでは、17日と18日にオリックス対日本ハムのナイトゲーム(ほっともっとフィールド)中継を裏送り向けに制作。17日にはHBCで、18日にはHBCとTBCで放送されたほか、両日とも『文化放送ライオンズナイター』の第1予備カードに設定されていた。
- ↑ MBSラジオは、8日の開催分を、QR制作分中継の裏送りで対応。セ・リーグの公式戦中継では1976年以来46年振り(セ・パ交流戦を含めれば2021年以来)であった
- ↑ 16日開催分の中継のみ、NBC、RKK、OBS、MBC、KRYでも同時ネット。
- ↑ MBSラジオでは29日に(日本ダービーなどの)競馬中継を優先した関係でデーゲーム中継を見送ったものの、予備日の30日(月曜日)にナイトゲームが組み込まれた場合に、QR制作分の中継を裏送りで放送する体制を組んでいた(実際には3連戦が予定通り消化されたため試合と中継が発生せず)。
- ↑ ABCラジオでは3日間とも、オリックス対中日戦(京セラドーム大阪)の中継を在名局への裏送り向けに制作。27日のナイトゲームではSF、28・29日のデーゲームではCBCで中継を放送した。CBCラジオでは中央競馬開催週の日曜日に競馬中継の自社制作(またはMBSラジオかLFが制作するメインレース中継のネット受け)を実施しているが、中日のデーゲームと中央競馬(GⅡ以下の重賞競走)の開催が重なった場合には、原則としてデーゲームの中継を優先している。ただし、29日にはGⅠ競走の日本ダービー(第89回東京優駿)がオリックス対中日戦の最中に開催されたため、「ABC制作のオリックス戦中継にMBS制作の日本ダービー中継を挿入する」という変則編成で対応した(SFではMBS制作のオリックス戦中継を完全放送)。
- ↑ 逆に、MBSラジオでは24日開催分のみ関西ローカル、25日・26日開催分をTBCとの2局ネットで中継。
- ↑ 他球場速報では5月31日と6月2日はJRNのチャイムを、6月1日はNRNのチャイムを使用した。
- ↑ ABCテレビでも、ラジオ・テレビ兼営局のHBCと競合するHTB(ANN加盟局の北海道テレビ)との2局ネットで中継。
- ↑ MBSラジオでは、3日のナイトゲームでHBCとの2局ネットを実施。4日のデーゲームでは、STVが週末のデーゲーム中継枠を編成しない方針を立てている関係で、関西ローカル向けの中継にとどめた。5日には、(安田記念などの)競馬中継を優先する関係で自社でもデーゲームを中継せず、報道素材向けの実況収録のみで対応。
- ↑ 朝日放送(ABC)ラジオにおける火 - 木曜日の中継は非NRN扱いで、オリックス主催試合での裏送り向け中継などではRKBと組んでいる。もっとも、RKB・KBCともテレビとの兼営局で、テレビ放送部門ではRKBが毎日放送(MBS)と同じJNN、KBCが朝日放送テレビと同じANNに加盟している。このような事情から、ABC・MBSがPayPayドームへの乗り込み方式でソフトバンク主催の阪神戦ラジオ中継を関西ローカル向けに制作する場合には、曜日に関係なくKBCがABC制作分、RKBがMBS制作分の中継に技術協力扱いで関与することが多い(2022年のソフトバンク対阪神3連戦にも該当)。
- ↑ 前年と同じく、中継の随所でランダムに発表される3つの文字をつなげた「キーワード」をハガキや電子メールに明記することを応募の条件に指定しているため、基本として中継へ出演する解説者に放送席から全ての文字を発表させていた。例外は11日(土曜日)のナイトゲーム中継(実況:北條、解説:関本、ベンチリポート:福井、ABCでは17:55から放送)で、KRYによる飛び乗りの直前(オリックスの1回裏攻撃時)に関本が最初の1文字、5回裏・8回裏(いずれもオリックスの攻撃)の終了後(関西ローカル向けのインターバルゾーン)にスタジオMCの小早川が残りの文字を1つずつ発表した。
- ↑ 対象カードの試合結果は、6月7日(火曜日)阪神2 - 0ソフトバンク、8日(水曜日)ソフトバンク1 - 0阪神(2021年の対象カード初戦から7試合続いていたプレゼントが初めて実現せず)、9日(木曜日)ソフトバンク4 - 0阪神、10日(金曜日)オリックス1 - 6阪神、11日(土曜日)オリックス2 - 3阪神、12日(日曜日)オリックス1 - 9阪神。
- ↑ この年の交流戦は雨天中止・順延が1試合もなく、6月12日までの所定日程で全108試合を消化した。
- ↑ 当日にデーゲームで開催されていた巨人対ヤクルト戦について、LFが編成上の事情などから中継の制作を見送ったことにもよる。ちなみに、4月9・10日はJRNラインの適用対象日であったが、CBCラジオでは、DeNA対中日戦の開催取り消しを受けて、野球中継自体を休止した。
- ↑ MBSラジオではLF制作分中継の2局ネットを予定していたが、予備カードを一切設定していなかったため、雨傘番組として組み込んでいた『豊永真琴のMBSミュージックパーク 延長スペシャル』(自社制作番組)を急遽生放送。
- ↑ 前日の阪神対広島戦の予備日であり、同カードが順延した場合にABCはそちらの中継へ切り替える可能性があったことから、同日地元球団の試合のないJRN単独局(HBC,CBC,RKB)はABCからのネットを見送り、各局の雨傘番組を放送した。一方で、QRは阪神戦順延時に裏送りの単独放送になることも想定した上で、本カードの放送を決定した。
- ↑ MBSラジオでも関西ローカル向けに自社制作で中継していたが、糸井の引退セレモニーを待たずに、22:46で中継を終了。地上波テレビで唯一の中継局だったサンテレビでは、ABCテレビによる技術協力の下で、試合開始の直前(18:00)から糸井の場内一周開始直後(23:30)まで5時間半もの中継をローカル向けに単独で放送していた。
- ↑ MBSでは、RKBへの裏送り向けに中継を制作する一方で、HBC制作の日本ハム対ロッテ戦(札幌ドームで14:00から開始)中継を阪神戦中継の第1予備カードに設定。結局、阪神戦の中止を受けて日本ハム戦を本番カードに昇格させたため、ABCと同様にオリックス戦の中継を制作していながら自社での放送を見送った。
出典[編集]
- ↑ 「甲子園高校野球交流試合」は原則無観客 NHKなどで生中継(『スポーツニッポン』2020年7月1日付記事)
- ↑ 2020年練習試合の放送配信予定について(6月2日~)(阪神タイガース公式サイト)
- ↑ ABCが番組出演者変更、局アナ感染踏まえ検査強化(『日刊スポーツ』2020年8月2日付記事)
- ↑ a b 【阪神】次期監督内定の岡田彰布氏「今、俺から言えることは何もない」 ヤクルト戦でラジオ解説(『日刊スポーツ』2022年9月28日付記事)
- ↑ “ABCラジオ新生「おはパソ」好調 闘病中の道上洋三さんにリスナーから激励メッセージも”. サンケイスポーツ. (2022年7月22日) 2022年7月23日閲覧。
- ↑ 鷲尾がtwitter上の個人アカウントから2022年6月10日付で発信した告知ツイートを参照
- ↑ 4/8(金)、4/9(土)、4/10(日)横浜DeNA 対 中日戦は中止(横浜DeNAベイスターズ)
- ↑ ヤクルト・高津監督、山田哲人ら14人がコロナ陽性 18時阪神戦は中止に(『デイリースポーツ』2022年7月9日付記事)
- ↑ 【ヤクルト】新たに塩見泰隆、中村悠平ら6人陽性判明、阪神戦2日連続中止 計24人の緊急事態(『日刊スポーツ』2022年7月10日付記事)
- ↑ 吉田義男が野球フランス代表監督の経験者であることにちなむ
- ↑ 過去のスペシャルウィークのように、他の試合へのABCスタッフの派遣はせず、当日のネットラインであるNRN・ニッポン放送制作の内容をそのまま放送
- ↑ 5日は他に「ヤクルト対ロッテ戦」も中止となっているが、こちらは基から8日への順延はせずに15日以後に延期されることになっており、行われていればこの日唯一のプロ野球になるはずだった
- ↑ 番組ホームページでは「当初は、(後述の)タイガースの得点×1万円プレゼントキャンペーンの対象試合の予定としていましたが、急きょ、下柳賞の対象試合に変更させていただきます。1万円プレゼント企画は行いませんのでご了承ください。」と説明していた。その後雨天中止を受けて「誠に残念ですが、下柳賞のプレゼント企画は見送らせていただきます」との文言が追加された。
- ↑ 対象となる試合が雨天中止となったため、この日の応募も中止(予備放送の巨人対ソフトバンク戦[11]での募集もなし)となり、雨天延期用の予備日・6月8日[12]にこのプレゼントも延期[13]することになっていたが、この予備日も雨天中止(6月16日に延期)となり、雨天中止時の番組「Monday! SPORTS - JAM」での募集も行わないため、結果的に下柳賞は、プレゼント内容の発表を含め、幻の企画となった(これは6月6・7日の日本ハム戦<以下同文>も試合が中止となり、8日に順延・延期が生じた場合でも同様にプレゼント対象とし、当日の解説者がチョイスしたプレゼントを贈呈する計画になっていた。順延日となった6月16日は下柳が解説に出演したが、プレゼント企画はスペシャルウィーク明けだったため実施されなかった)
なお8日は、この阪神対日本ハム戦の延期開催が生じる場合、プレゼントを含め放送休止(ただし試合があっても21時5分までに終われば復活)となるはずだった「Monday! SPORTS - JAM」の「商品券3万円を1人にプレゼント」は実施することになった。 - ↑ 雨天予備日となった6月8日はNRNラインのためSTVラジオも同様にABC協力(HBCはMBS協力)の自社製作とする処置を取る予定だった
- ↑ 技術協力をABCとMBSのどちらが担当したかは不明。
- ↑ STVラジオを含む各NRN系列局もMBS製作の内容をそのまま放送した。ただしLFはサッカー日本代表の2018 FIFAワールドカップアジア2次予選・シンガポール戦を放送するため中継はなかったが、ハーフタイムなどで随時速報は入れた
- ↑ 資本関係の都合で、自社乗り込みの場合はRKBのアナウンサーが出演する場合を除き曜日・放送時間を問わずKBCの技術協力(この場合RKBはMBS向けの技術協力を担当)となる場合が多いが、他球場速報のチャイムは曜日と放送時間に応じたものを使用する。
- ↑ 同じくスペシャルウィークを実施したMBSはRKB(17日)・KBC(18日)向けを別制作した(19日は競馬中継優先のためKBC裏送りのみ制作)。
- ↑ 前年同様ABCの乗り込みはなく、TBSラジオからの内容をそのまま放送
- ↑ 当初は悪天候のため18時の試合開始を遅らせて対応することを前提として商品の発表と応募受付を開始したが、18:10に今後の天候回復が見込めないとして試合中止となりその時点で応募打ち切り、贈呈中止(予備放送の巨人対楽天戦[20]での募集もなし。今回は前年とは異なり、予備日(6月21日)への延期も行わず完全お蔵入り)となった。それまでの応募も無効。
- ↑ TBCのリスナーは事実上、中継の放送後から応募〆切の数日前までにradikoプレミアムの音源(放送終了から1週間限定で再生可能)でキーワードを聴取しない限り、スペシャルプレゼントに応募できなかった。