1番打者

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1番打者とは野球打順において1番目に入る打者。主に打率が高く、盗塁ができる打者が座る。

概要[編集]

打席が最も多く回ってくるため、打率が残せる巧打者が務めることが多い。また、長打力に優れるクリーンナップ二塁打三塁打を打つことに期待して、チャンスメイクをする役割も求められる。稀に長打力が優れる打者や打率が低い打者が座ることもある。守備負担が比較的少ないセンターやセカンドが務めることも多い。

学生野球では走塁に加え、出塁率も考慮して1番打者を決める場合もあり、こちらのケースは長打・巧打力の方が走力よりも重視されやすい。とにかく塁を貯め、安打や四死球で繋ぎながら得点する作戦が一般的である学生野球では、このような例は決して珍しいものではない。

主な1番打者[編集]

日本[編集]

吉川尚輝
読売ジャイアンツに所属する二塁手
塩見泰隆
東京ヤクルトスワローズに所属する中堅手
岡林勇希
中日ドラゴンズに所属する外野手

過去の選手[編集]

荒木雅博
2000年代の落合中日を支えた。俊足巧打のセカンドだった。
大村直之
大阪近鉄バファローズ福岡ソフトバンクホークスに所属。俊足巧打のセンターとして、2001年にはいてまえ打線の1番打者を務めた。
イチロー
ご存じの通り日本プロ野球記録となる7年連続首位打者を獲得した人物。1990年代のオリックス黄金期の中心選手として長らく歴代最強の1番打者に君臨した。

関連項目[編集]

打順
上位打線 1番打者 / 2番打者
クリーンナップ 3番打者 / 4番打者 / 5番打者
下位打線 6番打者 / 7番打者 / 8番打者 / 9番打者