ロサンゼルス・ドジャース

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チームロゴ

ロサンゼルス・ドジャース英語: Los Angeles Dodgers、略称: LAD)は、メジャーリーグベースボール(以下、MLB)ナショナルリーグ西地区所属のプロ野球チーム。本拠地はカリフォルニア州ロサンゼルスにあるドジャー・スタジアム。日本語圏でも英語発音に合わせて「ドジャーズ」と濁る事もある。

概要[編集]

19世紀から存在する伝統球団。MLB屈指の名門であり、人気・実力いずれもリーグトップクラス。

創設以来、ニューヨークブルックリン区)を本拠地としていたが、1958年に現在のロサンゼルスへ本拠地を移した。 リーグ優勝24回はナショナルリーグ1位(MLB全体ではニューヨーク・ヤンキースが1位)、ワールドシリーズ優勝は7回を数える[1]。ワールドシリーズ初優勝を遂げる1955年までに10回のリーグ優勝をしているが、ワールドシリーズではことごとく敗れ続けた。2009年にMLB3球団目[2]となる通算1万勝に到達した。

2012年シーズン終了時点で、優勝決定プレイオフ進出回数が30球団の中で最多である。ナショナルリーグが同率1位の際に2戦先取制のプレイオフを実施していた時代、ドジャースは実施された4回すべてに出場しており、ワンゲームプレイオフ移行後も合わせると計5回出場している。

サンフランシスコ・ジャイアンツとは互いに前身のニューヨーク時代から宿敵として、現在に至るまで激しい争いを繰り広げている。レギュラーシーズンの対戦成績は、通算でほぼ五分である。

2020年、MLB機構は新型コロナウイルス対策の為、シーズンの開幕を遅らせた。MLB機構と選手会側がレギュラーシーズンの試合数などの調整で、合意に至らず紆余曲折あったのだが、最終的には双方歩み寄り公式戦合計60試合の短縮シーズンを採用することで合意、ようやく2020年シーズンの開幕を迎えた。この様な前例の無い状況でドジャースは、レギュラーシーズンにMLB全30球団の中で最高勝率を記録した。またMLB機構は、レギュラーシーズンの試合数が減った分ポストシーズンを盛り上げようとプレーオフゲームへ進出するチーム数を現行の8チーム枠から倍の16チーム枠に広げた。この為、プレーオフのステージ(関門)が通常のシーズンよりも1ステージ増えた訳だが、チームはプレーオフも全て勝ち上がり、ワールドシリーズ進出を果たすと、同じくプレーオフを全て勝ち上がったきた対戦相手のタンパベイ・レイズを破り、32年振りにワールドシリーズを制覇した。

現在本拠地とするドジャー・スタジアム周辺がユダヤ系アメリカ人の多い土地柄で、ユダヤ系アメリカ人選手を好んで獲得する傾向がある。球団を東海岸から西海岸へ本拠地を移転させた他に、アメリカ合衆国以外の外国出身の選手を数多く発掘、これら他球団に先駆けて行なった数々の変革でドジャースは大成功を収め、球団に有益な結果をもたらした。 伝統的に多くの名投手を擁してきたが、ドジャースにとって最初のサイヤング賞受賞者であるドン・ニューカム(1956年)以来、2014年に至るまで、最多の延べ12回(8人)がサイ・ヤング賞を受賞している。

2011年4月、当時MLBコミッショナーであったバド・セリグは、ドジャース球団の経営状況悪化を懸念して、球団をMLB機構の監視下に置いた。ドジャースの管理責任者にジョン・トーマス・シーファー(元駐日大使)を選任したが、当時のオーナーフランク・マッコートは異を唱えた。[3]2012年3月、投資グループのグッゲンハイム・ベースボール・マネジメントへの売却が発表された。買収額は20億ドルで同投資グループには、元NBA選手のマジック・ジョンソンも名を連ねている[4]

2013年、タイム・ワーナー・ケーブル(TWC)社と、向こう25年間で総額70億~80億ドルの放映権契約を結んだ。[5]

チーム名[編集]

チーム名の由来は、ニューヨークのブルックリン地区に本拠地を置いていた時代に、路面電車が極めて多かったブルックリンの住人の呼び名 「路面電車をよける (dodge) 人たち」を表す「トローリー・ドジャース」から名付けられたといわれている。

歴代所属日本人選手[編集]

脚注[編集]

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関連項目[編集]

外部リンク[編集]