髙山俊

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Baseball Pitcher.jpg 髙山 俊 Baseball Batter.jpg
オイシックス新潟アルビレックスBC #9
基本情報
国籍日本国旗.png日本
出身地千葉県船橋市
生年月日1993年4月18日(31歳)
身長
体重
181 cm
87 kg
選手情報
投球・打席右投左打
ポジション外野手
プロ入り2015年 ドラフト1位
初出場2016年3月25日
最終出場2022年6月24日
Wikipedia-logo.png髙山俊
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

髙山 俊 (たかやま しゅん、1993年4月18日 - ) は千葉県船橋市出身のプロ野球選手セントラルリーグ阪神タイガースに入団し、現在はオイシックス新潟に所属している。血液型O型。

来歴[編集]

日大三高で1年生から1番打者として打棒を振るい、3年時は春・夏の甲子園で打率5割を超える大暴れを見せた。明治大学でも1年からレギュラーになり、ユニバーシアード日本代表にも選出された。

2015年に競合の末阪神に入団(後述)。阪神への入団後は、「長打を放てる打者になって欲しい」という金本監督の希望で、打球の飛距離の向上に取り組む。入団1年目の春季キャンプでは、「故障明けで無理をさせない」という首脳陣の配慮で、「安芸組」からスタート。掛布雅之二軍監督からの密着指導によって、金本監督から「完成型に近い」と評価されるほどスイングに磨きを掛けた。

2016年シーズンは134試合の出場で打率.275、136安打、8本塁打、65打点を記録し、特に得点圏打率.377は筒香嘉智に次ぐリーグ2位と勝負強さが光るシーズンとなった。この活躍が評価され、セ・リーグの新人王に選ばれた。阪神の選手では2007年上西啓史投手以来10年ぶり、野手では2001年赤星憲広外野手以来15年ぶりとなった。また明治大学から入団した選手の1年目の規定打席到達は1968年高田繁以来の快挙。

2018年6月12日の対北海道日本ハムファイターズ戦(札幌ドーム)では「2番・中堅手」としてスタメンに起用されると、4回表1死2・3塁で迎えた第2打席で、一軍公式戦のシーズン初本塁打を記録。本塁打性の打球をファウルと判定されたばかりか、金本監督の要求によるリプレー検証でも判定が覆られなかったことから、次の球を打ち直した末の3点本塁打であった[1]

坪井智哉は、高山の打撃を「インコースのボールをレフト方向にファウルにする技術はすごい。普通の打者はそれが出来ないんですよね。引っ張りこんじゃうんで。僕もそれは出来なかった。彼はそれが出来るんで、すごいバッターですね」という表現で評価。「僕よりはるかに素晴らしい技術を持っている。僕の記録(阪神新人選手の一軍公式戦シーズン最多安打記録)なんかさっさと抜いて欲しいですね」と語っている[2]。更に坪井は「高山を初めて見た時『1年目から3割打てる選手』と思った。それくらいの力がある。阪神はヨソと違って重圧がすごい。その中での好成績だから胸を張っていい」と改めて絶賛していた[3]。ちなみに、高山はこのコメントが報じられた後に、坪井が一軍打撃コーチを務めるDeNA戦で前述の記録を更新した。

その一方で、入団1年目の一軍公式戦では、セ・リーグの外野手で最も多い通算6失策を記録。打球へのチャージやスローイング(内野手への返球)で課題を露呈した[4]。打撃では高い水準にあることを改めて証明しているが、こうした守備でのポカが多く信頼を勝ち取るにはまだ至っていない。

2020年以降は不振に陥り、その後も復活することがないまま、2023年オフに阪神から戦力外通告を受ける。2024年からは同年から設立されるオイシックス新潟でプレイする。

ドラフトでの珍事[編集]

  • 2015年プロ野球ドラフト会議で1位指名で入団したが、ヤクルトと阪神の競合になりくじ引きとなった際、ヤクルト・真中満監督 (当時) が引いたくじは外れくじだったのに、その外れくじに印刷されているドラフト会議のロゴマークを見て当たりくじと勘違いしてしまうハプニングを起こされてしまった。
    • その後、当たりくじを引いていた阪神・金本知憲監督は、インタビューで 「ビデオ判定でホームランに覆った心境だ」 と発言した。当の金本は、真中が喜んでいるのを見て自分のくじの確認もしていなかった
    • このくじ引きのハプニングで真中監督は2015年度のゆうもあ大賞を受賞した。
  • このドラフト会議でのハプニングで、真中監督はヤクルトのキャラクターであるつば九郎に度々いじられた。
  • なお、このトラブルを機に、ドラフト会議において外れくじはロゴマークも印刷しない完全な白紙に改められた。

脚注[編集]