駐車場

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駐車場(ちゅうしゃじょう)とは、主に四輪自動車を一時的に駐車したり、保管目的で駐車するための場所である。なお、二輪車については駐輪場とする場合もある。

概要[編集]

車の保管場所として使用するために占有的に利用される駐車場と、商業施設に併設され、その施設を利用する客の車を駐車したり、駐車時間に応じて料金を徴収するコインパーキングのような一時的な駐車場に大きく分けることができる。駐車場によりその構造は様々であり、平面に区画線を引いただけのものから建物内に駐車するガレージや立体駐車場などがみられる。

駐車場の構造[編集]

平面駐車場
日本においてよく見られる駐車場であり、簡素なものでは砂利舗装にトラロープによる区画線で構成されるものもある。郊外型の商業施設においては立体駐車場のほか、大規模な平面駐車場も隣接されていることが多い。アパートなどにおいてもよくみられるものであるほか、コインパーキングなどにおいても良くみられる。機械式駐車場に比べて駐車できる区画の調整が容易である。
保管場所として屋根のない平面駐車場を利用している場合、俗に「青空駐車」と呼ばれることが多い。日光などに絶えずさらされるため、ボディのコンディション維持には気を使うとされている。
立体駐車場
建物の地下・内部・屋上に駐車スペースを設けた物であり、各階をスロープで繋いで車で行き来を可能にしたものである。スロープの角度や高さ制限により駐車できる車両に制限があるものが多い。
機械式立体駐車場
車を乗せるパレットや駐車室を動かし、自動で運搬する駐車場である。ホテルマンションなどに併設されているタワー式やエレベーター式が多いが、近年では2段式も増えている。パレットや駐車室ごと機械的に運搬するため、高さや幅員の制限が厳しく、SUVミニバンは入庫できないことが多く、軽自動車でもトールワゴン型などは入庫できないことも珍しくない。悪戯や盗難にあう危険性は少なく、日光が入らない環境の場合は塗装などの劣化が遅くなるなどのメリットがあるが、前述のような制限や機械に車や人が挟まれて損傷したり負傷、死亡事故の発生というデメリットもある。
路上駐車場
時間制限駐車区間に設けられた道路の区画に一定時間だけ駐車できる駐車場である。パーキングメーターを作動させ、もしくはパーキングチケットを発給し、定められた時間内においては駐車違反に問われないものである。なお、メーター作動させなかったり、チケットを張り付けない、または駐車時間を越えて駐車するような行為は路上駐車扱いとなり駐車違反となる。

有料駐車場[編集]

一口に有料駐車場といっても時間貸し駐車場から月極駐車場など、さまざまな種類が存在している。ここでは代表的なものについて記述する。

時間貸し
所謂コインパーキングである。30分や1時間ごとに特定の料金が加算されていく仕組みである。最大料金が設定されている駐車場もあり、入庫後一定時間まではその上限額以上にならないというものである。ただし、一定時間を過ぎると再度加算されていき、最大料金が繰り返されることになる。また、最大料金を設定していないコインパーキングもあり、その場合は青天井に料金が膨れていくので注意が必要である。
日貸し
時間単位ではなく日数が基準となるものである。空港利用者向けの駐車場として多く見られており、空港まで自家用車で向かい、飛行機で長期旅行などをする人向けの駐車場である。なお、時間貸しと併用している駐車場もあり[注 1]、その場合は最大料金が1日の料金となる。
月極駐車場
漢字クイズでおなじみの月極駐車場である。要は月払いで借りる駐車場であり、主に自動車の保管場所として使用するために契約したり、長期間車を停める必要があるときなどに契約される駐車場である。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. 成田空港駐車場など