青杉城
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青杉城(あおすぎじょう)は、石見国邑智郡佐波荘、現在の島根県邑智郡美郷町高山にあった日本の城(山城)。戦国期の佐波氏の居城。
概要[編集]
この城は、江の川南岸の標高494メートルの青杉山に築かれた山城で、南を除く3方向が江の川に囲まれ、南は中国山地を控えているいわゆる天然の要害であった。
14世紀の鎌倉時代後期に地頭に任命された三善顕連が、地名から佐波氏と改姓して築城したといわれている。鎌倉幕府滅亡後の騒乱の中で、佐波氏は後醍醐天皇に属して室町幕府と対立し、観応の擾乱の際に高師泰率いる室町幕府軍に攻められて落城した。
その後、佐波氏は毛利氏に属しているが、廃城などについては時期不詳である。ただ、永禄年間(1558年から1570年)には、佐波氏は丁城に移っており、それより以前に廃城にしたのではないかと思われる。
現在、城跡を示す遺構は無いが、江の川に面した一角に比丘尼城(見張りのための城)の跡があり、佐波氏を祀る小さな社が建立されている。
アクセス[編集]
外部リンク[編集]
- 「青杉城跡」公益社団法人 島根県観光連盟公式HP