窪田藩
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窪田藩(くぼたはん)は、江戸時代前期に陸奥国に存在した藩である。別名を菊多藩(きくたはん)。藩庁は窪田陣屋。藩主家は外様大名の土方氏。現在の福島県いわき市に存在した。
概要[編集]
元和8年(1622年)、下総国多古藩主だった土方雄重が5000石を加増され、合計2万石で陸奥国菊多郡に移封されて窪田藩を立藩した。この藩の半分の1万石は能登国に存在した。
雄重の後、土方雄次、そして土方雄隆と3代にわたって続く。延宝7年(1679年)、雄重は弟の土方雄賀に2000石を分与したため、窪田藩は1万8000石となった。雄重には子が無かったので、家臣団は後継者をめぐって御家騒動を起こすに至る。これが江戸幕府に知られて貞享元年(1684年)に幕命により藩政不行き届き、並びに家中騒動の咎を受けて土方氏は改易となり、窪田藩も廃藩となった。
ただし、土方雄賀の家系は存続を許され、旗本として15代を継いで、明治時代を迎えることとなった。
歴代藩主[編集]
- 土方家
2万石→1万8000石 外様