石手寺

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石手寺(いしてじ)とは、現在の愛媛県松山市石手2丁目9番地21に存在する寺院である。四国八十八箇所の第51番札所。正式な名は熊野山石手寺(くまのざんいしてじ)。院号は虚空蔵院(こくうぞういん)。宗派は真言宗豊山派。

御詠歌は「西方をよそとは見まじ安養の、寺にまいりて受くる十楽」。真言は「オン、コロコロ、センダリ、マトウギ、ソワカ」。

概要[編集]

石手寺の開創者は伊予の国主となった越智玉澄(玉純)とされ、行基が薬師如来を刻み、平安時代前期には空海こと弘法大師が訪れて法相宗から真言宗に改宗したという。

石手の由来は次のように伝わる。お遍路の創始者・衛門三郎の生まれ変わりとされる道後湯築城主の一族・河野息方は生まれてから3年経っても左手が開かなかったため、安養寺住職祈祷してもらい、その際に息方の手から小石が転がり出て石を見ると「衛門三郎再生」の文字があったため、これ以降に寺の名が石手寺と改められたという。一説に衛門三郎の生まれ変わりは一遍ともされているが、伝説の小石に関しては宝物館に所蔵されている。

松山市が誇る道後温泉の近くにあるため、著名人も多く訪れている。松山市出身の俳人正岡子規は「南無大師石手の寺よ稲の花」「見上ぐれば塔の高さよ秋の 空」と石手寺に関する句を詠んでいる。

境内[編集]

アクセス[編集]

  • 伊予鉄松山市駅から奥道後温泉方面行きバスに乗り25分。石手寺前で下車してすぐ。
  • 道後温泉から徒歩で10分。
    • 石手寺には宿坊があり、素泊まりも可能である(電話番号は089 - 977 - 0870)。

外部リンク[編集]