石和県(いさわけん)とは、慶応4年9月4日(1868年10月19日)に成立した日本の県である。甲斐国は江戸時代中期の享保9年(1724年)に柳沢吉里が大和郡山藩に移封されて甲府藩が廃藩となった後、江戸幕府の天領となり、御三卿の領地となっていた。つまり甲斐には藩が幕末まで存在していなかった。このため、明治維新後に甲府県・市川県、そして石和県が成立した。この3県が明治元年11月5日(1868年12月18日)に甲斐府が置かれたことにより、石和県は廃止された[1][2]。