真壁城
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真壁城(まかべじょう)とは、現在の茨城県桜川市真壁町古城に存在した日本の城である。
概要[編集]
真壁城は中世において真壁氏が居城とした。平安時代末期の承安2年(1172年)に大掾直幹の4男・真壁長幹が築城したといわれており、長幹は真壁氏の祖となる。
この城はその立地の場所のために、常陸北部の佐竹氏と同南部の大掾氏による激戦の攻防が繰り返されている。第12代当主・真壁慶幹の時代には関東管領・上杉憲実の攻撃を受けて落城している。その後、城は真壁氏の下に戻り、真壁氏が19代にわたって支配下に置いているが、慶長7年(1602年)に真壁氏の主君だった佐竹義宣が関ヶ原の戦いの対応を誤ったため、出羽国秋田藩に減移封されると、真壁氏も義宣に従って秋田に移ったので真壁城は放棄されている。
その後、真壁城主となったのは豊臣政権で五奉行を務めた浅野長政である。浅野長政の死後は3男の長重が跡を継ぎ、元和8年(1622年)に3000石加増の5万3000石で笠間藩に加増移封となったことから、真壁城は廃城となった。
現在では城跡に堀、土塁の一部が遺存しており、本丸跡も小丘として残っている。平成6年(1994年)10月には国の史跡に指定された。
アクセス[編集]
- 桜川筑西ICから車で20分。