サワガニ
サワガニ | |
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分類 | |
目 | 十脚類 |
下目 | カニ下目 |
上科 | サワガニ上科 |
科 | サワガニ科 |
属 | サワガニ属 |
種 | サワガニ |
名称 | |
学名 | Geothelphusa dehaani White, 1847 |
和名 | サワガニ (沢蟹) |
英名 | Japanese Freshwater Crab |
保全状況 | |
IUCNレッドリスト | 低危険種 (IUCN 3.0) |
サワガニは、淡水産のカニの事で、赤いものと青いものがいる。唐揚げにすると美味いらしいが、子供がいる家庭ではペット用に購入されることが多い。卵が大きく観察しやすいが、高温に弱いため都会では夏越しが難しいのが欠点といえば欠点である。
そのため、「サワガニのいる自然環境を保全する」ということになってくれることを願う。
形状[編集]
甲は楕円形。背面は縦に出ていて、横に平滑である。
G1がほぼ直線的で、横方向に強く湾曲している。
生態[編集]
本州・四国・九州の沿岸域の清流から高山の渓流まで生息している。
卵はメガロパにならず、孵化して稚ガニになる。
分類[編集]
本種は、ホワイトが1847年に新種として学名が命名された。
模式標本[編集]
現在、模式標本の所在は不明になっている。
Yamaguchi & Baba (1993)によりパラレクトタイプ標本が指定された。
然し、保管してあった施設に2匹の標本が存在し、どちらが実際のレコタイプなのか不明である。
このため、Yamaguchi & Baba (1993)の型式指定は無効であるとされる。
模式産地は、日本とされ、詳しい場所はわかっていない。然し1823年8月から1829年12月に採集された事は確実である。
Naruse & Ng (2024)は、長崎県本河内産のものとレクトタイプ、パラレクトタイプを比較した結果より長崎県本河内が模式産地の可能性である可能性が高いとした[1]。
隠蔽種[編集]
Tanaka et al. (2023)は、mtDNA分析によってサワガニが居付くかのグレードに分かれ、隠蔽種も含まれると報告した。
Naruse & Ng (2024)は、青森県のサワガニを“Geothelphusa mutsu“と、天草諸島のサワガニを“Geothelphusa amakusa“として新種記載した[1]。
注釈[編集]
- ↑ a b Tohru, Naruse; Peter K. L., Ng (2024). “The identity of the Japanese freshwater crab, Geothelphusa dehaani (White, 1847) (Decapoda: Brachyura: Potamidae), with descriptions of two new species from Japan”. Crustacean Research 53: 53-71. .