模式標本

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模式標本(もしきひょうもん)とは、タクソンの基準となる標本の事である。「タイプ標本」や「担式標本」もしくは「基準標本」とも。

概要[編集]

学名は、1種に1つのみ与えられる識別子である。

もし、学名が重複しており、そのタクソンが同じと確認するのに模式標本の確認が行われる。

種類[編集]

ホロタイプ
種の基準になる標本。「正基準標本」や「正模式標本」とも。
レクトタイプ
後にタイプ指定された標本。
パラタイプ
ホロタイプ以外で原記載に記載された標本。
シンタイプ
まとまってひとつの模式タイプになる標本の各々のこと。
クラストタイプ
タイプの一部が分離された標本。
ハパントタイプ
顕微鏡標本、培養株標本の事。原生生物の記載時に使われる。
ネオタイプ
ホロタイプが消滅し、模式標本の再指定された標本。パラタイプから選定されることも多い
トポタイプ
模式産地から得られた標本。