模擬原爆
ナビゲーションに移動
検索に移動
模擬原爆(もぎげんばく)とは、太平洋戦争末期にアメリカ軍が原子爆弾の投下を目的として編成した特殊部隊に、1945年7月20日から8月14日にかけて、北海道と九州を除く18の都府県に投下した合計49発の爆弾のことをいう。これら投下された爆弾は8月9日に投下されたプルトニウム型原爆・ファットマンとほぼ同じ形状と重さで、爆弾の形などから日本ではパンプキン爆弾と呼ばれた。この爆弾の中には通常の爆薬が詰められており、この模擬爆弾で日本ではおよそ400名以上が死亡したと見られている。ちなみに、長崎市に原子爆弾が投下される前日の8月8日には福井県敦賀市、愛媛県宇和島市、三重県四日市市、徳島県内などに落とされている。
外部リンク[編集]
- パンプキン!模擬原爆の夏 パンプキン爆弾投下の過去を題材に描かれた児童書
- 訓練用原子爆弾(大型通常爆弾)の爆心地パンプキン爆弾の爆心地を半世紀経って撮影したもの。
- 第509混成群団による模擬原爆・パンプキン被弾地一覧表 1999年5月21日現在の調査状況 「米軍資料・原爆投下報告書-パンプキンと広島・長崎」(1993年,東方出版)のために編集されたもの