東京外環自動車道

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

東京外環自動車道(とうきょうがいかんじどうしゃどう)とは、東京都世田谷区に計画中の東名ジャンクションから千葉県市川市高谷にある高谷ジャンクションまでを結ぶ高速道路(自動車専用道路)である。

高速道路ナンバリングに用いられる番号はC3[注 1]

概要[編集]

東京外かく環状道路の専用部分を指し、現状では大泉ジャンクションから高谷ジャンクションまでの49kmが開通している。

大泉ジャンクションから東名ジャンクションまでの約16kmの区間は絶賛工事中で、なんの進捗もなく見えるのは公開されていない開通時期と地下トンネルという特性があるからだと思われる。

正式には[編集]

正式には接続する放射状道路の集合体という事になっていて、高速自動車国道の路線を指定する政令では以下のように定義されている。

東名JCT 中央JCT 大泉JCT 美女木JCT 川口JCT 三郷JCT 京葉JCT 高谷JCT
中央自動車道富士吉田線 関越自動車道新潟線 東関東自動車道水戸線
中央自動車道西宮線 関越自動車道上越線 常磐自動車道
東北縦貫自動車道

構造[編集]

大部分が一体的に整備された国道298号の真上・真下になっていて、接続先道路もほとんど国道298号である。

半地下部分が多い事や、ダイヤモンド型による単純分岐でのハーフICが多いのも特徴である。

車線数と制限速度
区間 長さ(km) 車線数 制限速度
内回り 外回り 合計
東名JCT - 大泉JCT(事業中) 約16 3 3 6 80km/h
大泉JCT/IC - 和光北IC 5.3
和光北IC - 川口中央IC 11.3 2 2 4
川口中央IC - 川口JCT 0.9 3 3 6
川口JCT - 高谷JCT 31.5 2 2 2

片側3車線区間は局地的で、ICからJCTのごく短い区間となっている。特に、川口中央インターチェンジから川口ジャンクションにかけての区間はたったの0.9kmしかない。

また、事業中の東名ジャンクションから大泉ジャンクションまでの区間は片側3車線とされており、開通すれば既存区間と合わせて約21kmの3車線区間となるため和光北ICまでの区間はこれを見越したのかもしれない。

制限速度は全線で一律して80km/hと低め。

インターチェンジ番号について[編集]

首都圏中央連絡自動車道と同じく、1ジャンクションごとに10繰り上がる形式。但し、京葉ジャンクションでは繰り上がらない他、現在計画中の外環八潮ジャンクションや北千葉ジャンクションは既にそれぞれ73、84と番号が与えられているのでここで繰り上げる予定は無いようだ。

大泉JCTが50となっている点については、計画中の中央JCT40、東名JCT30と延伸後でも合わないが、更に南で湾岸線まで接続すれば昭和島JCTor大師JCT・第三京浜道路接続点・東海JCTor川崎浮島JCTとジャンクションが3つできるので20・10・1と完全開通で合うようになっている。計算が合うようになるのは果たして何年後だろうか。

インターチェンジなど[編集]

ここでは事業中の東名ジャンクションから大泉ジャンクションまでの区間もまとめて記述する。

利用可能方向の読み方
  • 左側の列は内回り、右側の列は外回りの本線を表しています。
  • 外側への矢印が出口、内側への矢印は入口を指します。
  • 背景色が通常で矢印が書いてあれば、その方向のランプウェイが供用済みであることを示します。
  • 背景色がピンク色で、矢印が書いてあればそのランプはETC専用です。
  • 背景色がグレーで、かつ✕が書いてある場合、そのランプウェイは供用されていません
    • 背景色がグレーでも矢印が書いてあれば未開通なだけです。
  • ジャンクションの場合、全てのセルが結合されて、説明が書いてあります。
  • SA・PAで○が表示されていれば、その方向では施設が使用できることを表します。
IC

番号

施設名 接続路線名 起点

から (km)

利用可能方向 備考 所在地
東名JCT E1東名高速道路 不明 事業中(開通時期未定) 東京都 世田谷区
中央JCT E20中央自動車道 フル 三鷹市
東八道路IC 都道14号新宿国立線(東八道路
青梅街道IC 都道4号東京所沢線(青梅街道 練馬区
目白通りIC 都道24号練馬所沢線(目白通り
50 大泉JCT E17 関越自動車道 大泉JCTから

0.0

練馬IC⇔外環道往来不可 関越道のIC番号およびJCT番号は「2
大泉IC 都道24号練馬所沢線
[注 2]
51 和光IC 県道88号和光インター線
国道254号川越街道
3.2 埼玉県 和光市
- 新倉PA - 5.1 PA内でUターンが可能
「和光SA化」構想あり
52 和光北IC 国道254号(和光富士見バイパス
県道88号和光インター線
国道298号
5.3
53 戸田西IC 国道298号 7.4 戸田市
60 美女木JCT 首都高速池袋線
首都高速埼玉大宮線
8.3 フル[注 3] ランプ内に信号機あり
61 戸田東IC 国道298号 9.7
62 外環浦和IC 12.1 川口市
63 川口西IC 13.8
64 川口中央IC 16.6
70 川口JCT 首都高速川口線
E4 東北自動車道
17.5 フル 東北道のJCT番号は「1
71 川口東IC 国道298号 18.8
72 草加IC 国道298号
国道4号草加バイパス
22.2 草加市
(73) 外環八潮PA/SIC/草加八潮JCT 東埼玉道路(事業中) 25.8 フル PA:2026年度供用開始予定[1]
SIC:事業中[2]
JCT:設置時期未定
八潮市
74 外環三郷西IC 国道298号
県道67号葛飾吉川松伏線
28.2 三郷市
80 三郷JCT 首都高速三郷線
E6 常磐自動車道
29.4 フル 常磐道のJCT番号は「1
81 三郷中央IC 国道298号 30.8
82 三郷南IC 国道298号
県道295号松戸三郷線
33.5
83 松戸IC 国道298号
県道1号市川松戸線
38.9 千葉県 松戸市
(84) 北千葉JCT 北千葉道路(事業中[3] 39.8 不明 設置時期は未定 市川市
85 市川北IC 国道298号
県道264号高塚新田市川線
41.0 IC傍に道の駅いちかわ設置
86 市川中央IC 国道298号 44.4
90 京葉JCT E14 京葉道路 45.6 高谷JCT方面⇔宮野木JCT往来不可 京葉道路のJCT番号は「1-1
91 市川南IC 国道298号
国道357号
47.4
92 高谷JCT 首都高速湾岸線
E51 東関東自動車道
49.0 フル 東関東道のJCT番号は「1

料金体系[編集]

大都市近郊区間と同等の距離制料金だが、上限料金と下限料金が設定されている。現金者は利用距離に関わらず上限料金を支払わなければならない。

また、他のNEXCO路線とも料金は寸断される。

普二輪大二輪 普通車 中型車 大型車 特大車
上限料金 250円 270円 290円 340円 450円
下限料金 850円 1020円 1190円 1570円 2510円

また、1JCT間のみの利用では後述する以前の一律料金時代での料金で通行できる他、末端区間のみならちょっとだけ現金でも安い。

外環道は新倉パーキングエリアでUターンできる構造となっているが、そこでUターンできるターンしたらUターン分も含めた料金になるが、この際上限料金はUターン前と後で途切れない。

参考:過去の料金[編集]

2018年6月2日まで16時まで
普二輪大二輪 普通車 中型車 大型車 特大車
上限料金 250円 270円 290円 340円 450円
下限料金 630円 750円 860円 1120円 1770円

高谷ジャンクション開通前まで。現金者は現在と同じくETCの上限料金による定額制。

2017年2月25日まで

一律料金。現在も先述の通り1JCT間のみならこの料金で利用可能。

普二輪大二輪 普通車 中型車 大型車 特大車
料金 410円 510円 620円 870円 1290円

整備計画[編集]

…といった具合で、開通どころかルート選定すら終わりそうにない。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. 東海環状自動車道と被っているが、遠いので問題ないとされた。
  2. 関越自動車道の北陸方面への流入も可能
  3. ジャンクションと一体化している首都高速道路の戸田出入口も使用可能

出典[編集]

関連項目[編集]