首都高速都心環状線
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首都高速都心環状線(しゅとこうそくとしんかんじょうせん)は、東京の都心部を環状に通過する、首都高速の環状道路で最も内側にある路線。路線記号のC1(Circle 1、シーワン)でも知られる。通称は都環(とかん)。
皇居周辺や官公庁の並ぶ霞が関、銀座や東京駅といった地点を通過するうえ、各JCTには首都高速1号上野線・1号羽田線・2号目黒線・3号渋谷線・4号新宿線・5号池袋線・6号向島線・11号台場線・八重洲線の起点があり、首都高速ネットワークでも非常に重要な路線。
各放射状の道路をつなぐハブ的な役割を持っていたため、交通量が多く慢性的な渋滞路線だったが、C1の外側を走るC2(中央環状線)、さらに外側のC3・C4(3環状9放射計画による)の建設で、だんだん解消されつつある。
カーブがきつく、全線にわたって50km/h制限となっているものの、80km/h以上で走行する車も多く、また左右からの合流と分岐が連続する初見殺しな路線。そんな線形がウケたのか、1周タイムを競い何回も高速で周回走行するルーレット族と呼ばれる集団が今でも存在するらしい。
宝町 - 汐留JCT付近は埋め立てられた旧築地川を利用している半地下構造だが、今後トンネル化し上部の活用を行う構想や、日本橋上空の景観確保のため日本橋付近を高架で通る都心環状線を地下化する構想がある(日本橋地下化計画)。